私は高校まで地元の学校に通い、大学は福島に住み、社会人になってから職場が東京の企業だったので、東京に住んでいました。
社会人になった当時は、東京にあまり遊びに行ったことがなかったので、「東京に住むってすごいことなんだよな」と感じていました。
まさに、田舎者の考えですよね。
きっと学生の中には、東京に住むことに憧れている方がたくさんいらっしゃるかと思います。
ですが、そんなに東京に住んで良いことがあるかというとそうでもないのが実感したことですね。
私はそういった考えから、フリーになってからは、埼玉で東京へのアクセスが良いところに住むようにしました。
実際、毎日東京に仕事に行くことがあったとしても、「わざわざ東京に住むことはないな」というのが実感したことですね。
こういった経験から、東京で働く、東京に住むのメリットとデメリットについて私なりの考えをまとめたいと思います。
東京に住むメリット
東京に住むメリットはたくさん考えられます。
そして、そのメリットを重視しているから東京に住むことを検討されているか、住んでいる方だと思います。
私が東京に住んで感じたメリットをご紹介します。
流行りに乗れる
「今東京では~が流行っています!」とメディアやSNSで知ることができるかと思います。
ですが、そういった情報が届いたときには、もはやその流行りの終盤だったりします。
そうなれば、流行りに乗りたい方々はその情報を鵜吞みにして、真似をしたとしても、その時には時代遅れなんてことにもなりかねません。
そういった面で、東京に住めば、日本の首都なわけですから、そういった情報を敏感に感じ、取り入れることができるかと思います。
こういった流行りに乗りたい方にとっては、東京に住むことはとても魅力的なことだと思います。
地元が田舎であれば、自慢だってできますしね。
交通の便が良い
東京県内であれば、電車を使えば、ある程度の用は済ませられます。
それだけに東京に住めば、「車は必要ない」と考える方がほとんどです。
東京に住めば、田舎とは違い、電車の本数も多いので、数分待てばすぐに電車に乗ることができます。
それに加えて、電車は遅い時間まで走っているので、電車に乗り遅れて家に帰れないということはほとんどありません。
こういった、車を使わずに自分のペースで目的地に行けるというのはとてもメリットに感じますよね。
楽しめることがたくさんある
日本の首都であり、都会であることから、たくさんの事業が展開されています。
そのおかげで、東京にはたくさんの楽しめるものがあります。
自分の「趣味」、楽しめる「体験」、経験したことがない「空間」さまざまです。
「食事」なんて日本食以外の多くの種類の国のモノが楽しめます。
こういった、楽しめる場所が身近にあると思うと毎日が楽しく過ごせるかもしれませんね。
働き方が選べる
社会人の方は後々、東京に住んでいたことを感謝するかもしれませんね。
というのも、会社を退職したとしても、仕事が探しやすいということです。
様々な企業があるので、自分にあった職種が見つかるかもしれませんね。
それこそ、東京に企業が集まっているので、東京に住んでいれば就職活動もしやすいかもしれません。
勤めている会社で半休を使って、企業に面接に行くことだってできます。
これに関しては、東京で働いていることに関してのメリットかもしれませんが。
こういった働き方を変えたいときに、近く変えられる可能性があるというのは、心強いかもしれませんね。
東京に住むデメリット
もしかしたら、東京に住むメリットよりも、デメリットの数のほうが少ないと感じるかもしれません。
ですが、そのデメリットの大きさを感じたことから、地元に戻ったり、東京から離れる方がいらっしゃるのかもしれません。
私はメリットの数の多さを理解したうえで、デメリットに嫌になって、東京に住むのをやめて側の人間です。
では、東京に住むデメリットをご紹介します。
家賃が高い
東京が地元でなければ、東京で部屋を借りなければいけません。
ですが、東京県内で賃貸マンションなどの家賃は、県外と比べてとても高い金額になっています。
県外で部屋を借りときと、部屋の大きさは変わらないのに東京県内だと、倍近く高くするのは当然のことだったりします。
それこそ、交通の便を優先させようとすると駅の近くに住まなければなりません。
駅に近ければ近いほど家賃は高くなります。
そう考えると、駅の近くに住みたいところですが、家賃が高くて生活が苦しくなります。
ですので、「駅から徒歩5分」ではなく、「駅から徒歩30分」のところに住むこと選択するかもしれません。
そうなれば、何が東京に住むメリットを失うかもしれませんよね。
こういったことを考えると、社会人になって東京に住み始めたばかりの人は会社から支給される給料では、家賃が高いがために生活が苦しくなったりします。
私も一般の中小企業に勤めていましたが、初めの頃は、大学時代に貯めた貯金を切り崩しながら生活をしていました。
そして、ボーナスが入ってきて初めて、ボーナスを切り崩して生活ができたので、何とかなりました。
また、そういった固定支出の金額が大きいと貯金だって貯めることが難しくなります。
大手であれば、ボーナスの金額が良かったりするので余裕かもしれませんが、下請けのような企業に就職されるのであれば、当分の生活はカツカツになることも想定しておいたほうが良いかと思いますよ。
ですので、学生の方で東京で一人暮らしをしたいと考えている方は、家賃やそれ以外の料金は地方より高めに設定されているので、お金を貯めておいたほうが賢明かもしれませんね。
ヒトゴミが嫌になる
もしかしたら、人がたくさんいる状況が苦手な方もいらっしゃいますよね。
そんな方は、東京はオススメできません。
なぜなら、住む場所によっては、外にでれば人がたくさんいる状況になりかねないからです。
昼間なんて、道を歩けば、「人、人、人!」なわけですよ。
道を歩くだけなら問題なくても、どこかに出かけようと電車を使えば、満員電車なわけです。
私の場合、今は満員電車を避ける生活を送っているので問題ありませんが、それまでは会社の行き帰りの電車の中で過ごす時間は、最悪でしたよ。
夏場なんか地獄でしたね。
もう、電車の途轍もなく熱い環境の中、モミクチャにされるわけです。
熱すぎて、貧血で倒れる人がいて電車が一時運休になるレベルなわけですからね。
それを毎日すると考えると、ヒトゴミが嫌なのであれば、少しでもヒトゴミに関わらないように、高い家賃を払って会社から本当に近い場所に住むか、東京県外で職場を探したほうが良いかもしれませんよね。
結局どっちがいいの?
東京に住むことでメリットはたくさんあります。
ですが、それだけにお金がかかったり、自分の嫌なものだってたくさんあります。
そのため、私は東京の良いどこ取りをすべきだと考えています。
東京を楽しみたいのであれば、住むのではなく、東京までのアクセスをスムーズにします。
本記事の初めにも書きましたが、私は東京にアクセスしやすいところに住んでいます。
こういったアクセス面を考えて住むところを選び、楽しみたいときにだけ、東京に行くようにしているのです。
もしかしたら、東京までの交通費が気になる方も多いかもしれません。
ですが、それだって、毎日東京で遊びたいという人は別として、私のように東京に週に1,2回の頻度で行くだけであれば、東京に住むよりもよっぽど安い金額で楽しむことができます。
今どき、都会に住むことがブランドだと考えている方のほうが少ないと思うので、問題はないかと思います。
結局、東京に住むために、金銭的に問題で自分の生活を制限するのは、良い選択だとは思っていません。
東京に住んでいて思いましたが、普段は会社で過ごして、少しの時間を東京で楽しむためだけに、お金を払うのはアホらしいです。
それならば、その余計に払っているお金を使って、時間が取れた時に東京で思いっ切り遊んだほうが、過ごす時間の質だって変わってくると考えています。
これに関しては、私の考えなので、考えを押し付けるつもりはありません。
ですが、東京というブランドに憧れて、住み始めたいと考えていると後悔すると思いますよ。
昔の私のように。
なので、東京で働くにしても、東京県外から通いやすいところを見つけて、お金に余裕ができるまでは我慢したほうが生活はよっぽど楽かもしれませんよ。
奨学金を返さなければいけないのであれば、なおさらです。
という、元都会人から田舎者?になった東京にすることに対してのかんがえでした。
これから社会人になる方の参考になればと思います。
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