投資信託とは ~初心者でも基礎から理解できるわかりやすい解説

お金

 

最近CMでもよく見かける「投資信託」。

 

サラリーマンが自分の将来に向けて資産を大きくする目的で、毎月のお給料から少しずつ積み立てていたりしますよね。

 

また、会社員だった方が退職金を使って投資信託を購入するなんていうケースも最近では増えてきています。

 

そんな投資の初心者の方が注目している「投資信託」はいったいどのようなものなのでしょうか?

 

本記事では、投資信託について知らない投資初心者の方でも理解することができる分かりやすい解説をしてみようと思います。

 

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投資信託とは

 

投資信託とは多くの投資家から集めた資金をもとに、専門家が運用して得た利益を還元することで投資者が収益を得る金融商品です。

 

つまり、個人単体で考えてみると「自分のお金を集めて専門家に渡して、運用してもらう」ということですね。

 

集団的に考えてみると購入した投資家の資金をまとめて、プロの投資家が運用するという商品というわけです。

 

その運用の専門家は債券や株式といった金融商品を売買して、資金を大きくしていきます。

 

そして、利用者である投資家の運用成果の還元率は、投資額に応じて分配金額が決まる仕組みとなっています。

 

 

投資信託に組み込まれている株式の市場は常に変動しています。

 

運用の専門家といえども、そういった市場の動向を的確に予測することはできません。

 

そのため、運用成績がプラスになることもあれば、マイナスになるということです。

 

このことから、当然のことですが投資信託は”元本を保証してくれる金融商品ではない”ということがいえます。

 

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投資信託の特徴

 

投資信託の最も大きな特徴は”手間なく資産運用ができ、リスクが小さい”ということが挙げられます。

 

そのほかにも、多くのメリット的な特徴があります。

 

ここでは投資信託の特徴について解説していきます。

 

 

投資信託はなぜリスクが小さい

 

投資関連のことわざに、「卵は1つのカゴに盛るな」といったものがあります。

 

10個の卵があったとして、1つのカゴに10個全てまとめて運ぶと、誤って落とした時にすべての卵が割れてしまいます。

 

ですが、卵を2つや5つ、10つといった複数のカゴに分けて運べば、1つのカゴを落としても、残りのカゴに入った卵は割れることはありません。

 

これを株式投資に例えると、1つの銘柄に全財産を投資した場合、その銘柄の株価が大きく下落したら、大きな損失になってしまいますが、複数の銘柄に分けて投資をしておけば、1つ2つの銘柄が下落しても大した損失にはならないということです。

 

つまり、投資も”分散投資”と呼ばれる複数のモノに分散して投資をすることでリスクが減らせるということです。

 

 

投資信託は手間がかからない

 

「投資に興味はあるけど、上手く運用できないかも…」と投資未経験者は考えている方が多いかと思います。

 

確かに、株式投資にしろ、FXにしろ専門知識は欠かせないものです。

 

そして、投資に対して無知であれば、損失を出してしまうことは目に見えています。

 

ですが、投資の中でも「投資信託」は”プロが運用してくれる”ので一般の投資よりも始めやすく、投資初心者でも比較的安心できるかと思います。

 

 

それに加えて、投資を運用するための”手間がかからない”というのも大きなメリットだったりします。

 

自分で株式投資で運用しようとしても、市場が開く平日の9時から15時の間に取引を行わなければなりません。

 

そうなれば、日中働かれいる方は会社帰宅後に売買注文を予約する取引方法になりますから、リアルタイムで売買ができない分、相場の変動に柔軟な対応ができなくなってしまいます。

 

また、市場相場の分析や銘柄の勉強といった株式投資に必要な知識をインプットするのに時間を費やすことになります。

 

そのための時間を確保することができない方は投資を積極的に始めるのが難しかったりします。

 

 

さらに上記で説明した”分散投資”を実現させるための管理は割と大変だったりします。

 

銘柄の株価チェックから、決算後に次の投資銘柄を探す手間もありますから。

 

そういったことをひっくるめて投資信託はプロが専門家の目でチェックしてくれるので、そういう点でも投資者は時間を費やす必要がないといえるのです。

 

 

このことから昼間働かれているといった時間の制約のある方に投資信託はおすすめだといえるかとおもいます。

 

 

少額から始められる

 

投資信託は小額から投資を始めることができます。

 

株式投資などは最近では1株から購入することもできますが、それでも株価は高いことから一般の方には閾が高かったりします。

 

ですが、投資信託では複数の投資家から資金を集めまとめることで、少額でも始めることができるようになっています。

 

商品にもよりますが、大体1万円程度の資金を用意すれば、始めることができると思います。

 

そして、投資信託には、毎月一定金額を積み立てていく「投信積立」があり、その場合はさらに小額で始めることができます。

 

株式投資を始めるには、それなりの金額が必要なので、少額で投資を始めたい方には投資信託はとてもオススメな金融商品になっています。

 

 

NISAなら税金がかからない

 

知らない方も多いかもしれませんが、投資で利益が挙がれば、その分の約20%を税金として納めなければなりません。

 

一般のサラリーマンが副業を行った場合は、副業収入が20万円以下で給与収入金が2000万円以下、かつ1か所からの給与支給であれば、確定申告は不要です。

 

ですが、副業で20万円以上になれば、確定申告が必要になります。

 

そうすると、会社での給与から算出される税額に差が生じ、会社から副業をやっていることがバレてしまいます。

 

そうなれば、副業禁止の会社であれば、問題にされることだってあります。

 

 

「会社にバレたくない」、「税金がかかるのは嫌だ」という方はNISA口座(非課税口座)内で毎年一定金額の範囲内(120万円)で取引を行えば、税金がかからないので安心だといえます。

 

そのNISAの仕組みですが、NISA口座を開設すると120万円分の非課税枠が1つもらえます。

 

それ以降、1年ごとに120万円分の非課税枠が増えていきます。

 

そして、その1つの非課税枠の有効期限は5年間となります。

 

つまり、5年間で最大600万円分の非課税枠が利用できるということになります。

 

そのほかにもNISAにはルールがありますので、確認しておいてください。

 

https://ten-choose.com/お金/nisa/

 

投資資金が守られる

 

少し前に騒がれていた投資のニュースでは、「仮想通貨」が流出するという取引所の不祥事が目立っていましたね。

 

それにより、現状では流出した分の仮想通貨は返金されているということですが、投資した方々が資産を失うことなどで騒がれていますよね。

 

これは取引所のセキュリティーの脆弱性をついたハッカーの仕業とされています。

 

 

こういった取引所側で何か問題が起こったときに、自分の資産が守られるかどうかが気になっている方も多いかと思います。

 

その心配の中でも、最も重視されるのが「自分が利用している取引会社が破綻してしまう」ことだったりしませんか?

 

自分の資産の預け先が破綻してしまえば、当然自分の資産もないわけですから、帰ってくることはないと考えてしまうかもしれません。

 

ですが、そんなことはなく、投資信託の場合は投資家と取引している証券会社とは別に「信託会社」と呼ばれる機関が資産を分け管理することが義務付けられているので、ほとんどの場合が返ってきます。

 

このように利用者の資金を守るための仕組みが構築されていることから安心して資金を預けることができるのも投資信託の魅力です。

 

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投資信託の仕組み

 

投資信託で説明する前に簡単に登場人物?をご紹介します。

 

投資家

 

投資信託に投資する方々のことです。

 

分配金や償還金を受け取る側ということです。

 

 

分配金」とは投資信託の運用で得られた利益の一部を投資家に還元されるお金のことです。

 

「償還金」とは投資信託のあらかじめ申し込んだ運用期間を終了し、清算され、投資家に投資金額に応じた支払われるお金のことです。

 

 

販売会社

 

投資家が投資信託と接点を持つための「窓口」といえます。

 

投資信託の「販売」を始めとした、「換金」「分配金」「償還金」といった支払いの役割を担っています。

 

また、投資家からの資産運用の質問に答えたりといった相談にのってくれます。

 

主に証券会社、銀行や郵便局が販売会社にあたります。

 

現在では、販売会社に直接行かなくても、ネットで申し込みが可能になっています。

 

 

投資信託運用会社

 

投資家たちが資金を委ねる会社でもあります。

 

運用会社の役割は主に下記の3つです。

 

〇市場調査

国内外の銘柄を調査、分析します。

そして、新しい投資信託に組み込む銘柄を決定します。

 

〇運用指示

投資信託を企画し、販売会社に資金を集めさせます。

また、管理会社に運用指示を出します。

 

〇運用結果の報告

運用報告書を作成します。

そして、投資家たちに運用結果から今後の運用方針を報告します。

 

 

信託銀行

 

投資家から集めたお金を管理、保管します。

 

そして、投資信託運用会社の運用指図を受け、株式や債券などの売買を実行し、管理します。

 

もちろん、投資家から集めた資金を自社の財産としてではなく、区別し管理、保管をする「分別管理」をしています。

 

そして、運用会社からの指示に従って、実際に取引を行う機関でもあります。

 

 

ここから、投資信託の仕組みを流れて説明していきます。

 

投資家は販売会社で投資する投資信託の申し込みを行います。

 

その投資家の投資金が信託銀行に保管されます。

 

信託会社は投資信託運用会社の運用指図に従い、その集められた投資金の運用を行います。

 

その後、信託銀行から、販売会社を介して投資家に分配金や償還金を受け取ることができるという流れになっています。

 

このように、投資信託を「販売」「運用」「資金の保管管理」といった業務を、それぞれの専門の機関が役割を果たし成立させるということです。

 

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投資信託でかかる費用は?

 

投資信託をするにあたってかかる費用は「購入手数料」「運用管理費用」「信託財産留保額」があります。

 

購入手数料

 

投資信託を購入する際に投資家が販売会社に支払う費用のことです。

 

手数料は証券会社によって変わります。

 

比較的、証券会社で直接申し込むより、ネット証券で購入したほうが金額は小さくなります。

 

 

運用管理費用

 

投資信託は「販売会社」「投資信託運用会社」「信託銀行」の3つがそれぞれ役割を担っていると説明しました。

 

その三者の役割に対して、投資家が支払う費用のことです。

 

投資信託を担う三者が受け取る手間賃といったところです。

 

 

信託財産留保額

 

これは投資信託を換金する際にかかる費用のことです。

 

投資信託に組み込まれている「株式」や「債券」を現金に換金する際には費用が掛かります。

 

その費用を信託会社が一時的に支払い、投資信託が解約、償還されるときに投資家に支払ってもらうといった費用です。

 

費用は投資信託を申し込まれる際に、まず初めに考えるべきポイントだといえます。

 

 

投資信託はどうやって始めるの?

 

投資信託を始めるのにオススメな方法は”ネットの証券会社で申し込む”という方法です。

 

ネットで証券会社の口座開設を行えば、あとは申し込むだけです。

 

たまに窓口にわざわざ出向いて、銀行員に従って投資信託を購入される方がいらっしゃいます。

 

ですが、このやり方はあまりおすすめしません。

 

なぜなら、面倒であることは間違いないのですが、それ以外に顔を向き合わせて申し込むと手数料がかかってしまうからです。

 

また、証券会社もビジネスでやっていますから、自分に合った投資信託ではなく、証券会社側の都合に合わせた投資信託を勧められることもありかもしれません。

 

それならば、ご自身でネットで評価の高い投資信託をみつけ、申し込んだほうがよっぽど費用的にも後悔しない選択もできるかと思います。

 

 

投資信託を購入する証券会社でお勧めなのが楽天証券もしくは『SBI証券』です。

 

どちらとも手数料が安いですし、商品のボキャブラリーも多いですから、まず間違いないかと思います。

 

私的には楽天証券が初心者の方に向いていると考えています。

※楽天証券の口座を開設する際には「総合取引口座」の申し込みをしてください。

 

なぜなら、”楽天スーパーポイントで投資信託を購入することができる”からです。

 

ポイントで投資信託が購入できれば、改めて現金で支払わなくてもよいことになります。

 

だから、おすすめなんですよね。

 

そのほかにもたくさんの良いことがありますから、「楽天証券の詳細ページで確認してみてください!

 

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