物事の価値を知らなければならない
本記事でご紹介する武井壮さんの名言は武井壮さん自身が十種競技で日本一になったにも拘わらず、周りの人が自分のことを知らない、自分の好きなスポーツでお金が稼げないと気づいた時にだした結論です。
現在では武井壮さんはタレントとして毎日テレビに出演されるようなキャラクター、話し、知識が抜群に抜きに出ている素晴らしい方です。
そんな武井壮さんが考えた物の価値とはどういったものなのかをご紹介していきます。
自分と世の中とでは物の価値が違う
2年半ぐらいで陸上の十種競技っていう競技で日本チャンピオンになれたんですけど
日本チャンピオンになってみたら
陸上の十種競技なんてほとんどの人知らないでしょ?
でも自分はすごく価値のあるものだと思っていたんですね
日本選手権っていう格式があって、80何回行われてて
そして勝つと日本の王者になれると、その業界で
ただ、一歩外に出てみたら誰もお前らがやってたことなんては知らねぇーよっていうのが現状だったんです。
それでお金を稼ぐとか経済価値を生むってことが全く出来なかったんだよね
おいちょっと待ってくれと、やってもうたと…
それからちょっとずつ勉強するんですね
世の中で何か価値があるものってどうゆうものなんだろうと
自分と世の中の価値は違うことに気付いたということです。
どんな分野でも日本で一番になるのは、とてもなく困難で並大抵な努力では実現できませんよね。
武井壮さんは今自分がやっていることは自分自身に価値があり、世界中の人も価値があるものだと考え、日々練習をしていました。
ですが、結果日本一になっても、世の中の人たちは十種競技という競技自体に関心がなく、それがあったことすら認識されていない状況でした。
上記の話は、自身がやっていたことは意味のないことだったのかもしれないと落ち込んだというものでした。
ですが、「では世の中が価値があるものとは何か」を考え始めるきっかけとなった人生のターニングポイントになったというお話でした。
スポンサーリンク
世の中に価値があるものに気付き始める
僕がそんな、もがいていた時期にある芸人さんと出会って
一緒にご飯食べさせてもらったり、野球を一緒にやったりするようになり始めたんですよ。
そこからいろんな芸能界の方、人脈が広がっていきましてですね
だんだんと色んな事が見えてきて
その人たちとくっついていくと「あ、何とかさんだ!」ってちょっと笑顔になるんですね
その人たちがテーブルについて話し出すとみんなウァーッて笑いだしたりとか、笑顔になったりするわけですよ。
もうこれが衝撃的でですね
この人たちは俺の欲しいものを持っていると
魔法使いじゃないですかと
そのころ、歌手の森山直太朗君とかピエール瀧さんとかいろんな人と出会っているんですけれども
その人たちもライブにいって歌うだけで5千人、1万人がブワァーッて泣いたり喜んだりし始めるわけですよ
あー、なるほどと
俺になくてこの人たちにあるものはこれなんだなっていうのにちょっとずつ気づき始めるんですよね
物事って何が価値を生むかっていったら、簡単なんですけど
人が求める数だけなんですよね
スポーツの僕のクオリティってある程度高いものだと思うんです
各分野でいったら、日本一になれる能力もありましたし
クオリティ自体はある程度高いものがあるんですけど価値がないと
なぜなら、それを求めている人の数がスゴイ少なかったからなんですよね
芸人さんである友人と行動することで、その人たちが持っている「人を喜ばせる力、感動させる力」に魅了されるという経験をされたそうです。
その経験から、「世の中の価値」とはたくさんの人たちに求められている数であると気付かれたそうです。
また、自身が打ち込んできたことは求める人が少なかったからなのだと気づくことができたのです。
自分がやっていたことの取り組み方を変えた
自分が成功したいと思ってただけでやっていたスポーツを変えてみたんです
世の中の人が僕を彼らみたいに楽しみに見てくれる人になれないかなって思いだしたんですよね
それから色んな事が変わりだして
僕は本当にチャンピオンになりたい、成功したい、お金持ちになりたい、強くなりたいという思いでトレーニングして試合に出てましたけど
それも自分のためだったんですね、自分が有名になるため
そうじゃないと
この人たちの価値は自分が芸能人でいることじゃなくて
いることで周りの人が笑顔になったり、元気になったりしていることがこの人たちの価値だと思ったわけですよ
その人たちのライブだったりとか観てくうちに
人の価値とか商品の価値っていうのはそのクオリティじゃないんですよね。
スポーツのクオリティでもなければ、商品のクオリティでもなければ、トークの面白さだけでもないんです。
それを見て喜んでくれる人の数だっていうことに、30歳位の時に気づいてその活動を始めたんですね
芸能人やスポーツ選手自体に価値があるのではなく、それで周りの人のためになる行動をすることが大切なのだと気づいたということでした。
このことから、その出来栄えを高めることではなく、喜んでもらえる力自体が重要なのだといっているのだと思います。
いままで自分のためにしていたことを、周りの人に喜んでもらうために行うといった考え方と取り組み方にしていかなければいけないと気づき、行動し始めたということでした。
周りの喜ばせる存在になるために努力した結果
僕には人を楽しませるトーク術も何もなかったんですよ。
だから、その日から家を借りるのをやめて、西麻布に行き、芸人さんたちの集まるバーに行って、
自分の洋服やカバンにICレコーダーをしこんで
みなさんがトークしてワーッて笑いが起きているところを全部編集して、繋いだCDを車の中で流して独りでずっと聞いてたんですよ
8年かかったんですよね
8年ずっとその人たちのおしゃべりの声の感じと間を全部真似して、車の中で一言違わずしゃべれるようになってたりしたんですね
そうしたら、今年、世界マスターズ陸上って言ってね、40歳以上のおじさんたちが一番足が速い人を決める闘いで今年金メダル取らせていただいて
大した記録でもないし、現役選手のほうが全然速いタイムで走るにも関わらず
僕の優勝決まったフランス時間のその一時間後には日本のYahooニュースのトップになってたんですよ
だから、今ぼくが持っている価値とか今いただいている収入とか
そんなものなんてのは、クオリティで手に入れたものではなくて
明らかに僕にみなさんがつけてくれているものだと思うんですよね
どんな仕事しても、どんな趣味持っても、どんな希望を持ってて、どんな夢があっても
それを誰かが必要としてなかったら、僕は価値がないと思っています
それは30歳ぐらいのときまでに、日本一のクオリティを保っているのにも関わらず一円も稼げなかった、ぼくが一番感じたことであり、真実じゃないのかなと思うんですね
人を喜ばせるお仕事ができるタレントを目指して、毎日並外れた努力をし始めました。
その結果、多くのテレビに出演し、観ている人を楽しませるような働きができていることから、多くのテレビ番組にでた活躍できるようになりました。
そんな、忙しい生活をしながらも、毎日トレーニングを欠かさなかったことで、陸上の大会に出場し見事優勝しました。
その時、今までは陸上という競技に関心がなかった世の中の人たちが、武井壮さんに関心があることから注目され、その優勝実績がニュースになったというお話でした。
これは私も含め世の中の人たちが、毎日テレビで楽しませてくれる「武井壮」という人に価値をつけ、その人がしていることにも価値を見出すといった結果になったのだと感じました。
最後に
本記事を読まれている方は、今取り組んでいることはありますか?
その取り組んでいることを自分のためにしているのであれば、もしかしたら満足のいく結果は得られないかもしれません。
そんなとき、自分のためだけではなく、それを周りの人のために活かせる方法を考えてみましょう。
「こうしたら楽しんでもらえるよな」「こうすると便利になるな」といった、自分の取り組んでいることが世の中の人のためになるように変えていかなければならないということです。
そうすると、周りの人が必要としてくれる存在になれるかもしれません。
ぜひ、武井壮さんのような人を喜ばせるような素敵な人になってください。
他の武井壮さんの関連記事を読んでいただけると嬉しいです。
〇『夢を成し遂げるための成長の仕方 ~武井壮の名言から学ぶ』
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント