昔から「家庭の主として家を持つのは当たり前」という考えを持たれています。
そして、あなたももしかしたら家を購入されることを検討されているかもしれません。
ですが、家は「人生で最も高い買い物」と言われるぐらい大きな選択なので、慎重かつ入念に家の購入について調べなければなりません。
もしかしたら、住宅ローンを組んで購入しようと考えているかもしれません。
その場合は「購入後の支払い面について」や「購入する価値があるのか」を考えるようにしなければなりません。
本記事では住宅ローンを組んで家を購入するということはどういうことなのかについて書いていこうと思います。
また、本記事で書くことは、決して私の主観的な考えであり、誰にでも当てはまる考えではないので、それだけはご了承ください。
家を買うとどうなる?
「家は賃貸でいるべきか、それとも家を購入するべきか」の議論は長い間、議論を交わされているテーマですよね。
よく「どうせ家賃を払うのであれば、住宅ローンを組んで家を購入したほうが、自分の所有物になるからいいよね」と考える方がいらっしゃいます。
つまり、「自分のモノになる」ことをとても良いイメージを持たれているということですね。
では少し、家を購入したと仮定して考えてみましょう。
確かに家庭を持たれている方は家を持つことにとても魅力を感じるかと思います。
ですが、住宅ローンを組んで購入したとした場合、家を購入したことで月々の支払いはとても大きな金額になる可能性があります。
すぐに思いつく支払いとして、「住宅ローンの返済」「維持費」「固定資産税」などがあります。
それらの支払いを考えると、もしかしたら賃貸のほうが安上がりだと考える方も多いかもしれません。
そもそも法律上は自分が所有していることになっていても、住宅ローンの支払いが終わるまでは、本当の所有物になるとは言えないと考えています。
なぜなら、自分でお金を出して購入しているわけではないですし、そもそも現状として住宅ローンを返済し得る前に家を手放さなければならないというケースも多いからです。
最近では何十年といった長期的な住宅ローンを組んで住宅を購入したものの、子供の養育費や勤めている会社からリストラされたりと、月々のローンが支払えないというケースも増えてきています。
また、住宅ローンの支払いに加えて、「固定資産税」などの支払いや「維持費」も必要になってきますから、金銭的にとても負担になると考えられます。
そうなれば、住宅にかかる費用は結構な金額になってしまい、賃貸で家を借りたほうが安上がりになることもあります。
こういったことから家を買うということは、とてもリスクの大きい行為なのかもしれないと考えれます。
もちろん、充分な資金を貯めてから、住宅ローンを組まず購入することができれば、月々の支払いもそこまで意識しなくても済みますから、そういった方は家の購入も考えても良いかもしれません。
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住宅ローンを組んで家を購入するとどれくらいかかるの?
今のご時世、会社の収入が芳しくないことから住宅ローンはできるだけ長期的にしたいと考えるかもしれません。
その場合、住宅ローンで長期的なローンが組める「フラット35」を用いるかもしれません。
〇フラット35とは
民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している長期固定金利型の住宅ローンです。
最高8000万円で購入価格の100%を借りることができます。
(購入価格の90%以上借りると金利が高くなる)
例えば、4000万円分をフラット35から借り入れした場合、現在のフラット35の利息は「1.370%(参照先)」ですから、返済額は大体5000万円程度になると推測できます。
『フラット35の計算はこちらでできます。』
つまり、1000万円以上も利息で余計に支払うということになります。
これだけの支払いを許容できる、もしくは把握していない状態で家を購入するということになります。
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家を購入するメリット&デメリット
家を購入するメリット
家を購入するメリットは
”家を買った満足感が得られる”
”一生分の家賃を一括で支払える”
が考えられます。
家庭を持つと多くの方が人生の先輩たちが家を購入している姿を見ていることから「自分の家を持ちたい」と考えるのは当たり前のことであり、至極当然のことだといえます。
そして、自分の住む家を自分の所有物にすることで、生活の自由度と自分のモノにしたという精神的効用を得られます。
これは購入者の人生をより豊かにすることに繋がると考えらえます。
また、住宅ローンの場合は月々のローンの支払いが家賃になるので関係ありませんが、ご自身の貯金から一括で購入された方は、家賃を払わなくて良くなるわけですから、いってみれば一括で家賃を支払ったことになります。
そのため、衣食住の「住」をほとんど一生満たせる保障になるかと思います。
これらのメリットを大きいと考えるか、物足りないと感じるかは人それぞれだと思います。
家を購入するデメリット
家を購入するデメリットは
“【住宅ローン】利息といった無駄なお金を払うことになる”
”家の価値が残りづらい”
”費用がかかる”
が考えられます。
利息で無駄なお金を払う羽目に
基本的にタダでお金を借りられることはありません。
銀行からお金を借りるのであれば、銀行もビジネスでやっていますから、儲けが欲しいわけです。
そのため、「利息」や「手数料」といった口実でお金儲けをしているわけです。
そして、何も考えず購入すると上記でも説明した、購入価格よりもとても多くの金額を銀行の儲けとして払うことになるのです。
「分割払いだから気にならない」とか「賃貸として家賃を払うのがもったいない」という考えで住宅ローンを組むのはよろしくないということですね。
家の価値は残りづらい
家だって、車のように使っていれば価値が下がります。
家の場合は主に「建てられてからどれぐらい期間が経っているのか」で価値が償却されていきます。
家の作りにもよりますが、年ごとに購入したときの価値から徐々に下がっていくのです。
「別に購入したら売る予定はないから、価値なんてどうでもよい」と考える方もいらっしゃるかと思います。
ですが、もしも住宅ローンを組んで購入された場合は、10年20年経ったときにローンの返済をしていたとして、その時その家がボロボロだったらどうでしょう?
もしかしたら、ボロボロの家の月々のローンの支払い金額よりも、ほかの賃貸で家賃として支払ったほうが綺麗で安いと感じることになるかもしれません。
そうなれば、月々のローンの返済をしているのがバカバカしくなってしまうのではなるかもしれませんよ。
費用がかかる
上のほうでも書きましたが、「住宅ローンの返済」はともかく「維持費」「固定資産税」などの支払いが上乗せされる形となります。
これは住宅ローンを組んでいたら、ローンの返済は家賃ということになりますから、プラス費用が掛かってしまっている状態ということになります。
こういったことを考慮せずに家を購入する方が多く、結局ローンの返済が家計を圧迫して自己破産を検討しているという方がいたりします。
もしくは「リースバック」といった所有している家を個人もしくはリースバックを専門にしている企業に買い取ってもらってローンを返済し、そのあと買い手に月々家賃を支払い住み続けるという方もたくさんいらっしゃいます。
ですので、「頭金が貯まったから家を購入しよう」と考えるのは安易すぎるので、家を持ってからの費用を調べてから購入を検討しなければ、後々後悔することになるかと思います。
住宅ローンを組むなら
住宅ローンを組んで家を購入するのであれば、”繰り上げ返済”をしてできるだけ早く返済すべきです。
それも「返済期間短縮型」で行うできです。
この返済期間短縮型は毎回の返済額を変えずに、返済期間を短縮する方法を言います。
つまり、まとまった資金ができたら、その資金で返済期間を縮めるということです。
これをすると、丸ごと返済期間をなくすわけですから、その分利息がなくなります。
そのほかに「返済額軽減型」といった、月々の返済を減らすことを目的とした繰り上げ返済の方法がありますが、これは期間を縮めないので、支払う合計の利息にほとんど影響を与えません。
ですので、利息という無駄な支払いを減らすために繰り上げ返済をして、できるだけ早く返済を終えるようにしましょう。
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