欠点を最大の武器に変える
誰しも人に否定されるような欠点を持っています。
その欠点を他人から否定され、治さないといけないなと感じている方も少なくないと思います。
ですが、欠点とは自分が生きてきた中で、無意識に身についたものでもあります。
その無意識に身につけた欠点こそが強味と同様、自分の魅力とも言えると思います。
その欠点がもしも、人の害をなすようなものあるかもしれません。
その場合は、その欠点を人のために活かせるようにすることが大切だということを本記事では伝えたいと思います。
欠点は解消できることもある
皆さんも欠点に苦しまれたことがあるかと思います。
それはよく集団の中で起こります。
他人と関わって言われて、初めて自分の欠点を自覚します。
例えば、「空気を読めない」といった欠点があるとします。
こういった欠点を克服するためには、そう思われてしまう原因、つまり人からの見え方を意識しなければなりませんよね。
でも、普段から何も考えていない人には、これが途轍もなく難しいことなんですよね。
私自身もかつて、学生時代は空気が読めないといわれていました。
人が求めている場に合った返答をすることがとても苦手でした。
正直、「空気が読めない = 他人の気持ちが分からない」ですから、嫌われて当然なような気がしますけどね。
周りが楽しくお話をしているのに、素っ頓狂な返しをしたり、自分の好きな話題にすり替えているわけですからね。
つまり、他人がされて嫌なこと、都合の悪いことをしたから、指摘されるわけです。
こういった欠点は正直、自分がされて嫌なことは何かを考えて、それを他人にしないようにする。
これしか解決策がなく、それだけすれば解決できてしまうことですよね。
私も自身を指摘されてから、時間をかけてですが、人の気持ちが分かるようになってきました。
もっと言えば、人が傷つくだろうと思われるポイントを把握できるようになったといった感じでしょうか。
このように努力をすれば、欠点も解消できるものもあるということです。
私の「理屈っぽい」という欠点
次に私の欠点の1つで説明していきます。
私自身も、「理屈っぽい」といった欠点を持っています。
私は読書が好きで、正直の話、経験主義の方以上に物事を考えていると自信はありました。
ですが、その欠点を自覚したときはその欠点を出さないように、人の前では自分のことを言わない、盛り上げるための道化者を装っていました。
「何それ知らないわ!」「自分ちょっと頭が良くないので」といった感じに敢えて普段は何も考えていないような振る舞いをしていました。
こうすることで、自己顕示力の強い人や経験を何よりも重んじるお歳を召した方なんかの前では、その欠点を否定されることはなくなりました。
この欠点を治すとなると、自分が無知になるか、考えを言わないといった自分にデメリットになるようなことしか思いつきません。
正直、話の中で理屈が伴っていない話を聞かされると、ストレスを感じたり、違和感で気持ちが悪くなるんですよね。
ですが、その理由を会話の中で聞くと円滑な会話の妨げになると考えられるので極力しないようにしています。
まさに、自分を苦しめる欠点ですよね。
また、周囲に「堅物なんじゃないか」「ちょっと変わっている」といった印象も与えかねません。
こういった、欠点と自覚していても、治すことで自分らしさを失われてしまうものもあるということです。
「理屈っぽい」を最大の武器にする
私の場合は、即興の対策として「道化者を装う」でした。
これだと、自分を苦しめ、生きづらい生活を自ら強いることになります。
そこで、私は「状況に合わせたキャラを設定する」といった方法をとっています。
その場に合わせて、発言する内容や振る舞いを変えるということです。
これは全く自分とは違う性格にするのではなく、自分自身の性格を分けるというイメージです。
私は理屈っぽく現実的に考える反面、本気でやれば絶対にうまくいくといった「ポジティブ」な性格を持っていると自覚しています。
この性格を出すタイミングを決めるといった感じです。
飲み会の楽しい雰囲気の時は「ポジティブな人間」であろうとするし、真面目な話のときは「理屈っぽい人間」になります。
このように「ポジティブ」と「理屈っぽさ」を組み合わせることで、楽観的だけどこの人にはそれだけの理由があるのだろうと印象付けることができるようになるわけです。
これにより、理屈っぽいだけの以前と比べ、人間関係が間違いなく良好になりました。
それまで、人と遊びに行ったり、飲みに行ったりすることが少なかったのです。
ですが、現在は作業中以外の時間は、一人でいるよりも、人と過ごす時間のほうが多くなりました。
なにより、ありがたいことに多くの人に頼られるようになりました。
私に相談をしてくれたり、一緒に仕事をしようといった方々も増えました。
このようにマイナスだった欠点が、むしろプラスに働くようになったのです。
これは私の欠点である「理屈っぽい」を最大の武器に変えたといえると思います。
ですので、皆さんも欠点をあるものとして扱うのではなく、活かす方法を考えてみてください。
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