【感動】「思い出」は時に自分を苦しめ、時に新しい決断を生む

約束 生き方

あなたを大切にしてくれている人の気持ちを理解しようとしていますか?

 

人はふと気づけば、自分もいい歳になっているなと感じるものですよね。

そんな自分をここまで育ててくれた親や支えてくれた友人。

あなたの人生にはたくさんの出会いがあったと思います。

そんな良い出会いができているあなたは、自分では気づいていないかもしれませんがとても幸せな立場にいるのだと思います。

 

そんな自分を大切にしてくれている方々の気持ちを、皆さんは理解することができていますか?

あることが当たり前で、それに気づこうとしない方も、もしかしたらたくさんいるのかもしれません。

私自身もそういったことに気づこうともせずに、鬱陶しく思ったこともありました。

ですが、大人になると「あの時のあれは、私を思って言ってくれていたのかな」なんて考えるようになりました。

皆さんがもしも、大切な人の気持ちを考えたことがないと感じている方は、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。

そんなあなたにピッタリな内容になっているかと思います。

 

本記事では、そういった人生で大切なことを教えてくれる動画をご紹介したいと思います。

 

 

鉄拳さんのパラパラ漫画「約束」

 

始まりは少年がまだ小さかった頃。

少年のお父さんは大きな船にあるレストランで料理人として働いていました。

そんなお父さんの職場で家族3人で楽しい食事をしました。

楽しい食事の終わり際に、お父さんが少年が抱えられるぐらいの大きな「船の模型」をくれました。

それをもらった少年はとても嬉しそうな表情を浮かべます。

 

その後、食事が終わり、お母さんとお父さんが別れ際の挨拶をしているときのことです。

少年は船の模型で遊ぶことに夢中になり、周りが見えなくなっていました。

そんな少年に向かって、大きな荷物を運ぶフォークリフトが走ってきます。

それに気づいたお父さんは、すぐに少年のほうに駆け出しました。

そして、少年を庇ったのでした。

 

 

父が亡くなり、家には父の遺影と、その遺影の前に父からもらった船の模型が置かれています。

その父の遺影の前にある船の模型を少年は睨みつけます。

この船の模型がなければ、父は死なずに済んだのかもしれないと思いから、船の模型を壊そうとするのです。

ですが、父親からもらった大切な思い出が詰まった物なので、壊すことはできませんでした。

 

子供だったとはいえ、自分が原因で父が死んだという事実で、ずっと苦しんでいました。

子供の頃に、夜に母親がいなくて寂しい思いをしたのも、晩御飯を一人で食べるのも、事業参観で自分だけ親が来ないのも、父が死んで母親が悲しいのも全部自分のせいなんだと。

そう思ったら、笑う気にもなれなし、お母さんに顔向けができなくて、いつも冷たい対応をしてしまうのです。

 

今は亡き父親との思い出である「船の模型」を、見るたびに思い出す父を亡くした瞬間。

そんな思いが積もり積もって、父からもらった最後のプレゼントである船の模型を壊してしまいます。

 

そして、そんなやるせない気持ちから家を飛び出します。

雨の中、全力で走り出します。

雨に打たれながら、子供の頃に雨の中一人で、お母さんを待ち続けたことを思い出しながら、涙を流します。

でも、今日は傘を持って少年の前にお母さんが来てくれました。

ですが、その傘を跳ね飛ばし、文句を言います。

この時の少年はお母さんも「自分がツラいのは、全部お前のせいだ」と心の中では思っているんだろと言っていたのかもしれません。

ですが、お母さんは「いままで寂しい思いをさせたね」と優しい言葉を少年にかけたのかもしれません。

そう言い、少年を抱きしめたのかもしれません。

その時、少年は父と最後に交わした「約束」をふと思い出します。

父との約束とは「お母さんを支えてやってくれ、守ってやってくれ」といった内容なのでしょう。

この大切な約束を思い出し、お互い寂しい思いをしていた分、強く抱きしめ合いました。

 

その後、少年は決心します。

父親と同じ料理人となり、同じ職場で働くことを。

それから少し経って、その決心を実現するために家を出ることにしました。

家をでて、電車を待っているとき、ふとポケットの中に船の模型の先端が入っていることに気づきました。

その船の先端には「いつでも帰っておいで。」と息子を思う母からのメッセージが書かれていたのです。

そのメッセージを胸に、少年は料理人への一歩を踏み出すのです。

 

そして、時が経ち。

お母さんが仕事から家に戻ると、船の模型の先端部分が直っていることに気づきます。

父親の死を受け入れることができたんだねと、ホッとした表情を浮かべるお母さん。

それから、父親が働いていた、息子の職場のレストランで父親の遺影とともに料理を待つお母さん。

そこに現れたのは、以前とは違う、優しい表情をした立派な息子の姿でした。

それが嬉しくてお母さんは、泣きながら喜び、このパラパラ漫画は終わりを迎えます。

 

 

父との約束と母の思い

 

鉄拳さんのパラパラ漫画の「約束」はいかがでしたか?

私はこの動画で何度も泣きましたし、この記事を泣きながら書いていました(笑)

 

この動画ですごく伝わってくるのが、やはり「親の大切さ」ですよね。

親は子供のことを常に思い、子供のためだったら、自分がツラくても頑張れるといったことがとても伝わってきました。

ですが、現実にはそんなことも知らずに、親を煙たがったり、鬱陶しく思ってしまうこともあるんですよね。

それも若い頃だったら仕方がないのかもしれません。

大人になって、親がどれだけ大変なのか気づくことができたら、いいのかなとも思っています。

 

それに加えて、この動画の少年のツラい思い出と苦しみ。

本来、思い出とは思い出すと嬉しい気持ちになるようなものだと思います。

ですが、このパラパラ漫画では、そんな良い思い出が自分を苦しめるような記憶になってしまっていたのです。

「別れた恋人との思い出」や「仲違いになった友人との思い出」といった、今ではどうすることができないものがあるかと思います。

それに真剣に向き合わなかったことで、前に進めなかったり、進んだはいいけどふと独りになると悲しい気持ちになってしまったりします。

ですが、そういった思い出も皆さんの大切な思い出です。

思い出が積み重なったことで、道が開けることもあると考え、受け止めたうえで前向きに考えるようにしてみてください。

パラパラ漫画で父の死と向き合い受け止め、父親と同じ料理人となり、同じ職場で働くといった道が開けた少年のように前に進んでいきましょう。

 

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