どうも、読書大好き『むぅチャソ(@mw_chaso)』です。
今回はボクが会社員時代に読んだ『ちょっと今から仕事やめてくる』を紹介したいと思います。
仕事に心から悩まれている方はぜひ最後まで読んでみてください。
初めに:『ちょっと今から仕事やめてくる』はどんな人におすすめか
「今日も会社かぁ… また苦しい時間が始まるのか…」
「明日から会社か… このままでいいのかな…」
会社で働くことに苦痛を感じている人がいるかと思います。
それこそ、本当に『自分の命を削っているような感覚に苛まれている』かもしれません。
そんな仕事に対して苦しんでいる方に『ちょっと今から仕事やめてくる』はお勧めだと考えています。
正直、内容は「ブラック企業ってこんなにヤバイの?」と思えるほど、ひどい企業に勤めている主人公の物語なので、なかなか気持ち的に落ち込む部分があります。
ですが、物語を終えるときには沈み切った心がいつの間にか前向きになれる、そんな物語になっています。
気分の落ち込みから立ち直るまでを1冊でまとめ上げている本で、よい教訓も得られると思うので、ぜひ一読してみるとよいかと思います。
『ちょっと今から仕事やめてくる』のあらすじ
ここでは『ちょっと今から仕事やめてくる』のあらすじを書いていきます。
一応、wikiのあらすじも参照しておきます。
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった―。
引用:wiki
wikiだと中盤までの内容まで書かれていますね…。
簡単に言うと…。
『会社を退職するまでの営業マンの物語』です。
次にボクのあらすじを書いていきます。
ブラック企業に勤める主人公『隆』
主人公の隆は職場環境が途轍もなく悪いブラック企業に勤めています。
そんな会社で隆は、仕事がうまくいかず、社内では実績がまったく出せていませんでした。
なので、職場では主人公は日々上司(部長)から罵倒を浴びせられるような状況でした。
そんな日々に嫌気がさして、退職も考えますが、「入社半年で辞めたら、根性がないヤツだと思われてしまい、どこの企業も雇ってくれないだろう」と考えて、辞めることができません。
ですので、辞めるに辞められず、心が解放される唯一の時間『眠りの時間』を支えに、毎日苦しみながらブラック企業で働いていたわけです。
ツライだけの生活から抜け出すために…
そんな状況が続いたある日、帰宅時の駅のホームで。
取引先に叱られ落ち込んでいることに加えて、上司から何度もケイタイに電話がかかってきます。
主人公は電話に出たくないため、無視することにしましたが、「明日、上司に罵倒される」と考え、憂鬱になります。
そんな日々がこれからも続くと考えると辛すぎる…。
そう考え、主人公は『ホームに飛び込む』ことを考えてしまいます。
そしたら明日、会社へ行かなくても済むかな。
そう考え、隆は目を閉じ、ホームに身を投げようとします。
知らない男『ヤマモト』
ホームに身を投げようとした隆の右腕に衝撃が走り、飛び込みを阻止される。
右腕を確認すると、そこには男の手ががっしりと掴まれている。
そして、その男は言う。
久しぶりやな!俺や、ヤマモト!
小学生の頃の同級生だという、その男『ヤマモト』。
そんな『ヤマモト』との出会いが、主人公『隆』の人生を徐々に変えていく。
上が『ちょっと今から仕事やめてくる』のあらすじになります。
「ちょっと今から仕事やめてくる」の評価・感想
『ちょっと今から仕事やめてくる』の魅力は下のとおりです。
本書の魅力・引き込まれる”人の感情を理解したリアリティのあるストーリー”
・読者を退屈させない”テンポの良さ”
・ヤマモトの”明るい姿勢とポジティブなセリフ”
ページ数は一般の本と変わりませんが、わかりやすいシンプルな言い回しがほとんどなので、スーッと頭の中に入ってきて、読み終えるまでにそう時間はかからないかと思います。
シンプルゆえに、胸に突き刺さるような重みがあり、自分の中にあるネガティブな感情を揺さぶる感覚を覚えました。
何より、作中に出てくる「謎の男ヤマモト」から発せられるポジティブな発言は、人を前向きにさせる力を持っていると思います。
この本を読み終えた後「このままでいいのかな…」といったネガティブな言葉が、「このままじゃダメだ!」と活力溢れる言葉に変えてしまうような作品であることは間違いないです。
あなたも経験があるかもしれませんが、気が滅入っているときに、無駄にポジティブな精神論で発せられる言葉をかけられると「そういうことじゃないんだよ」とウンザリしてしまうことがあるかと思います。
ですが、本書でもポジティブなセリフがたくさん出てきますが、その点は安心してください。
作中でのヤマモトのポジティブなセリフは怒りを覚えるような精神論とは違います。
「会社を辞めたい…」と思う社会人の身になって発せられる言葉になっていて、滅入った心にゆとりを与えてくれるようなモノになっています。
きっと、『作中の主人公』と『仕事にウンザリしている自分』を重ねたようなキャラ設定になっていることから、とても心に染みる内容になっているといえます。
その頃は会社に行くのがツラかったこともあり、会社をズル休みして読みましたね。
あの頃のボクはこの本に救われたような気がします。
実写映画の感想・評価
もしかしたら、あなたは実写映画が知ったきっかけかもしれません。
主人公役『工藤阿須加』、ヤマモト役『福士蒼汰』さんとなっています。
ボクは原作を読んだ後に実際に実写版を観ました。
感想を言うと…。
お二人と原作キャラがマッチしすぎ!
なにより、カッコよくフレッシュな福士蒼汰さんのヤマモトは「元気もらえました!」とイケメンに厳しいボクでも満足できました。
主演の工藤阿須加さんの主人公もヤマモトと出逢ったあとの悲壮感が漂う感じが良かったですね。
原作と映画は大体は内容は同じ(結末が若干違う)でしたが、違う作品として楽しむこともできるかと思います。
実写『ちょっと今から仕事やめてくる』が見たい方は『アマゾンプライム』で試聴ができますので、ぜひ観てみてください。
最後に
私はこの本を見つけたのが、朝起きてスマホをいじっていたときでした。
その頃、毎朝、「会社に行きたくない」「行って何の意味があるんだか…」と悩んでいる時期でもありました。
毎日朝起きては、「会社 やめたい」「脱サラ 方法」とか検索している時期でした。
そんなときに、偶然この本を見つけて、題名に惹かれてすぐに購入しました。
そして、さわりだけ読もうと思って読んでいたら、続きが気になっていきました。
その結果、会社の上司に「体調不良」だと伝え、有休をとり、そのまま1日ずっとこの本を読みました。
読了後、この本から学んだことをベットの上でずっと考えていました。
そして、次の日、退職届を会社に提出しました…
と言いたいところですが、それはちょっとできすぎですよね(笑)
実際はそのあと、明確に「いつまで今の会社にいるか」を設定して、それからはがむしゃらに働きました。
それから、数か月後に会社を辞める旨を上司に伝え、半年ぐらい経って会社を退職しました。
退職後は自分の理想像に向かって、必死に努力し続け、現在に至るわけです。
このように、私にとってこの本は、自分の人生の重要な選択のきっかけを作ってくれた本でもあるんです。
そのため、私と同じような境遇にいる方にオススメしたと考えました。
ですので、「会社に行きたくない…」と思っている方は明日は会社休んで、1日使って”ちょっと今から仕事やめてくる”を読んでみてはいかがですか?
1日ぐらい、そんな日があってもいいじゃないですか。
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