私が学生の頃から多くの社会人の方と関わってきた現在までで、「夢を語るが努力をしない方」とたくさん出会ってきました。
目的のためにセミナーにはいくけど、それ以外は何もしなかったり、たくさんの自己啓発本は読むけど行動には移さなかったり、様々な方がいらっしゃいました。
そして、そんな方々には共通して聞き手からの返しに対して言い訳をしてその場を乗り切ろうとすることに気づきました。
これに関しては、あなたも気づいていることだと思います。
その方に対しての信用はもちろん、様々なイメージが悪くなっていくことにもお気づきかと思います。
これに気づいた私は、そんな方々を反面教師にし、そんな方々と同じ行動をしないように選択をしてきました。
そんな周囲からの自分のイメージを下げてしまう、「夢語りからの言い訳」の言い訳の裏側について分析してみました。
「自分に当てはまっているな」と感じた方は、要注意です。
自分の夢に対して言い訳ばかりする人の話の特徴
よく自分の夢や目標を話す割に、まったく努力している素振りがない方がいるかと思います。
そんな相手に「やればいいじゃん」とツッコミを入れると、「でも、~でさ、できないんだよね」といった返しをしてくる方がいらっしゃいますよね。
「仕事が忙しい」だの「お金がない」だの様々な言い訳で、自分の目標や夢を実現できない原因を伝えてきます。
聞き手が解決策を具体的な提案をして、その言い訳をする相手が言い返す言葉をなくせば、さらに次の言い訳を上乗せしてきます。
それを繰り返した挙句、結局「~だからできないでしょ?」といった会話の終わらせ方を目的としていることがほとんどなのです。
そんな方に、「本当にそれを実現させる気はあるの?」なんて言葉を言えば、2つの話の進め方をしてくるかと思います。
1つは「自分の身になって考えてみて」といった、”聞き手でもできないことを前提にした話の進め方”をします。
聞き手ができるできないの返事は関係なしに、全て否定してくることがほとんどです。
なので、「私だったら、こういう風にして進めていくな」といった返しをすれば、様々な否定をしてきますが、ほとんどが「言うことだけは簡単だよね」と返されて、聞き手も手詰まり状態になってしまうのです。
こういう相手は自分には非はなく、「すべては環境のせいだ」と考える、自分のポテンシャルを過剰評価し、将来の自分に期待して、精神を保とうとする方が多いのです。
人は希望を持たなければ、前向きに生きていくことができません。
もしも、こういう方がここで自分の能力のなさを自覚してしまえば、将来の自分に期待が出来なくなり、何を目的にして生きていけばよいのかを見失ってしまうと自覚はしているのです。
こういった不安定な希望を持つことでしか、現状を耐えるだけの精神力を保つ術を持ち合わせていないのです。
2つ目は「自分は実力がないから」といった、”実現できないのは自分のせいだと自覚したふりをする話の進め方”をします。
こういった方は、自分がこの場で落ち込むというポーズをとることで、聞き手への同情を引き出す、もしくは思いあがった自分の態度で聞き手を嫌な気分にさせてしまった、つまり自分のことを嫌いにならないでほしいという態度で謝罪する目的であることがあります。
「落ち込んでいるのだから、これ以上傷つけないで」と聞き手の言及を逃れよう、自分を守ろうとする目的があったりするのです。
また、聞き手を悪者にして、現在の嫌な空気を作ったのは聞き手に仕立てる目的であることもあります。
もちろん、目的なしに感情のままに心底落ち込んでいるので一概に上記であるとは言えないです。
ですが、これを何度も繰り返している方は、同じことを繰り返しているわけですから、目的がある可能性が十分に考えられます。
なぜ夢が実現できないことで言い訳をするのか
まずは夢を語る心理について説明していきます。
周囲に「自分はこんなにスゴイ夢を持っているんだ」、「成長意欲があるんだぞ」とアピールをしているのです。
これは実現できるできないに関係なく、「最終的な目標を持って行動しているから、そこらの一般人とは違うんだ」と自分と周囲とで差別化を図る目的であることがあります。
または、単純に相手からの尊敬が得られたり、自分の魅力が伝われば、一時的にでも気分は良くなれることを知っているのです。
そして、夢を語り努力していると言えば、大抵の聞き手は明確な進捗は知りようがないですから、確実に楽に気持ちよくなれるわけです。
次に夢への進捗がないと指摘をされたときに、なぜ言い訳をしてしまうのかについて説明していきます。
本記事でいう、自分の夢や目標に対して言い訳をする理由として、その夢を達成するための行動をすることで生じる”面倒なことを避けようとしている”といった心理的傾向が関係していることがほとんどです。
その面倒なことをする努力量を考えたら、言い訳をして面倒なことをしない選択のほうが、よっぽど楽だと自覚しているのです。
もしかしたら、本記事の「言い訳ばかりする人の話の特徴」で紹介した会話が自分に当てはまる方は、真剣に言い訳をしてしまう自分の心理を考えてみてください。
あながち間違っていないのではないでしょうか?
少しのズレはあるにしろ、自分に当てはまる方は心が痛かったり、嫌な気分になったりしているかと思います。
本記事を読んで、認めたくない気持ちも分かりますが、これだけは覚えておいてください。
私は夢を持つことはとても素晴らしいことだと思っています。
間違いなく人を成長させますし、人が幸せになるためには欠かせないものだと実感しています。
ですが、そんな素晴らしい夢を使って、ただ一時的に自分が気持ちよくなるためだけに用いるのは勿体ないです。
ただお金をもらうために過ごしているような方々に比べて、確実に人生を充実させる可能性を秘めているんです。
大人になれば、子供の頃の夢を忘れ、目の前のニンジンだけを追っている馬のように過ごされている方もいるでしょう。
そんな自分の人生を諦めている人たちが増えている中で、自分に期待して将来へ進んでいこうと踏み出せる方だと思います。
ですので、面倒なことを避けるのではなく、面倒なものだから価値があるのだと考え、一歩踏み出してみてください。
ちょっと最後のほうは言い訳とは関係なくなってしまった上に、クサいことを書いていますが、本気で思っています。
なので、ぜひ、自分の夢に対しての言い訳をやめ、目的を持って生きてください。
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