学生の頃から勉強が苦手だったという方も実は多いのではないかと思います。
ですが、学生から社会人になっても、資格やら仕事のやり方など学ばなければならないことが多いことから勉強を卒業することはできません。
むしろ、社会人になってからのほうが勉強が重要になってくるのが実際のところです。
本記事では社会人でも勉強は必要ですので勉強について書いていこうと思います。
勉強が苦手な人のパターン
高校も大学も推薦で真面目に勉強なんてほとんどしたことがない、タロウです!
働き方を変えるために、資格の勉強を始めようと思う。
一生懸命勉強すれば、資格取得なんて簡単でしょ!
とりあえず勉強はひたすら暗記が基本だよな。
「書く、書く、書く」これすなわち勉強の必勝法である。
考えもなしにただがむしゃらに勉強する、タロウくん。
しかし、勉強をすればするほど、モチベーションが下がっていく。
「いくら勉強をしても頭に入ってこない」「自分の呑み込みの悪さに嫌気が指す」
何かを学ぶことの難しさを痛感し、苦悩するタロウくん。
「もういいや、勉強ができなくても生きていけるし」
「会社で働いていれば生活できるし、給料も上がるからまぁいっか」と面倒なことから目を背ける。
結局、学ぶという面倒な取り組みを避け、怠惰な生活を送ること決断した、タロウくん。
その後、タロウくんが勉強することはなくなりました。
多くの人の場合、「頑張って勉強したけど結果に結びつかない」という経験から、全く勉強をしなくなってしまう方がたくさんいます。
ただ勉強の仕方が悪かっただけなのに、それに気づかずに「自分には向いていない」と割り切って、今後学ぶことを避ける生き方を選択してしまうのです。
これでは、スキルも伸ばせませんし、専門性を高めることができなくなってしまいます。
そして、これからの時代はIT技術により自動化が進み、ほとんどの作業がなくなると予想できますから、こういう人たちは働き口を失ってしまいます。
ですので、学ぶことを避けていると、将来的に自分のクビを絞めることになるかもしれないのです。
勉強に対する考え方
私が勉強するうえで意識していることを書いていこうと思います。
私の場合は資格はいくつか持っていますが、それ以上に本で知識を得るときに意識をしていることです。
ゴールから勉強する
資格にしろ、学問にしろゴールが分かっていなければ、「どれだけやれば終わるんだ…」と考え、途方もないことをしているのではないかと終わりが見えないことから途中で断念してしまうことがあります。
とくに資格勉強であれば、ボトムアップ的な何もわからず下から上がっていくやり方はお勧めしません。
なぜなら、試験時の出題のされ方を理解しないと試験上必要のないことまで覚えようとしてしまうことがあるからです。
これでは試験勉強を効率よくこなせているとはいえません。
ですので、私は資格勉強の際はトップダウン、つまり過去問などから勉強を始めるようにしています。
あなたもそうだと思いますが、何も考えずになんとなく勉強するよりも、「なんか見たことがある、なんなんだろう?」といった疑問を抱きながら勉強をしたほうが頭に知識が入ってくるかと思います。
この疑問を抱いている状態を作るのに過去問から始めるのはとても有効なのです。
もちろん、知識0の状態で過去問を解くわけですから、始めは何一つ理解ができないかと思います。
ですが、過去問から始め、参考書で勉強をしていくと、「過去問でやったあれは、こういうことだったのか」と点と点が繋がっていくような感覚が得られるようになります。
この考え方は学問でも同じで、まずは実用的な学びから知り、そのあと基礎部分を勉強していくといったやり方のほうが効率よく知識を蓄えることができるかと思います。
例えば、心理学では応用心理学といった一般的に知られている部分から始め、そのあと基礎心理学を学ぶみたいな。
経済学であれば、まずは為替や株式といった投資について知り、そのあと「なぜ通貨の価値が変動するのか」「なぜ株価が急騰するのか」といった本質的な部分を経済学で解明していくといった実用的な学びにも繋げることができるかと思います。
一度で覚えようとしなくていい
勉強が苦手の人でよくあるのが、”一度で覚えようとする”という考え方です。
「一周したら、これぐらい覚えられていたらいいよな」と知識の蓄積度に基準を設けている方も多いかと思います。
この考え方だと「何度も何度も止まっては覚えて」を繰り返すことになります。
人は達成感を少しずつでも短期的に味わっていかなければモチベーションや楽しさを得ることができないものです。
そして、普段の勉強で本を使われている方は、”進んだページ数”がモチベーションに大きく関係していることがあります。
こういった目で見える『読み終わったページの厚みや切りの良いページ数や章』で達成感を味わえる生き物ですから、できるだけスムーズに読み進めていくことが重要になってきます。
また、私も含め、一般の人は一度見ただけで覚えられるなんていう性能の高い頭は持っていませんから、一度で完璧に覚えることはできません。
ですので、何度も繰り返すことが必要になっていきます。
こういった頭の作りを考慮して、少しずつ頭に刷り込んでいく勉強スタイルにしていくことをおすすめします。
一度目は目を通す程度でサクッと読んで全体像がなんとなくイメージできたら、2度目で少ししっかり読むといった感じに徐々にしっかり度を高めていくのです。
どうしても、「一度で覚えないとッ!」という意気込みで取り組むと疲れてしまったり、苦労することから勉強にネガティブな感情を抱いてしまいがちになってしまいます。
ですので、「何回も繰り返さないと覚えられない!」と割り切って、フラットな気持ちで勉強に臨むようにしておくとよいかと思います。
勉強では一度で覚えようとはせず、進行スピードを意識して、達成感を味わいながら取り組むことが継続できるコツになる。
繰り返すことを前提にしてフラットな気持ちで勉強する。
まずは本であれば目を通す程度でサクサク読むところから始めましょう
眠くなったら仮眠をとる
ウトウトしながら勉強するほど無駄な時間はありません。
眠い状態で勉強をしても頭に入りませんから、ただ時間を浪費することになりかねません。
なら、諦めて一度15分程度仮眠をとってみるとよいかと思います。
もしくは人はしっかり眠り起床したときには、頭がすっきりして集中力が高まるといわれています。
ですので、もういっそうしっかり眠り回数を増やして、その勉強でいうゴールデンタイムを引き出した状態を作り出すという方法もあります。
優秀な人は「朝に勉強をする」と聞いたことがあるかと思いますが、まさにこのゴールデンタイムを狙ってのことなんですね。
眠気があるときは迷わず眠れ!
そのほうが逆に勉強の生産性が高まる。
勉強が苦手な方のための勉強法
あなたは勉強は机に座って、ノートなどに文字を書いてすることが当たりまえになっていませんか?
確かに脳科学の実験では「目で文字を見て、読み上げて耳で聞き、ノートに書くといった体を動かす」といった五感を使った勉強方法が好ましいということも言われています。
また、「姿勢が正しいときのほうが悪いときよりも集中力と記憶の定着具合が良い」なんていうものがあったりします。
そのため、一般の方は勉強する際は机に向かってされているかと思います。
ですが、机に向かってカリカリ勉強をすることに抵抗感を抱かれる方も多いかと思います。
勉強が苦手な方は知識0の状態の分野や学問を勉強し始めるのは取っつきにくくて継続できないことがあるかと思います。。
私ももともとは勉強が苦手でしたが、下のような勉強方法から取り組み始めることで勉強の抵抗感を減らすことができるようになりました。
ですので、勉強が苦手な方はこちらを試してみてください。
寝っ転がりながら勉強法
勉強をするときに「やらなきゃッ!」といった感情にならなければならない状況は勉強自体を面倒なものに思えてしまうことがあります。
私も学生の時から、「勉強は面倒なモノ」だと考えており、ずっと勉強を毛嫌いしていました。
私のように勉強に対してネガティブな感情を抱いている方は強制感を感じさせるような状況にならないようにする必要があります。
そこで、現在でも私がしている勉強法は、
”スマホを使って、リラックスできる態勢で勉強する”
といった方法です。
ただ暗記するだけ、知識を入れたいだけという場合はほとんどスマホを使ってリラックスした状態で取り組んでいます。
資格の場合は大抵、どんな資格にもネットで過去問ができるサイトがあったりしますから、そのサイトを利用してスマホで勉強するとよいかと思います。
スマホを使って、ベットやソファーで寝っ転がりながら、勉強している感覚にならない状態を作ると割と継続して勉強ができたりするんですよね。
そうすると長時間勉強をしていても苦にならないですし、ストレスがない分比較的頭に入ってきやすい感じがします。
資格だけではなく、学問でも電子書籍で専門書が売られていれば電子書籍を活用しても良いですし、専門書は基本的に電子化されていない傾向にありますから、専門書に入る前の入門書などを電子書籍で購入して、基礎知識の定着段階で活用するのもアリだと思います。
観て聞いて覚える勉強法
これからやることについて少しでも知っているだけで全然モチベーションと呑み込みが違ってきます。
ですが、知識を0から1にするのが面倒なんですよね。
勉強が苦手な人はきっと「やれるか不安だなぁ」「時間がかかりそうだな」と不明瞭なものに抵抗感を抱く傾向にあるかと思います。
こういった無知から若干知っているという状況を作り出すのに最適なのが、
”動画を使った勉強法”
です。
現在では何の分野でも、YouTubeで探せば何かしらヒットします。
ヒットした動画を片っ端から聞き流していくわけです。
ここで重要なのが別に完璧に覚えるという目的ではないということです。。
あくまで無知という状況から脱却するための勉強法です。
もっと言えば、動画をみてなんとなく印象的な単語を調べていくとなお良いかと思います。
私も新しい分野の勉強をする際は「動画を見る → ネットで情報収集 or 本を読む → 考察する」を繰り返して知識を効率よく蓄えています。
これで結構勉強をするのが好きになったので、勉強嫌いな方も一度試してみるとよいかもしれません。
無理して学んだことを活かそうとしなくていい
よく「せっかく勉強したのだから、活かさないともったいない」と考える人がいます。
そういう人は学んだものに長い間固執しすぎる傾向にあるかと思います。
そうなれば物事が前に進まなかったり、良い発想が生まれなかったりします。
東大生に根強く支持されている『思考の整理学 』という知識について書かれた本では、”知識は眠らせて熟成させる”といったニュアンスで書かれている箇所があります。
これは「多くの知識を蓄積して、眠らせることで、それぞれの知識が混ざり合って新しいアイディアや思考に変わる」といった意味です。
つまり、他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すということですね。
別に「学んだらすぐに活かさないといけない」と躍起にならなくても、印象的な学びであれば記憶に残っているので、心配しなくても必要な時には違う形となって活かせるということです。
ですので、知識をたくさん蓄え、それらの知識を熟成させておくと、もしかしたらよいアイディアが生み出せるかもしれませんね。
【買って損しない】勉強関連のおすすめな本
少し専門的に勉強について知りたい方におすすめな本が2冊あります。
この本を読んでからは、「勉強はなんのためにするのか」「効率的な勉強とは」といったことが理解できるようになりました。
なので、勉強について真剣に向き合いたい方はぜひ読んでみるとよいかと思います。
思考の整理学
これは本当におすすめの1冊ですね。
きっと知識の扱い方を理解している人はとても少ないと考えています。
そして、知識の扱い方を理解している人は社会に大きな影響を与えているのではないかと思います。
そういった知識の扱い方という形のないモノのヒントを与えてくれるのがこの本です。
私もこの本を「ワンランク上の人間になりたいッ!」と思い、大学生の頃にこの本を読みましたが、読んでからの考え方と行動に大きく影響を与えてくれたのがこの本だったりします。
無駄な情報を切り捨てる勇気だったり、不必要という先入観を持たずに知識を素直に受け入れられるようにしてくれたことにとても感謝しています。
「さすが東大生に支持されているだけの本だなぁ~」と感心していたことを覚えています。
この本が出版されてからだいぶ経ちますが、過去でも現代でも価値が変わらない素晴らしい本となっているかと思います。
脳に任せる勉強法
ダイヤモンド社
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私的にはこの本もおすすめです。
この本は勉強に関して結構ロジカルに書かれていたりします。
本を読み進めていくと「確かに!」「そうなんだ!」といった思わず目からウロコの情報が詰まっています。
特に資格勉強する人なんかにはこの本はお勧めなんじゃないかなと思っています。
効率的な勉強の仕方を身に着けたい方はこの本をよんでみてください。
勉強の仕方を学べば、人生での知識蓄積量が増える
勉強ができるようになると、知識を入れることの楽しさを理解でき、効率よく知識を蓄えることができるようになります。
知識を蓄えるということは、これからの時代の変化への対応力を高めることだと考えています。
豊富な知識を用いて将来的な予測を立て、その予測を基に行動していくことで、新しい時代の波に避けることもできるかと思います。
また、知識を蓄えていくことで、いままで気づかなかったことを認識できるようになったりします。
成功者と一般の人では世界の見え方が違うというのは、まさに知識を持って認識をすることで捉え方が変わるといったことだといえます。
知識がなく、対象に対して気づくことができなければ、それはないのと同じです。
成功者や学者が見えているものが一般の人には見えていないということになります。
こういった、気づきを与えてくれるのも知識を魅力的な点であるといえます。
ですので、効率的な勉強の仕方を学び、知識をどんどん蓄えていくことが望ましいと考えます。
一度勉強の仕方を身に着ければ、一生使える技術ですからぜひ本記事と載せた本を読んで身に着けてください!
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