フリーターは今まで仲が良かった友達と疎遠になる傾向にあるかと思います。
そんな傾向をフリーターと正社員の2つの経歴を持つボクが「フリーターは友人と疎遠になる理由」について解説していきます。
※本記事では極端な例を挙げて説明しています。
1.話が合わなくなってくる
年齢を重ねるごとに正社員とフリーターとで話が合わなくなってくることがあります。
例えば、下の3つの理由が挙げられるかと思います。
・知識や経験から考え方の質が変わってくる(子供と大人)
・話したいことに違いが出てくる(仕事の話をしたくなる)
・物事に対する価値観に違いが生まれる
なので、ここでは上の理由について簡単に解説していきます。
「考えの質」が学生レベルと感じる
ボクの経験上、”フリーターと正社員とでは考え方・質に違いがある”ように感じるときがあります。
特にフリーターの方と話すときに”理屈が通っていない、感情的”といった子供特有の話し方をされると強く感じたりします。
会社を辞め、フリーター仲間ができたときに感じたのが「なんか子供っぽい人多いな…」という印象でした。
言動や態度もそうだし、何も考えずに目の前の事実だけを重視した考え方は、周りに迷惑をかけているケースも多々ありました。
・注意されても自分の非を認めずヘラヘラしている。
・後先考えずに行動して、失敗する。など
そんなフリーターと正社員の考えのもとになっているのは下のような気がします。
〇考えの伝え方【ボクが感じた考え方の差】
正社員:知識や経験、根拠に基づいた結論、論理思考
フリーター:感情論、ネット掲示板の情報、ウワサ、机上の空論
会社員になると大抵の場合、意味のある考え方や話し方、ビジネスマナーを身につけさせられます。
また、伝え方では「聞き手を納得させる」「聞き手の理解度を確認した上で簡潔に分かりやすく話す」といったことを経験から学ぶかと思います。
正社員は業務上責任があり、自分よりも年上や優秀な人を相手に考えを伝える機会が必ずあり、そういった経験からあらゆる振る舞いや考え方を学びます。
正直の話をすると、一度「環境の整った企業の正社員で働いた経験があるかないか」では考え・振る舞いの質に大きく違いが生じると思います。
こういった違いから正社員からしたら「話すと疲れるな」「薄っぺらいな」といった印象を持ち関わる機会を減らすこともあるんじゃないかなと思います。
また、逆にフリーターも「堅苦しい」「気取ってる」といった印象も持ち、お互いに距離を置くようになるのかもしれません。
話したい内容が全く違ってくる
日頃過ごす環境が大きく違えば、普段の話す話題も変わってきます。
例えば、極端な例を挙げると下のような感じです。
【例:双方の話したい内容】
フリーター:ゲーム、アニメ・ドラマ、共通の友達の話
正社員:仕事の近況報告、仕事の愚痴、スキル・キャリアアップ
※上の例に当てはまらなくても、フリーターの人はあまり仕事の話をしないし、趣味の話が多い傾向にあるので当たらずとも遠からずといった感じではないでしょうか。
上の例のように話したい話題に違いがあることは疎遠になることに直結すると考えています。
というのも、大抵の人は”自分の話がしたい”と考えるからです。
自分に合った話題でなければ、自分のエピソードを絡めた話がしづらいです。
そうなると「話すことがない…」と沈黙が続いたり、お互いに好きなことを話そうとするから「相手ばかり話をしている」と感じる状況になってしまうといえます。
その結果、「アイツと関わっても楽しくない」という気持ちになり、最終的には疎遠になることもあるのではないかなと思います。
重視している点が違うことから会話がかみ合わない
フリーターと正社員では生活の中で重きを向けているモノに違いがあることが多いと思います。
【双方の重視していること】
フリーター:自分の時間・趣味
正社員:会社・仕事・将来
日頃自分が大切にしていることに違いがあれば、「どんな選択が正しいか」も変わってきます。※どちらも正解である。
だから、会話をしていても「それは違うだろ」とお互いに思ってしまいます。
こういった意見に食い違いが生じた経験から「この人とは合わないわ…」という気持ちにさせ、結局は疎遠になってしまうこともあります。
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2.遊び方が違う
正社員の人は会社帰りには社内外での友人や取引先と頻繁にお金をかけて食事をすることが多いです。
また、休日にはボーナスや余ったお金でショッピングをしたり、旅行・スポーツといったお金のかかることをする人も多いです。
このように正社員はお金を使った時間の過ごし方をし、それは金銭面に余裕があるからできることだったりします。
しかし、お金をかけた時間の過ごし方はフリーターの収入では難しいと思います。
それこそ一人暮らしであれば、生活費だけでカツカツでしょうから、無駄なことにお金をかけていられません。
そういった正社員のお金を使った時間の使い方についていけないことで、会う機会が減り、正社員の友人と疎遠になってしまうこともありえます。
フリーターの頃に学生時代の友人や元同僚に飲み会に何度誘われていました。
初めの数回は参加していましたが、「お金がない」という理由から徐々に何かと理由をつけて断るようになっていき、全然会わなくなりましたね…。
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3.格差を感じるようになる
フリーターと正社員では多方面で格差が生まれまる。
特にフリーターはその格差を感じると友人と距離を置きたくなる。
フリーターと正社員の格差には下のようなモノがあります。
・収入
・生活の質(結婚・住む場所・趣味)
・交流関係(仕事で知り合った活躍している人たち)
そして、上の中での格差で深刻なのが”収入面”です。
たぶん、最も友達と疎遠になる可能性の高い『格差』について、ここでは書いていきます。
正社員側の言動や態度が変わる
大多数の人は稼いでいるお金の量で、その人の能力を計ろうとします。
そのため、稼ぎのあるなしで態度を変える人も少なくありません。
経験あるかもですが、優秀だと評価されている人と一緒にいると気分が良くなる人が多いです。
「こんなスゴい人と友達なんだぜ!」と自分の価値も上がった感覚が味わえるというのがあるのかもしれません。
そして、その逆の「稼ぎの少ない人とは関わりたくない」と考える人もいます…。
また、格差が大きくなれば、フリーターなどの稼ぎの少ない人に向けた言葉や態度も変わっていきます。
心配されて顔を合わせるたびに「もうそろそろ就職したほうがいいぞ」と危機感を煽る言葉をかけられたり。
上から目線の態度や惨めな思いをさせられたり、もしかしたら「一緒にいて恥ずかしい」と思われて距離を置かれたりするかもしれません。
ボクも友達だと思っていた人に「お前は気楽でいいよなw」とか「もう少し将来のこと考えたほうがいいよw」と言われたことがあります。
フリーターの時はそんな態度をとられて笑って誤魔化してましたが、正直惨めな思いで苦しかったです…。
正社員とフリーターでは生きている世界が違うように思える
20代後半になると、職場で出世し高い地位になったり、結婚して幸せな家庭を築き始める人たちが周りに増えてきます。
その点、フリーターは毎日同じ業務を行い、いくらは働いても収入も変わらないことから、数年前から何一つ生活が変わらない状況が続いていたりします。
この正社員とフリーターとで差を感じると、幸せを勝ち取っていっている人と距離を置きたくなることもあるかと思います。
ボクは「出世した」「知り合いが結婚した」という言葉を聞くたびに焦っていました。
そして、自分よりも良い状況になる人たちと比較して、惨めな気分になりたくなくて、自分から距離を置いていたこともあります。
フリーター側からも友達と距離を置くようになる
上のようにフリーターは正社員の友達からの自分への態度の変化や惨めな思いをした経験が少なからずあるかと思います。
そして、周りと比較することで、勝手に惨めな気持ちになることもあるかもしれません。
ボク自身、フリーターだった頃は正社員の友人と一緒にいても楽しくなくなった時期があります。
そして、ほとんどの友人と距離を置き疎遠になりましたね。
直接的に何かされたわけではない友人でも、距離を置きたくなることが結構あるのがフリーターだったりします。
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まとめ
本記事のザックリとしたまとめは下の通りです。
「正社員は成長し、フリーターは停滞する」
こういった事実から”話がかみ合わない”や”好きな話題が合わない”などが原因で、一緒にいても楽しめないことから疎遠になっていく。
「時間の過ごし方に違いがあって、シンプルに会う機会がなくなった」
正社員はお金に余裕があることからお金を使った時間の過ごし方をし、フリーターはそれができず、断る機会が増えた結果、疎遠になることもある。
「収入・生活面で格差を感じたとき、フリーター側が距離を置くようになる」
仕事での出世・結婚といったフリーターには得づらいモノで格差を感じると惨めな気持ちになり、その気持ちを避けるために友人と関わらなくなる。
上の内容がボクが実際に経験した「フリーターの頃に友人と疎遠になった理由」と「正社員のときにフリーターの友人と疎遠になった理由」です。
たぶん、ここで書いたことは「的確に当たっているか、当たらずとも遠からず」といったところではないでしょうか。
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
またね(/・ω・)/
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