どうも、むぅチャソ(@mw_chaso)です。
今回はNetfilx映画『ブライト』の感想・評価を書いていきます。
ネタバレもありますので、これから『ブライト』を観ようと思っている方は気を付けて読んでみてください。
※本記事は少し『ブライト』に辛口な評価をしています。
はじめに:『ブライト』のあらすじ
『ブライト』の前提として、『人間』『オーク』『エルフ』の3つの種族が登場し、その種族関係は『エルフ>人間>オーク』のヒエラルキーが形成されている。
ロサンゼルス市警察で警官として働く主人公『ウォード』。
その相棒は差別されるオーク種族で初の警官で世の中から注目されている『ニック』。
そんな二人は以前、パトロール中にオーク犯罪組織に襲撃を受け、『ウォード』は負傷していた。
その際、同族である『ニック』は「わざと犯人を逃がした」というあらぬ疑いをかけられ、ただでさえ職場では危うい立場にいるのに、さらに風当たりが強くなる。
『ウォード』が復帰後、夜に巡回していると本部から事件の連絡があり、現場に向かう二人。
そこには、魔法を使う者『ブライト』による犯行の痕跡のある現場にたどり着く。
そして、その現場で強力な魔法が使うことができる『ワンド』とエルフの『ニッカ』と出会い、保護する。
その後、『ワンド』を巡って、『人間』『エルフ』『オーク』それぞれの種族から襲われることになったのだった。
結論:個人的な評価・感想
個人的な評価:5.5/10点
作品全体で評価をするのであれば、「面白い」になるかと思います。
この「面白い」というボクの評価は『ブライト』に登場するウィル・スミスが演じる『ウォード』と相棒役の『ニック』に対する評価です。
その他にも、世界観の演出的には”総製作費が100億円”ということあってクオリティーは高いです。
しかし、内容的には浅く広くで印象に残らないストーリーだったり、結末がイマイチだったと思います。
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登場人物のキャラが良い
『ブライト』の評価ポイントは『メインである二人のキャラクターの良さ』にある。
オークという種族であることで周囲から差別されながらも、組織に忠実で正義感のある、真っ直ぐな性格を持つ『ニック』。
そんな周りに嫌がられ、自分自身の因縁のあるオークである『ニック』とのコンビを組まされ、始めは苛立っている主人公『ウォード』。
それでも、ウォードは自分自身の頭で考え「公平でいよう」とする生粋の警察官である。
そんな二人の愉快なやり取りや、葛藤は作品の内容関係なしに面白く、深いと思えるのではないかと考えます。
個人的な本作品に対するプラス評価は主に『登場するキャラの魅力』といってもよいかと思います。
とにかく、少しお節介だが良いキャラで楽しい『ニック』がいい感じ!
とにかく、勇敢でカッコいい『ウォード』が好き。
そんな感想がネットでたくさんありました。
内容が薄いような気がする…
全体でみると『ブライト』は「面白いかな」といった評価です。
ですが、やはり、”種族”や”魔法”、”ヒエラルキー”的な要素がある割に、どれも浅いところまでしか、作中では表現されていないと感じてしまいました。
どれも特徴もなく、ヒエラルキー的に『エルフ>人間>オーク』が種族ごとに地位が確立されているだけです。
また、設定の広さ故に専門用語が次々と出てきますが、それぞれの追及がないため、視聴者を置いてきぼりにしてしまっているように思えます。
内容の深さを意識せずに、作品のみを評価すれば、「良い映画だ!」と思えるかもしれませんね。
それは、もしかしたら、『ウィル・スミス』演じる主人公をはじめとした”登場人物の良さ”による評価なのかもしれませんけどね…。
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SF要素が若干強い…
正直、『人間』『オーク』『エルフ』といった人種が”知略”と”物理的な力・技術力”で争うの期待していました。
人間だったら”技術力”、オークなら”力”、エルフなら”権力”のような、それぞれの役割をはっきり分けられている作品だと思っていました。
その特徴に加えるとしたら、「エルフが魔法を使う」ぐらいでしょうか。
正直、「設定上、”種族”を分けなくてもよくね?」と思えてしまった…。
また、その魔法の関連のある『ワンド』が圧倒的な力を持つことで、物語の大部分が「ワンドはどこだ?」というワードだけがストーリーそっちのけで記憶に残ってしまいます。
この魔法(ワンド)ごり押しなシナリオが、全体の内容の薄くしてしまっているのではないかとも思えます。
本作中で若干描かれている”友情”や”差別”を強調してもいいのではないかと思います。
なにより、もっと現実世界での”三つ巴展開”を期待していたため、ガッカリしてしまいました…。
魔法への脅威性が強すぎて、現実世界にSF感を持ち出したような作品になっています。
オチがイマイチ…
基本的には、「最後良ければすべてよし」で結末が評価のほとんどを割合を占めるかと思います。
そんな映画で重要なオチが微妙だったりする…。
本作品を構成する”種族のヒエラルキー”や”ワンド”など、いろいろな要素があるわけですが、作品の着地点がその要素のどこにも落ちないので「この映画は一体何だったんだろう」と印象に残らない内容になってしまっていると思う。
もしかしたら、”続編の製作が決定している”ので、次作への持ちこすという意味で、どこにも着地させなかったというのもあるかもしれません。
それでも、少しオチがなさ過ぎて、印象に残らないのは事実ではあるかと思います。
映画では”伏線”と”オチ”がホント大切ですよね。
序盤で”伏線”を張り、結末で回収する。
そうすることで、より深みのある物語になるわけです。
でも、ブライトはその伏線すら存在しない映画だったりする…。
せめて、終盤の主人公の身に起こることだけは、伏線を張っておいて欲しかったです。
最近、『ブライト』を見直しましたが、当時みたときの終盤の「ファッ!?( ゚Д゚)」を2度目にしても出てしまいましたw。
最後に:『ブライト』は続編で完成するのかも
『ブライト』のネットでの評価は「イマイチだった」という声が目立ちました。
それは、伏線が回収されなかったことで伏線にすらなっていなかったり、浅く広い内容のせいで印象に残らなかったりといろいろかと思います。
ですが、こういった”伏線”や”設定”は続編で活かすためのモノだとも考えられます。
本作の『ブライト』は未完成であり、続編で完成するのではないかと思っています。
なので、本作だけで『ブライト』自体の評価を決めつけるのは良くないのかもしれませんね。
続編に期待しましょう!!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたも映画ライフを楽しんでください!
またね(/・ω・)/
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