物価指数とは ~基本的な消費者物価指数などをわかりやすく解説

経済学

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物価指数について

 

物価指数という言葉をニュースや経済雑誌などで目にすることがあるかと思います。

ですが、実際に物価指数ってどういうものなのか、ご存じない方もたくさんいらっしゃると思います。

 

ですので、本記事では簡単に物価指数の解説をしていきたいと思います。

 

 

物価指数とは

 

物価とは市場でのモノの価値のことです。

そして、物価指数とはある時点の物価から現在の物価がどれだけ変動したかの指数を指します。

例えば、ある商品の価格が1000円だったときを物価を100だとします。

そして、その商品の価格が100円高くなった1100円とします。

こうした場合、物価指数は110になったということです。

 

 

消費者物価指数

 

消費者が購入する様々な商品価格の平均的な変動を測定した指数のことです。

つまり、私たちが身近のあり、頻繁に購入される重要度の高いモノやサービスなど600品目の価格変動の平均をとったものだということです。

この消費者物価指数は総務省が毎月発表しています。

そして、この調査対象となる600品目のモノやサービスは、時代によって消費者からの重要度が変わってきます。

そのため、その品目は5年に一度見直されることになっています。

 

そのため、私たち消費者が一番注目するのが消費者物価指数です。

この消費者物価指数が上昇すると、普段私たちが購入している商品の価格が上昇します。

また、その推移を見てみると、商品がこれから高くなっていくかなどが見えて来るかと思います。

 

 

企業(卸業)物価指数

 

原材料の輸入・輸出財で企業の生産活動に用いられる財の物価指数のことです。

この企業物価指数は日本銀行が毎月公表しています。

 

 

GDPデフレーター

名目GDPと実質GDPの比率として計算される物価指数のことです。

名目GDPとは単純に市場価格で評価されたGDPの大きさです。

実質GDPとは物価変動を考慮し、モノの生産量の大きさの変化を測るGDPです。

 

GDPデフレーターは私たちが消費する商品と生産物の価格を考慮した物価指数ですから、国全体の価格変動をまとめてみる際には重要な指数となります。

 
 

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