暗闇効果とは – 異性を落とす心理学的恋愛テクニック

心理学

 

現在、気になる異性がいるという方の中で、「デートに誘いたいけど、そのデートの内容が決められない」などの悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思います。

 

それこそ、デートでもなんでも、人の印象は「初頭効果」などから分かるように、初めの一緒に過ごした印象がとても肝心で、その出来次第ではこれからの異性からのあなたへの印象が変わってくるから侮れないです。

 

そんな、初めてのデートで成功させたい方のためのテクニックとして、暗闇効果を用いたテクニックがお勧めかと思います。

 

本記事では、そんな暗闇効果を理解し、意識的に行動することで良い結果に結びつけるように説明していければと思います。

 

では、さっそく暗闇効果の説明をしていきたいと思います。

 

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暗闇効果とは

 

暗闇効果とは、周囲の明るさが暗いことによって、人の考え方や行動が変化するといった心理的傾向のことをいいます。

 

この暗闇効果はアメリカの心理学者「ケネス・J・ガーゲン」が行った実験から判明した理論です。

 

この理論から暗闇効果は恋愛や友好関係など人間関係に大きな影響を与えるとことが分かっています。

 

そんな暗闇効果は、とても有名であることから、多くの人がこの暗闇効果を恋愛テクニックなどに用いています。

 

ですが、多くの人は暗闇効果は「異性と暗い所に行けばいいんでしょ」と言った安易な考えで用いています。

 

確かにあながち間違いではないのですが、意図して本来の暗闇効果の効果を引き出すことはできないことがあります。

 

ですので、次にその暗闇効果がどのように判明したのかを「ケネス・J・ガーゲン」の原点である実験内容を知りましょう。

 

 

ケネス・J・ガーゲンの実験とは

 

この暗闇効果を結論づけたガーゲン氏の実験内容を説明していきます。

 

その実験では、面識のない男女6人の2組が被験者として実験が行われました。

 

そして、そのうち1組は明るい部屋、もう1組は暗い部屋で過ごさせるという実験でした。

 

明るい部屋で過ごさせる1組では、同性同士で固まりやすく、当たり障りのない会話がほとんどでした。

 

また、男女間の距離はある程度の保たれており、それ以上の親密な関係は期待できませんでした。

 

その一方、真っ暗な暗闇な部屋で過ごす組は、会話が少なくなる一方で、その内容がよりプライベートなものになり、親密な関係を築けているという様子だったそうです。

 

また、異性同士でペアになり、話すことがなくなれば、席を移動する者もいました。

 

そして、多くの場合が男女間の距離は狭まり、中にはお互いに相手に触れるようなケースも見られ、抱き着くなどのスキンシップが見受けられました。

 

結果、本来1時間を予定していた実験がスキンシップが激しくなっていったため、途中で打ち切りとなってしまいました。

 

このことから、暗闇では多くの人が不安を感じ、誰かに寄り添いたいという欲求が高くなるということが分かります。

 

それに加え、外見に対する自信のなさが薄まり解放的な気分になったと言うことです。

 

それにより、お互い面識がないにも関わらず、短時間で親密な関係を築き、恋人同士のようなスキンシップを図るようになったとされています。

 

この実験結果からお分かりいただけるように、周囲の明るさが暗いと心理状態が変化する”暗闇効果”が結論づけられたのです。

 

それでは、この暗闇効果が少なからず影響があることを理解したところで、具体的な暗闇効果を用いた恋愛テクニックをご説明していきます。

 

 

暗闇効果を用いた恋愛テクニック!

 

本記事で紹介している暗闇効果は、あなたもご存じかもしれませんが、よく恋愛テクニックとして使われることが多いです。

 

ですが、ガーゲン氏の行った実験だけで考えてみると、暗闇で全く見えない状態だったからこそ、暗闇効果が得られたのだと考えている方も多いかと思います。

 

顔が見えない暗闇の部屋だからこそ、不安や恐怖を感じたり、自分に対しての情報が少なく、自分の欠点を気にせず解放的にいられたという点では正しいです。

 

ですが、そういった感情面だけではなく、暗闇によって人の体に何が起きるのかも考えると、恋愛にも活かせるのです。

 

 

では、具体的に説明してきます。

 

暗闇効果で得られる効果は2つだと考えています。

 

まずは実験でもあった、暗闇により自分の欠点を気にせず行動出来たり、相手の表情を読み取らなくてよいので積極的になれるといった、解放感が得られるということです。

 

これは明るい場所で人とコミュニケーション取る時には、無意識のうちにその相手の表情や動きなどを確認してしまいます。

 

そうなると、相手の表情から不機嫌さや退屈していないかといった情報を読み取ろうとして、言葉を選んだり、自身の表情も良くしようとします。

 

そうすると、結局、言いたいことも言えなかったり、したいこともできなかったリと消極的で不完全燃焼になってしまうわけです。

 

もちろん、注意深く関わっていることから、ストレスだって感じてしまっているかと思います。

 

ですが、暗闇とは言わずとも、薄暗い部屋や夜景がきれいな場所、花火大会やクリスマスといった恋人がほしくなる季節など、普段よりも周囲が見えづらい状況を作ることで、普段感じなければいけない相手の表情や動きを気にする情報は比較的少なくすることができます。

 

これはお互いがそういう状態になるということです。

 

これにより、普段は自分のプライベートな話はしないけど、「今日は話してみようかな」と感じさせたり、普段できないような「スキンシップをとってみようかな」と考えさせることができるのです。

 

そして、2つ目は目の瞳孔の変化が恋愛では効果があると言われています。

 

人間は好きなものを見ると「瞳孔が開く」と言われています。

 

よくマンガでイケメンを見た女性キャラが目をキラキラさせるシーンがあります。

 

これは、現実でも同じことがいえ、好きなものを見ると人は目の瞳孔が広がり、キラキラしているように見えます。

 

この「好きなものを見ている=瞳孔が開く」が体が感じるサインなのです。

 

これは逆に「瞳孔が開く=好きなものを見ている」ということにもなりえるのです。

 

体と感情は繋がっていますので、そういった体のサインを意図的に引き出してあげるという方法は有効であるといえるのです。

 

そして、人の体は暗い場所にいると、モノを見ようとして光を拾おうと瞳孔が開きます。

 

その瞳孔が開いた状態でムードを良くして、会話などで一緒に過ごしていると人は勝手に「この人が魅力的に感じるわ、好きなのかもしれない」と錯覚をしてしまうのです。

 

これこそが暗闇効果を恋愛で活用する理由でもあります。

 

このように、暗闇効果は好きな異性にアプローチをするときに活用すると良いかと思います。

 

恋愛心理学【恋愛で使える気になる異性を理論的に惚れさせる方法】

 

暗闇効果は良いことだけではない!

 

 

完全に暗闇でなくても、薄暗さも人に影響を及ぼします。

 

この心理効果を黄昏効果とも呼びます。

 

ですが、この黄昏効果は、明るさというよりは、時間帯が影響を及ぼすの方が正しいかもしれません。

 

人は夕方の時間帯が最も人のバイオリズムが低下し、判断力をはじめとする様々な能力が低下すると言われています。

 

こういった黄昏効果の状態で車を運転したりすることで、仕事終わりの夕暮れ時が最も交通事故が多いと言われています。

 

そのため、黄昏効果のことを頭の隅に置いておき、「夕暮れ時が最もヒューマンエラーが発生しやすいんだ」と意識しておく必要があります。

 

また、黄昏効果を悪用した事例もあります。

 

とても有名なのが独裁者「ヒトラー」がこの黄昏効果を用いたことで有名です。

 

これは正直の話、確証は得ていないものの、ヒトラーは人間の判断力が鈍る夕暮れ時を狙って、民衆に演説を行いました。

 

この人の判断能力が鈍っている状態で、耳障りの良いインパクトのある言葉を聞いてしまえば、その言葉の正当性やモラル的な考えを考慮することなく、「この人が魅力的に聞こえる、正しいのかもしれない」と考えてしまうのです。

 

これは一種の洗脳であり、悪用する人がいるのは事実なのです。

 

このように、周囲の明るさを利用することでメリットも得られるものの、これを自分に降りかかる悪い行為として使われてしまうということです。

 

ですので、本記事を読んでいただいた方は、メリット、デメリットを理解して、暗闇効果を用いる、使われないようにしなければならないのです。

 

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