どうも、むぅチャソ(@mw_chaso)です。
映画『グレートウォール』を観ましたので、簡単にレビューを書いていこうと思います。
中国を舞台にした壮大なスケールで仕上げられた本作はあらゆるメディアで取り上げられていましたから、気になっていた方も多いかと思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
『グレートウォール』のあらすじ
グレートウォールのあらすじは下の通りです。
金や名声のために世界中を旅する傭兵ウィリアムは中国で謎の獣に襲われ、とっさに持っていた剣で獣の手を切り落とした。
やがて彼は巨大な城壁=万里の長城に到着。
そこで、獣の正体は饕餮(とうてつ)という60年に1度現れて人間を襲う怪物で、饕餮を食い止める為に万里の長城が築かれたということを知る。
饕餮の大襲来から都を守るべく、集結した禁軍の全部隊の姿に突き動かされ、ウィリアムも戦いに身を投じてゆく。
『グレートウォール』の個人的な評価・感想
個人的な評価:6/10点
ボクはあらゆる作品に主演として活躍されている『マット・デイモン』さんがとても好きでして、本作にも主演ということもあり、なかなか期待をしていました。
そんな期待値が高まって観た本作はなかなか良かったです。
中国の独特の雰囲気があってよかったし、演出も日本や米国の映画に慣れてしまったボクの目にはなかなか新鮮に映りました。
舞台が『万里の長城』であり、戦闘シーンも中国の十八番のワイヤーアクションで、見ごたえある作品でした。
設定も「60年ごとに化け物が襲撃してくる」とか「この城が化け物を食い止める砦」といった歴史を絡めてくる感じもよかったです。
でも、設定は良くても、本作の結末的にもありきたりでしたし、内容的にも『化け物 vs 人間』といったベタな展開だけだったのが「少し物足りないかな」といった感じですね。
なので、深いストーリーが好みなボクの個人的な評価は10点満点中6点をつけさせていただきました。
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華のあるアクション映画
鮮やかな青の衣装を着た美女の兵士。
その美しさに目を奪われること間違いなし。
まず本作で目がいくのは鮮やかな青の衣装に身を包んだ美女かもしれません。
※男性だけかも。
日本や米国の作品では目にすることができない中国特有の衣装であり、かつ泥臭い戦場には相応しくないと思えるほどの美しさがあります。
そんな彼女らが主体となって戦いを観れただけでも、「この映画を見てよかった」と思えるほどだといえるかもしれません。
きっと本作は『美しさ』を意識して作られていると思われます。
でも、違和感を感じる部分もあって、美しさを求めるあまり「女性兵士のメイクがばっちり決まっている」とか、「戦闘後の服が比較的キレイなまま」といった不自然な場面も見受けられました。
なので、リアリティー重視の視聴者からはこういった部分でマイナスイメージを持たれているかもしれませんね。
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お金がかかっている分、壮大である
壮大な数の人員とリアルな化け物のCGが魅力。
他の国にはないお金のかけ方であり、見た者は衝撃を受けるでしょう。
とにかく「本作ででてくる兵隊の数が多い」です。
メインキャラは少ないにも関わらず、それ以外のセリフのない兵士の数が途轍もなく多いです。
また、舞台が『万里の長城』と歴史的にも規模的にも巨大な場所で撮影が行われていることもあり、スケール感は他の作品と比にならないモノになっているかと思います。
製作費に『1億3,500万ドル(大体147億円)』も費やしただけはある壮大さ。
どうしても日本人のボクは日本の平均製作費『5,000万円』で作られる映画と比較してしまうので、壮大さだけで高評価にしてしまいそうになります。
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理解できない部分も多々ある
斬新さを求めるあまり気になる箇所がいくつか出てきてしまっている。
本作には日本にも米国にもない独特な素晴らしい雰囲気があります。
なので、高く評価したいところではあるのですが、斬新さとストーリー性を持たせようとするあまり「なぜ、そんなことをするの?」と思える部分が多々あります。
ここで1つ挙げるとするならば、違和感のある『戦略』です。
長城を守護する禁軍が化け物と戦う作品なのですが、その戦い方が非効率的で無意味に感じられます。
例えば、女性兵士が体に縄をつけ、塀の上からバンジージャンプをして、塀に迫る化け物と戦う手法をとっています。
でも、この戦い方をみて「え…弓で戦えばよくね?」と思えてならないのです。
もちろん、「飛び降りた兵士を囮にして敵の注意を集め、敵の侵入を妨げる」というのは分かりますが、あまりにも犠牲が大きすぎます。
それだったら、主人公たちが盗もうとした禁軍が保有している大量の火薬を使った有効な戦術も考えられたはずなのです。
それをしないで、兵士の命の尊さや化け物の強敵感を出すために、あえて非効率で斬新な戦術をしている感じが製作者側の意図を感じて、リアリティーが感じられなくなってしまいました。
もちろん、中国お得意のワイヤーアクションをアピールするという意味では、間違いなく、この戦術は正解だとは思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
またね(/・ω・)/
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