鋼の錬金術師の実写映画がまさかの炎上について
2017年の12月1日に公開の実写版「鋼の錬金術師」。
「ハガレン」ファンからしたら、公開を待ち遠しく思う方も少なくないんじゃんないでしょうか?
「ハガレン」といえば、賢者の石を求めて、謎を解明していくエルリック兄弟のお話がテーマですよね。
その作中で出てくる、個性溢れるキャラクターや次々と生じる観た人を考えさせるような惹き込まれるような困難が見どころのマンガですよね!
また、作中でみせるエルリック兄弟の兄弟愛を思わせるやり取りや、「エド」や常にクールな「ロイ・マスタング」のカッコいい戦闘シーンなども多くのファンを惹きこむ魅力の1つです。
そんな人気マンガの「ハガレン」をHey!Sey!JUMPの「山田涼介」さんが「エドワード・エルリック」を演じ、実写映画として製作されました。。
そして、「ハガレン」の実写映画が12月1日に公開予定ということで、多くの人が注目している映画となりました。
それに伴い、11月15日に「ハガレン」の映画試写会が行われました。
映画試写会で「ハガレン」を観たファンの方々がまさかの反応をしたのです。
ツイッターアカウントに批判の声
ハガレンの実写映画を手掛けた「曽利監督」は11月24日から12月10日の期間の間、「#ハガレンのギモン」キャンペーンで、「教えて!曽利文彦監督」と題したツイッターアカウントを開設しました。
これは、鋼の錬金術師に関する疑問を投稿する目的で作られたアカウントです。
ですが、「曽利監督」のアカウントでの投稿に対して批判の声が続出し、炎上しているのです。
「なぜ、実写化してしまったんですか?」、「キャラの雰囲気に合わないキャストを起用したのか」など、映画に対して否定的な多くの声が寄せられました。
また、その多くの声の中には11月15日に行われた試写会を観たファンの中には「どこで返金できますか?」などの映画を観て後悔している方もいらっしゃいます。
このような結果から、映画のレビューが書き込まれる「Yahoo!映画」では、人気マンガにもかかわらず、低評価がつけられてしまっています。
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なぜ、ここまで評価が低いのか
もちろん、試写会で実写版を観たファンの方の中には「山田涼介」さんがカッコいい、「本田翼」さんの演じる「ウィンリィ」が可愛いなどで高く評価されている方々もいらっしゃいます。
それに評価に関しては、ハガレンのファン以上に出演されたキャストのファンの方々が多いように感じます
そういったファンの方々以外の、生粋の「ハガレン」ファンの方々の数が多く、低く評価された方々によって炎上をしているのだとみていて思います。
もともとマンガの実写化は物議を醸しやすいものではあります。
ですが、それでも否定的な声が多いように見受けられます。
映画の試写会で実写「ハガレン」を観たファンの方々の声はどのようになっているのか。
そして、なぜハガレンファンの期待を裏切り、怒りを買ってしまうような悲しい結果になってしまったのか調べてみました。
キャスティングミス
これが一番多いですね。
まず前提として、外国ベースのマンガは外国人が演じたほうが、原作に近づけることができると思います。
これは、実写「ハガレン」のPVが配信されてから言われ続けている否定的な批判ですよね。
正直の話、マンガの内容を忠実に再現しようとするならば、キャスト選びが最も重要なポイントだと思います。
このキャスト選びをきっちりできなければ、否定的な批判で炎上するのは、目に見えているように思えます。
「曽利監督」曰く、キャストすべてを日本人にした理由はハガレンのキャラクターは日本人に近い考え方をするからだそうです。
正直、映画の中では決められたキャラクターをキャストが演じるから関係ないような気がしますが…
CGの表現の仕方が良くない
CGについてこんな評価がありました。
槍を地面から錬成する際のCGありゃ何だ?
ハガレンファンを馬鹿にしてるのか?
地面から抽出した材料が渦巻きながら浮いてきて槍になるってアホかっ!
エドが両手パンッ!して左手を地面に向けて差し出したら、地面から槍が浮き出ながら槍になるんだよ原作は!出来上がってまだ地面と切っ先で繋がってる槍をへし取るようにエドが取るんだよ。
あれじゃマジックじゃねぇか。
さすが、ハガレンファンといったところでしょうか。
原作をよく観てらっしゃると思います。
「曽利監督」もハガレンファンだとおっしゃっていましたが、そこまで気が回らなかったのでしょうか。
もしかしたら、CGの関係上、そういった表現ができなかったのかもしれません。
ですが、それでも本当のハガレンファンであれば、原作にどれだけ再現ができているかといった観点から見て、原作と比較して評価しちゃいますよね。
こういった細かい部分にも拘っていないところにも批判が集まり炎上したのかもしれません。
戦闘がショボい
戦闘シーンは数少ない原作に勝ることができる、実写化の魅力を表現できるポイントですよね。
実写版の戦闘シーンはCGを多用したものだったそうです。
その戦闘シーンが低評価としている意見が多かったです。
原作のエドワードは小柄ながら、その体格を生かした素早い動きとトリッキーな格闘技術が魅力的だと思います。
それを実写版では、表現することができなかったということだと思います。
こればかりは私もハガレンファンとして擁護することができませんね。
実写版として、力を入れなければいけないポイントを押さえなかったわけですから…
マンガの実写化が悪いことではない
「デスノート」や「ガンツ」といった人気マンガの実写は観ていて、とても満足した内容でした。
そのため、私はマンガの実写化は全部が全部悪いことだとは思いません。
ですが、観客は原作を読み込んだファンが多いと思うので、どうしても原作と比較してしまいます。
どれだけ原作に近づけるかという観点で観る方も多いのです。
そのため、マンガの世界観が現実に飛び出すイメージが掴め、現実にある躍動感を持たせることができれば、観客は満足すると考えています。
原作が良ければ、内容は申し分ないはずですから。
その点、実写版「ハガレン」はキャストからマンガのキャラクターをイメージすることができなかったと考えられます。
それに加えて、見どころの戦闘シーンなどもうまく表現できなかったとも考えれます。
その結果が今回の炎上に繋がってしまったと思います。
アニオタの私が求めている実写化
マンガの表現力と実写の表現力には限界がありますよね。
ですので、私の考えだとマンガのハガレンではなく、世界観は同じだけど、違う映画に感じさせるような内容にする必要があるように感じます。
これなら、キャストが良くないだの、映画の内容が急展開になってしまっているといった批判も少なくなると考えられます。
確かにマンガの内容から離れることは、否定のもとになるかもしれません。
ですが、マンガを忠実に再現できているかという考えを切り離す必要があるのです。
どうやったって、私たちは原作を読み、想像を膨らませながら、次回の原作に期待をするといった、長い時を積み重ねてきた思いを超えることはできないですから。
例えば、一気読みしたマンガと、次回の本の内容について想像を膨らませながら待ちながら読んだマンガは、結果的にどちらが満足できたかといったら、私の経験上だと後者が満足できていたからです。
そのため、マンガの実写化をするなら、マンガの世界観はそのままで、違った映画のように感じさせる内容が良いと考えています。
最後に
実写版「ハガレン」を観られた方の評価が低いということをお伝えしました。
だからと言って、すべての人が否定している内容でないということを覚えておいてください。
映画の再現力はともかく、出演されているキャストのいつもと違った一面が観れるかもしれません。
また、マンガとは違った魅力があるかもしれません。
ですので、評価が低いから観ないではなく、本当の「ハガレン」ファンであれば、ハガレンのすべてを受け入れてやろうじゃありませんか!
まぁ、他の人の意見を鵜呑みにするよりも、実際に観てみて判断するほうが何事も大切ですからね。
私も覚悟を決めて実写版を観に行こうと思います…(半月葛藤した結果ですが)
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