あなたはどんなところに魅力を感じて、人を好きになりますか?
「外見がカッコいい、可愛い」「性格が良い」「趣味が同じ」といった様々な理由から、異性を好きになるかと思います。
そんなあなたが恋愛に至るまでに、傾向があると考えたことはありませんか?
人は異性を好きになる過程で、心理的傾向があるとされています。
それを理解することで、あなたを含め、多くの人が自分の恋愛も成就させる可能性を高めることができると考えています。
そんな恋愛における心理傾向である、恋愛の「類似性理論」と「相補性理論」の2つをご紹介します。
本記事では、それを活用し、理想的な恋愛をつかみ取ってほしいと考えています。
この2つの理論をある程度意識的に身につけたり、アピールすることで、実践に活かせるかと思います。
相補性理論の雑学
恋愛における重要な理論である「相補性理論」を提唱したのは、アメリカの社会学者「R・F・ウィンチ」氏です。
「R・F・ウィンチ」氏は学生結婚をしたカップル、25組を対象に調査を行いました。
その結果、お互いが自分が持っていないものを求めているという結果を得ました。
それまでは、恋愛には類似性が重要であるとされていましたが、ウィンチ氏は自分に持っていないものを持っている相手に強く惹かれると唱えたのでした。
恋愛の類似性理論とは
人は身体的、外見的魅力が自分に似ている人を恋人に選ぶ傾向があります。
これは容姿はもちろんなのですが、しぐさや態度、行動が類似していると魅力を感じるとされています。
また、そういった外見だけでなく、出身地や趣味が同じといった共通点から恋愛に発展することもあります。
これを恋愛の”類似性理論”と言います。
自分に似ている、共通点がある相手と恋愛に発展しやすいといった考え方を類似性理論ということです。
なんとなく似ていると感じたときはもちろん、自分が周囲から指摘を受けているしぐさや態度、行動が相手にみられると「自分に似ているかも」と少し嬉しい気持ちになりませんか?
これは無意識に感じとることがほとんどかもしれませんね。
それでも、そんな相手を見て、「なぜか分からないけど自分と合うかもしれない」と考えてしまうことがあるのです。
また、意識的に感じ取ることができるのが、自分の趣味と同じだった場合ですよね。
好きなことが一緒なわけですから、話が弾まないわけがありません。
まさに「こんなにこの人と話が合うなんて、これは運命だ」と感じてもおかしくありませんよね。
これは初めの段階の話すことがなく、気まずい空気を作らないことに繋がりますので。初めから仲が良かったと錯覚するかもしれません。
加えて、趣味の話からどんどん話題が広がっていき、相手のことを知れたり、自分のことを知ってもらい、親密な関係が築けるかと思います。
それとは逆に、相手のことを知らない段階で、かつ類似点がなければ、話題や一緒に楽しむことがあります。
それにより、話や考え方が異なることが多いことから、「ちょっとこの人とは合わないかな」といった考えを抱いてしまうかもしれません。
また極端に違えば、もはや二度と関わりたくないと考えてしまうかもしれません。
例えば、自分が当たり前にしていることとは、真逆のことをしている場合があります。
自分は魅力的なスタイルを保つために、普段から食事や運動は欠かしません。
ですが、相手は栄養バランスを考えずに、ただ欲望のままに食べ、楽をしていることで、だらしない体になっていたら、「絶対にこの人とは合わないわ」と考えてしまうかもしれません。
このように、類似点が自分のこだわっているものであればあるほど、親密な関係が築けるといえるのです。
恋愛の相補性理論とは
外見では類似性理論の傾向があるとお話ししました。
その逆に、人は性格的、内面的に自分にはない特徴を持つ相手に惹かれるといった傾向もあります。
これを恋愛の”相補性理論”と言います。
これは内面だけではなく、能力や長所といった、その人の魅力のことも指すともいえます。
このように相補性理論では、お互いの特性を生かして、補い合う関係から親密になるといった考え方といえるでしょう。
これは別に、自分はこれが正しいと思うけど、相手はこれが正しいと思っているといった、極端に違うというわけではありません。
そもそも、重要だと思うポイントが違ければ、親密な関係になれるわけがありませんからね。
相補性理論の考え方としては、昔からの風潮の「夫は外で稼ぎ、妻は家で家事をする」といった性別的な分担のこの考え方に当てはまると思います。
これはシーンによって、パートナーと役割分担できるという関係性から、家庭内差別を生まない、お互いに欠かせない関係を作るのに欠かせない要素だといえます。
付き合う前はどうすればいいの?
あなたが好意を抱いている相手と親密な関係を築きたいと考えている付き合う前の段階では、”類似性理論”の考え方がおすすめです。
まだ付き合っていない状態で、お互いの親密さを高めるには、類似性を見つけたり、作り出すことが効果的だといえるからです。
出身地や学生時代の部活、趣味や職業といった現在の自分との共通点を見つけることで、その相手との話題を広げていきましょう。
お互いの共通点が多ければ多いほど、相手は「自分のことを運命の人なのではないのか」と感じさせることができます。
また、そういった共通点がないのであれば、相手との類似点を作るようにしてみましょう。
本当にその相手に振り向いてほしいのであれば、それぐらいの努力はできるかと思います。
その人の好きなことを聞いて、自分も実践し好きになれば、相手も自分の好きなことを思いっきり、あなたに話せるようになりますよね。
なにより、「~さんから聞いたあと、やってみたんですけど、面白いですね、ハマっちゃいました!」なんて言われれば、自分に合わせてくれているなと感じさせることもできますしね。
ですが、例外もあり、相手が自己開示に消極的なタイプだった場合です。
そんな方は、どれだけ同じ類似点を持っていても、自分のことは話そうとしない場合があります。
つまり、相手は「草食系」というわけです。
そういった場合はあえて自分は「肉食系」を演じ、積極的に好意をアピールすることで、関係が進展することがあります。
付き合った後はどうすればいいの?
付き合った後は、その関係を長続きさせることを望むかと思います。
ですが、自分と似ていることが多い、つまり類似性に頼り続けるのは危険かもしれません。
そこで重要になってくるのが、関係を良好に保つための”相補性理論”の考え方なのです。
脳科学では恋愛関係は3年以上は成立しないと言われています。
つまり、付き合ってから3年が経つと、相手を異性としてみることができないことが多いということです。
それ以上も付き合っていきたいというのであれば、お互いの”絆”が重要になってくるのです。
お互いに「この人じゃなければダメだ」といった気持ちでなくてはならないわけです。
その絆を育むためにも、もちろんお互いのことを信頼し合うことが大切です。
それに加えて、お互いが欠かせない関係だと思い合わなければいけないわけです。
それはお互いを補い合うような性格特性が望ましいとされています。
いわゆる、パートナーといった関係性に近いかもしれません。
例えば、大雑把な性格のA男さんと細かい性格のB子さんがいたとします。
A男さんは大雑把な性格だけれども、行動力があり、引っ張ってくれる存在であるとします。
B子さんは些細なことでも気になってしまうけれども、気配りができ、相手の立場になって考えることができるとします。
これはビジネス面ではA男さんが大きな役回りを成すかと思います。
また、育児や人間関係では、B子さんが間違いなく大きな役割を担うかと思います。
このように、「自分にはできないけど、この人だったら上手くやってくれる」といった役割分担が大切だということです。
こういった信頼関係が良好な関係を保つために必要になってくるということです。
また、お互いに承認欲求を満たし合える関係とも言えます。
認め合い、求めあう関係こそが大切というわけです。
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