あなたは自分が質問したことに対して、相手が十分な返事を返してくれないときに不安を感じたことはありませんか?
それこそ、相手が何かを隠しているのではないかと考えてしまうこともあるかと思います。
こういった状況は”MUM効果”が関わっているといえるのです。
本記事では、そんな相手の不安を抱かせてしまうMUM効果について説明していきます。
MUM効果とは
MUMとは、英語で言うと「黙って、静かに、沈黙」といった「黙る」という意味を持ちます。
そんな言葉が含まれている心理学用語「MUM効果」はどういったものなのか、まずは説明したいと思います。
MUM効果とは相手にとって不快な情報を伝えることを避けようとする心理的傾向のことをいいます。
このMUM効果により、受け手は情報を与えられないと「悪い状態なのでは?」と不安に感じたりします。
このような本人と受け手の心理はセットになることが多いというのも実際のところです。
そんなMUM効果から不安を駆り立てられる状況は私たちの生活には多くあることが事実です。
例えば、会社で仕事を部下に任せた時に、仕事の進捗を聞いたときに、歯切れが悪ければ、何か自分に何か悪いことを隠しているのではないのかと自分が不安になることがあるかと思います。
このようにMUM効果で注目すべきなのは、情報を伝える側よりも、伝えられる側の不安を抱かせるという点です。
つまり、相手が知りたい情報を与えられなかったことで、何かしらの悪いことを考えてしまうということです。
悪い状況を作り出すMUM効果
「昨日は楽しかった?」
「うん…まぁ」
例えば、上記なやり取りをカップル間でしたとします。
この時、質問に対して、大した反応もせずに
「はぐらかされたような気がする…」と考えてしまうことがありませんか?
これも質問者側にMUM効果が働いたといえます。
相手は後ろめたいことがあるから、「あえて反応を抑えている」、もしくは「ボロが出ないようにしている」と受け取ってしまうのです。
こういう気持ちが芽生えてしまえば、疑いの目で相手を見てしまうことさえあります。
そうなれば、本当に大したことがなかったから反応が薄かっただけなのに損ですよね。
ですから、友人と飲みに行く、仕事があったなど、相手が見えない出来事はできるだけ、満足のいくような返答をしてあげたほうが、後々の疑いを持たれずにすむというものです。
MUM効果を恋愛テクニックに活用!
「あれ、LINEの返信がかえってこない…」
「どうしたんだろう…」
交際相手や気になる異性でよくある、今まではメールや電話などをしたら、「すぐに連絡が帰ってきていたのに、今日は返信がない」ということがありませんか?
そして、あまりにも連絡が遅いと、「何かあったのかな…」「私のこと興味がなくなっちゃったのかな…」と不安を抱いた経験があるかと思います。
そんな時は、嫌なことを考えてしまいがちですよね。
これも受け取り側にMUM効果が働いたといえます。
ですが、返信がきた時、安心して嬉しくなったことはありませんか?
それこそ、やさしいことをかけられたときには、ものすごく嬉しくなるかと思います。
このMUM効果が働いた、つまり不安な状態からの喜びは、人にとても大きな喜びを与えるということです。
これをあえて恋愛テクニックとして活用してみてください。
「連絡を遅らせて、相手を不安にさせる」
今回の例のように、あえて普段より連絡を遅らせてみるなんても良いかもしれません。
そして、遅れて返信するときには、
「連絡したかったんだけど仕事で忙しかったんだよね」
「心配かけてごめんね」
なんていう優しい言葉を返信してあげると、今までの不安に感じてた分、嬉しさが増すかもしれません。
連絡以外にも、「相手を不安にさせてから、一気に安心させる」といったことは、たくさん生活の中にあるかと思います。
そういった恋愛でマンネリを感じたりしたときには、愛情を感じさせるようなテクニックを盛り込むことで、さらに関係が良好になることもあります。
ですので、ぜひ、MUM効果を活用したテクニックも試してみてください!
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