どうも、元フリーターのむぅチャソ(@mw_chaso)です。
世間では今でも「ブラック企業」というワードが頻繁に使われています。
事実、現在でも明るみになっていないだけでブラックと呼べる企業も存在ます。
そういう現状で求職者が就職エージェントを利用した際に「ブラック企業を紹介された」という声もネット上では拾うことができます。
なので、『就職エージェントの求人紹介の注意点+ブラック企業の求人の特徴』について書いていきます。
また、本記事では就職エージェントを利用した経験があり、ネットにて徹底的に調査した結果をボクなりにまとめていきます。
初めに:求人自体からブラックの見極め
まずはブラック企業の出す求人の特徴について解説していきます。
求人の見極め方の基礎になるので、参考程度に覚えておいてください。
【ブラック企業によくある求人の特徴】
『年中求人を出している』
『応募条件が緩い』
『抽象的な表現をしている』
上の特徴に当てはまっている優良企業の求人もあるかもですが、見かけたらネットにて調査をしてみてましょう。
では、深堀していきます。
年中求人を出している
ブラック企業の求人にありがちなのが”年中求人を出しっぱなしになっている”という特徴です。
【なぜ年中求人を出しっぱなしなのか(悪い例)】
・離職率が高い(人が出ていくから常に人員補充が必要)
・悪い評判がある(地方の場合、悪いイメージから人員が集められない)
・知名度が低い(規模が小さいなどで、そもそも認識されていない)
特に気を付けたいのが”離職率が高い”です。
劣悪な職場環境(パワハラ・セクハラが横行)・待遇が悪い(サービス残業・休日出勤)などの従業員が耐えられず辞めていっているケースが想定できます。
この状況がある企業に対して、世の中は”ブラック企業”と呼ぶことが多いです。
注意「事業規模拡大を目的とした従業員補充」もあり得ます。
その場合は従業員数の推移・事業内容・口コミをネット上で確認すれば簡単にわかるかと思います。
応募条件が緩すぎる
「学歴・年齢不問」などの”誰でも選考が受けられる求人”はブラック企業が多い傾向にあります。
過酷な労働内容などによって「大多数はすぐに辞めてしまうという想定の上で大量に採用しよう」としていることがあります。
また、この応募条件により「仕事はできるが質の悪い従業員が上に立つ」ケースも考えられ、その場合、現場によって労働環境が悪くなるということもあります。
人をただの労働力としてみている場合がある
誰にでもできる業務には「単純作業・肉体労働・営業(数うちゃあたる方式)」などが当てはまります。
機械のように決められた動きを要求される業務や、単純作業だけでも重たいモノを運ぶなどの肉体労働があります。
こういった業務内容の場合「能力問わず、誰でもいいから労働力になってほしい」という考えのもと、応募条件をとことん下げて人員を集めようとする場合があります。
ボク自身、引っ越しや工場バイトでモノのように扱われた経験があります。
また、その際には現場で立場の高い従業員以外の正社員(特に研修員)も休憩はほとんどナシでひたすら動かされ続けている状況もみました。
なので、応募条件のハードルが低すぎる求人は、ただ人員確保を目的としていることもあるので注意が必要です。
上に立つ人間の質が悪いこともある
応募条件には「高卒・大卒以上」「〇〇の資格保有」といったモノがあります。
それらの応募条件を設けている企業は培ってきた『教養』、努力・真面目などの『人間性』持った者を区別する”フィルター”としての働きを期待しています。
しかし、この応募条件を”誰でも可”にしてしまえば、従業員の質は悪くなる可能性を高めます。
その結果、経験を積んで指揮をとれる人材が生まれたとしても、人間性の欠如した人間がしきることもあり得ます。
そして、そんな人間の管轄内では酷い職場環境が作られてしまうこともあるのです。
引っ越しやのバイトをしているときには、現場の指揮を執る人間によって天国か地獄かが分かれました。
企業の指揮下を離れ、現場責任者の裁量によって左右される部分が大きく、「休憩がもらえない」「怒鳴られる」「暴行を受ける」などで周りの従業員やバイトはビクビク過ごしていたときがあります。
抽象的な部分をアピールしている
ここでいう『抽象的』とは、あやふやなモノでかつ、”会社の事業や業務とは関係のないところをアピールしている”ことをさします。※事業的に魅力がないと言っているようなモノです。
【抽象的な表現】
・お金の誘惑(ウチの社員は月○○万円稼いでいます!)
・明るさアピール(やる気・情熱を持って仕事しています!)
・人間関係重視(社員同士の仲がいいです!)
上のような求人内での表現を許している企業の時点で危ないです。
基本的に良し悪しというのは働いている人(もしくは働こうとしている人)が判断することです。
にも拘わらず、企業側が「コレは良いでしょ!」と自分の考えを押し付けているような表現をしている時点で社員にとってよくない企業といえるかもしれません。
なので、ここでは上で書いた抽象的について書いていきます。
お金の誘惑
「ウチの社員は○○万円稼いでいます」
コレだけをみると、人によっては「待遇が良い企業だ」と感じるのではないでしょうか。
しかし、この表現には”長時間・過重労働を強いられる可能性がある”ので注意です。
日本の企業の場合、働いた分だけ報酬が大きくなるのは当たり前です。
なので、これを踏まえて考えると、この「〇〇万円稼いでいます」というのは”その分、働いただけ”ともとれるのです。
「30万円稼いでいます」
時給1000円なら月300時間働いたということ。
週5勤務(月20日出勤)なら、1日15時間働くことになる。
こういった嘘は書かず勘違いをさせることで人員を集めようと企業もあり、その場合ブラック企業に当たりやすいといえるのです。
職場の明るさをアピールしている
「情熱・やる気にあふれた職場です」
上は意外と求人で見かけるフレーズだったりします(特に地方の求人)。
この抽象的なことをアピールしている企業は、”明るさ要素を従業員に求める(強いる)企業”の可能性があります。
「情熱」やら「やる気」やらは個人で管理するモノです。
それをなぜか「企業側が保証する」といった表現を求人内容に組み込んでいる企業があります。
つまり、「真っ赤な嘘を求人に載せている危ない企業(知能が低い企業)なのか」「自分たちの考えを押し付け強要する企業」の可能性もあります。
こういう職場だとパワハラなどが横行しているなどの問題が生じやすいといえるので注意が必要なのです。
人間関係重視
「ウチの職場は従業員同士がとても仲が良いです」
「人間関係」は人同士の相性で決まります。
人の性格はそれぞれですから、合う合わないはその人個人で決まります。
なので、「ウチで働けば人間関係良好で過ごしやすいですよ」といった求人内容は意味が分からないわけです。
正直、求人の内容を考える上で「本当に何も考えていない」ことが明白です。
こういったアットホームさをアピールしている企業も怪しいので気を付けましょう。
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【ブラックかも!?】就職エージェントの求人紹介の注意点
就職エージェントでも売上を伸ばすことを考える。
だから、効率よく就職させたり、利益になる求人を紹介してくることもある。
ここではブラック企業の求人に行き着きやすい就職エージェントの特徴について書いていきます。
代表的なのは下の特徴だと考えられます。
・十分なカウンセリングもせずに求人紹介をしてくる
・必要以上に能力の否定をしてくる
・中小の就職エージェント(企業の規模・社会的信用度が低いなど)
では、上の内容を深堀していきます。
十分なカウンセリングもせずに求人紹介してくる
ネットの情報では就職エージェントを利用者の中には「大したカウンセリングもしていない段階で求人紹介された」というモノがあります。
多くの場合、このケースは就職エージェント自体の事業の仕組みが関係しています。
どの就職エージェントも「企業に人材を紹介して、採用した場合にその企業からエージェントに報酬を支払われる」という仕組みになっています。
なので、就職エージェントで働くアドバイザーは営業に近い職種といえます。
そのため、所属するエージェントによってはノルマがあったり、結果を残そうとする気持ちから、「とっとと就職させよう」とするアドバイザーも出てきてしまうと考えられます。
そして、企業も売上を上げたいですから、紹介料の高い企業の求人を扱うこともあり、その紹介料の高い企業がブラックということも少なくないといえます。
もしくは採用基準の低い企業を勧めて、効率よく採用させて紹介料を得ようとするアドバイザーもいるかもです。
注意ほとんどエージェントはネットの口コミなどで悪評がたたないように、利用者自身に満足してもらえる努力はしています。
ですので、真っ当なエージェントならブラック企業かを調査したうえで利用者に求人を紹介しているといえます。
※悪評があるのは担当になったアドバイザーが多いのかも。
必要以上に能力への否定をしてくる
利用者の理想が高い場合は除きますが、ネットで調べてみると「あなたの能力(学歴・職歴・資格の有無・年齢など)では、あなたの要望にはそえません」といった感じで否定された人もいるそうです。
しっかりとした企業の場合、求人を出す際には応募条件が設けられています。
なので、そういう意味では上の能力面が的確なアドバイスだったりするかもしれません。
しかし、大した要望でもないのに受け入れてもらえなかったり、必要以上に否定される場合は怪しいです。
【もしかしたら】
・アドバイザー自身の都合の良い状況を作りだそうとしている
・もともと紹介する求人が決まっている(紹介料の高い・採用基準の低い求人などを勧めている)
そして、”自分の能力不足”を指摘された人は「なら、自分が採用してもらえる求人はどんなモノがありますか」といった感じにアドバイザーに主導権を握られることもあります。
その結果、アドバイザーの都合の良い求人(紹介料が高い・採用基準が低い企業)を勧めらるという状況が作れてしまうわけです。
中小の就職エージェント
中小の就職エージェントの場合、扱う求人数が少なかったり、大手・知名度の高い企業の求人を紹介してもらえないことがあります。※もちろん、優良企業もあると思う。
【中小の求人がの質が下がりやすい理由】
・規模が小さいが故に認知度が低く求人が集まりづらい
・信用度が低いことから企業との提携が結びづらい
その結果、ブラック企業ではなくても、待遇や職場環境がイマイチという求人が割合的に多く占める確率が高くなるといえるのです。
もちろん、中小エージェントを利用するメリットとして、掲載料を下げることで、規模は小さいが将来性のある企業にありつけることなどがあるかと思います。
なので、中小エージェントだからと言って、必ずブラック企業の求人を紹介されるというわけではないことを覚えておいてください。
ちなみにフリーターに特化した知名度の高い就職エージェントは下の通りです。
対象年齢 | セールスポイント | ネットでの口コミ |
|
---|---|---|---|
ハタラクティブ | 10代・20代 | ・優良求人3,000社以上 ・自分発見カウンセリング ・書類選考・面接対策 | ★★★★★ |
DYM就職 | 10代・20代 | ・優良求人数2,000社以上 ・書類選考なし ・ 面接対策/書類選考指導 | ★★★★☆ |
ウズキャリ | 10代・20代 | ・IT企業に特化しており、エンジニア志望には打ってつけ。 ・カウンセリング、面接対策、書類添削など | ★★★★☆ |
いい就職.com | / | ・求人掲載数5,000社 ・個別サポート/セミナーが充実 | ★★★☆☆ |
第二新卒エージェントneo | 18歳~28歳 | ・未経験OK求人5,000社以上 ・キャリアカウンセリング ・選考対策/各種セミナー | ★★★☆☆ |
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
またね(/・ω・)/
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