「私のこと好き?」
「私と一緒にいて楽しい?」
男女問わず、上記のような質問をパートナーに確認する方がいらっしゃいます。
その確認に十分な返答をしてもらえれば満足できますが、少しでも不十分だと怒り出したりします。
こういったやり取りを毎日のように繰り返されれば、相手もうんざりすることは目に見えています。
では、なぜこういった相手の愛情を頻繁に確認しようとするのか、その人の心理について説明していきます。
愛情を頻繁に確認する心理
パートナーに対して、何度も自分に対しての愛情を確かめる人は”拒否感受性”が高い傾向にあるとされています。
この拒否感受性とは自分にとって大切な人からの「拒絶されるかもしれない」「受け入れてもらえないかもしれない」といった考えから不安に感じてしまうことです。
この拒否感受性が高いと、相手から自分への愛情を確かめたくなってしまうのです。
それに加えて、拒否感受性が高い人はネガティブな考えを持ちやすいことから、相手に対して疑い深くなります。
それにより、相手からの言動や行動をネガティブに捉え、怒りや不満を感じやすくなる傾向にあります。
拒否感受性が高いと、相手を束縛したり、疑ったりで、パートナーとの関係が悪く一方というわけです。
不安感から出た言動は破局につながる!?
心理学者「ダウニー」の調査では、拒否感受性が高い人はそうでない人と比べて、1年後に破局する確率が2倍以上も高まったということが調査でわかっています。
上記でも説明した、拒否感受性が高い人は、何度も自分への愛情を確かめようとします。
これが大きな理由になっているのではないかと考えられます。
カップルに対して、面白い実験があります。
大学生カップルを被験者にして、次のような実験をしました。
集まった被験者を2つのグループに分け、次のいずれかの文章を書かせました。
- なぜ、いまの恋人と付き合っているのか
- なぜ、今の専門科目を選んだのか
半年後、どれだけのカップルが恋愛関係を続けているのかを調査しました。
その結果、「なぜ、今の恋人と付き合っているのか」の文章を書かせたカップルのほうが、「なぜ、今の専門科目を選んだのか」という文章について書かせたカップルと比べて、格段に別れている確率が高かったのです。
これは、”相手と付き合っている理由を深く考えさせる”ことが別れの原因だと考えられます。
「なんで今の彼と付き合っているんだろう?」と考えれば、「告白されたから付き合っただけ」「なんとなく、流れで」といった大した理由がないことに気づくことになります。
また、大した理由がないことを理解し、相手への欠点を思い浮かべてしまえば、本当になんで付き合っているか分からなくなってしまいます。
これは、現在愛し合っていても同様に分かれるリスクになりかねないのです。
この実験から分かるように、相手からの愛情を確かめたい感情から、「私のこと好き?」という相手からの愛情の確認は、まさに「なぜ付き合っているんだろう」と考えさせる機会を作ってしまっているに他ならない行為なのです。
それも何度も愛情の確認をされている相手は、「この確認はもうウンザリだ…」という気持ちから、「マジでなんでこんな面倒な相手と付き合っているんだろう…」と本人のネガティブな部分を積極的に探そうとしてしまうのです。
そのため、パートナーとの別れの危機の可能性が高まるわけです。
ですので、もしあなたが何度も愛情の確認をしているのであれば、控えたほうがよさそうですね。
そして、幸せになりたいのであれば、相手に不安を埋めてもらおうという考えはできるだけ辞めて、逆に相手に好意を伝えるようにしてみてはいかがでしょうか?
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