吊り橋効果とは – 実験の解説と恋愛で使えるテクニックを紹介!

心理学

気になる異性に好意を持ってもらうために、あらゆる方法でアプローチされているという方もいらっしゃるかと思います。

 

そんな方はもしかしたら、”吊り橋効果”を用いたテクニックを意識されている方もいるかもしれません。

ですが、そんな恋愛において、よく耳にする「吊り橋効果」ですが、「恐いことを一緒に体験した男女は好きになっちゃうんでしょ?」といった理解でいる方は多いのではないでしょうか?

それでは、吊り橋効果を使いこなすことはできません。

 

ですので、本記事では吊り橋効果の具体的な解説とちょっとした恋愛に使えるテクニックをご紹介したいと思います。

 

 

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吊り橋効果とは

 

この”吊り橋効果”はカナダの心理学者「ダットン」と「アロン」が実験から結論付けた心理的な傾向です。

ダットンらは感情が認知より先に生じるのであれば、間違った認知で感情を誘導できるのではないかと考え、恋の吊り橋実験を行ったのです。

 

その実験では18歳から35歳までの男性を被験者として行われました。

揺れない安全が予感できる「高さ3mの固定橋」と揺れて危険を感じさせる「高さ70mの吊り橋」のどちらかを渡ってもらい、橋の上でアンケートに答えてもらうというものでした。

その橋の上でアンケートをとるのは女性で、アンケート後、「結果などに関心がある場合は後日お電話を下さい」と電話番号を教えたのです。

これは、そのアンケートで関わった女性を被験者の男性が魅力的に感じた場合は、連絡がとれるような状況を作ったわけです。

 

その結果、固定橋を渡った被験者16人中2人、吊り橋を渡った被験者18人中9人が後日アンケートをとった女性に電話を掛けたという結果となりました。

この結果を見ると、圧倒的に「高さ70mの吊り橋を渡った被験者」のほうが、女性に電話をかけた数が多かったのです。

 

この結果からダットンは

”「不安定な吊り橋を渡るドキドキ」と「恋愛によるドキドキ」を勘違いした”

のだと推論しました。

 

ダットンの推論から分かるように、恋はそのドキドキを引き出した外的な要因ではなく、生理的な興奮が恋を作るのだということが証明されたとも言えます。

 

 

生理的な興奮が恋を作る

 

あなたも経験があるかもしれませんが、「恋はドキドキするもの」ですよね。

むしろ、「なんでドキドキするんだろう」なんていう、本人でさえ恋かどうか分からないような状況さえあります。

そんな生理的な興奮を認識して、「自分はあの異性に恋をしているのでは!?」と体の反応と恋を結び付けてしまうことだってあるかと思います。

 

これはいってみれば、自分の体がドキドキしている理由を考え、身近な感情として恋と錯覚してしまう可能性があるということです。

このように物事の原因を誤って判断してしまうことを心理学的にいうと”錯誤帰属”と言います。

この錯誤帰属を用いて、自分の恋愛を成就させることができることもできるのです。

 

よく恋愛テクニックでお化け屋敷や絶叫マシーンを一緒に体験するというのがあります。

これも吊り橋効果が引き出せるものではあります。

相手が恐がって状態、つまりドキドキしている状態で、頼もしい、可愛らしい振る舞いをすれば、相手は恋だと錯覚することも考えられます。

ですが、これは場所が限定されますので、あまり普段から使えるテクニックとは言えないですよね。

 

ここまでしなくても、

”ようは、相手がドキドキさせる状況を作ってあげる”

重要なわけです。

 

本記事を読まれた方は、ダットンの恋の吊り橋実験から得られた結果を理解できているかと思います。

この理屈を用いて、普段から相手がドキドキするような状況を作ってあげればいいのです。

 

 

恐がらせる状況を作る

 

多くの方が恋愛において、使われているのが「相手を怖がらせる」というテクニックです。

これは基本的に男性が用いるテクニックでもありますよね。

このテクニックで用いるのは、私たちの生活に身近にある「映画館」を使うと効果的です。

映画館で見る内容は、あなたもお察しのとおり「ホラー映画」です。

相手を暗闇の中で不安にさせ、ホラー映画でドキドキさせるのです。

逃げ場のない状況にすがれるは「あなただけ」なのです。

そこで、頼もしく振舞えば、あなたが気になっている相手は「頼もしさ+ドキドキ」で胸のドキドキを恋に結びつけやすい状況が完成です。

 

本記事を読まれているのが女性であれば、ごめんなさい…

男性の思惑に乗ってあげてください…

 

運動させる環境

 

よく学生時代に運動部同士でカップルができているなんてことはありませんでしたか?

例えば、野球部とソフトボール部のカップルみたいな。

これももしかしたら、恋の吊り橋実験の結果と同様の「自分の胸のドキドキは恋なのかもしれない」という錯覚帰属が関係しているかもしれないのです。

練習場所が近い部活同志はより、ドキドキしている状態で異性に関わるので、恋愛関係になりやすいと言えるのです。

 

学生じゃない方でも、スポーツジムだったり、趣味のスポーツでも、そういった状況を作り出せますよね。

そういった環境で、一緒に運動をしながら関われば、一緒に過ごしている異性に対して恋愛感情はない場合でも、「このドキドキをこの人が原因なのではないか」と錯覚させることができるかもしれないのです。

このように、運動によって生まれる、胸のドキドキを恋愛感情のモノだと錯覚させるテクニックもあるということです。

 

色気

 

男性の方は経験があるかもしれませんが、女性への色気でドキドキしたことがあるかと思います。

逆に女性も男性の大人っぽい雰囲気に色気を感じたことがあるかもしれません。

これは相手を異性を意識してしまう瞬間でもあります。

意識してしまえば、胸がドキドキしてしまうことだってありますよね。

 

これはいってみれば、最も恋に発展しやすい状態でもあります。

これを引き出すには、「大人っぽさをアピールする」することが重要です。

 

男性であれば、男性らしいたくましい腕だったり、ネクタイを緩め、首元を開けるといったしぐさも有効だといえます。

また、女性であれば、髪をかきあげたり、少し卑猥ですが胸元や足といった部位をさり気なく見せることで男性は魅力的に感じるということが分かっています。

それ以外にも、底が高いヒールにするというのも、大人っぽい女性を演出することができます。

 

このように、男女関係なしに「色気+ドキドキ」で恋に結びつけやすい状況を作り、錯覚させるというテクニックもあります。

 

恋愛心理学【恋愛で使える気になる異性を理論的に惚れさせる方法】

 

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