どうも、元サラリーマンだった『むぅチャソ(@mw_chaso)』です。
ボクも以前は企業に勤めていて、
「何でこんなことさせられてるんだろう」
「自分にメリットってほとんどないよな…」
と思えることが結構ありました。
これを「仕事はそういうものだ」と割り切って過ごされている方がほとんどですよね。
でも、そのままでいると…。
会社に搾取され続けることになるかもしれません。
なので、本記事では「自分の労働状況を理解し、会社に搾取されるのをできるだけ減らそう」というのがテーマになります。
ぜひ、会社員の方で仕事に不満を抱かれているのであれば、最後まで読んでみてください!
初めに:サラリーマンは会社に搾取されていることが多い
一般のサラリーマンの方は、きっと自分が会社から搾取されているという実感をしたことがないかと思います。
それは、周りの人と同じことをしていることから、『当たり前』という気持ちが、その実感を妨げているといえるかと思います。
また、『当たり前』のことをしているわけですから、最悪の場合は周囲からの”共感・同情”も得やすいですし、「自分は運が悪かっただけ」と解釈しやすいです。
また、自分がしていることは「良いこと、正しいこと」と思い込みたいという心理が働きます。
この心理を心理学的に言うと『認知的不協和理論』といえます。
人間の頭は高スペックでして、自分の『行動』と『考え』で矛盾が生じたら、その矛盾から生じる違和感を払拭するために、考え方を行動に合わせて辻褄を合わすように修正してしまうのです。
つまり、『行動』という結果は過去のモノなので変えられませんが、『考え方』は結果に合わせて、最も自分に良い状態に修正してしまうわけです。
こうやって自分に不都合な状況だったとしても、何も考えようとしなければ違和感なく過ごせてしまうのです。
そして、クビになったり、定年退職後に「自分はこの人生で何をやっていたんだ…」と後悔をするハメになることが多いんですよね。
こういった理由から、現実をもみる機会を奪っていたり、現実逃避ができることから、多くのサラリーマンは会社から搾取され続けるんだと思います。
なぜ、サラリーマンは搾取されてしまうのか
会社は給料(コスト)の代わりにサラリーマンの『時間(労働力)』を買っている
途轍もなく当たり前のことですが、会社は『お給料』というコストを支払い、会社員の時間を買っています。
これにより、「これぐらい支払うので、これぐらい労働力として働いてください」という状況が作られるわけですよね。
この状況自体は別に悪いことではないのです。
ですが、この「会社員の労働と会社が支払うコストが見合っているのか」というのが問題なわけです。
「この人より自分は実績の努力量も上のはずなのに、何で同じ給料なの?」
と疑問に思うことがあるかと思います。
企業の給料というのは、地位によってある程度一定であり、こういった社員一人一人の細かい能力の違いを考慮するような仕組みではないんですよね。
これは企業側の管理するためのコストを下げるの工夫ではあるのですが、こういった仕組みにより搾取されているケースも十分にあるかと思います。
間違いなく自分のほうが働いているのに、会社から支払われるお金とか、間違いなく搾取されていますからね…。
会社の仕組み的に『優秀な人が能力の低い人をカバー』している
会社にはとても優秀な人もいれば、怠けているような人が働いていますよね。
そして、優秀な人は怠けている人よりも10倍、会社にメリットのある働きをしたとしても、怠けている人の10倍の給料をもらえるわけではないですよね。
せいぜいもらえて2,3倍程度だと思います。
新卒で入社した社員は仕事が初めからできるわけがありませんが、初めからとうきょうであれば20万円程度もらえてしまいますよね。
新入社員の能力値的にはアルバイトレベルなのにです。
これっておかしくないですか?
この状況が成立する理由として、優秀な人が『仕事を作り、稼ぎ』、その優秀な人の働きで生み出されたお金を怠けている社員に配布しているわけです。
これは優秀な人が間違いなく搾取されているケースだといえます。
給料の配分をブラックボックス化してしまえば、優秀な人は文句を言えませんから、優秀な人が生み出したお金を使って企業は労働力を買い、売り上げを伸ばしていけるんです。
会社による『生活の担保』という事実が不釣り合いの労働を強いる
会社だけの収入で生計を立てている方がほとんどです。
そうなると、社員の人たちは、会社からの給料が唯一の生きるためのお金を稼ぐ手段になります。
つまり、その社員の生活は会社によって支えられているわけです。
なので、会社に歯向かってしまうと生きていくためのお金を失うわけですから、『会社には従わなければならない状況』ができているわけです。
そして、社員の精神的にも「雇ってもらっているのだから」と会社の要求に対して寛容でいようと考えるわけです。
だから、「残業・休日出勤してよ」と言われれば断りづらいですし、ハードすぎる要求にも「仕事だから」と無理してでも応えようとしてしまうんですよね。
そうなると、仕事にやりがいを感じなくても無理やり自分を奮い立たせて取り組んだり、「疲労で限界だ…」と思ってもどうにかして働こうとしてしまうんですよね。
精神衛生上、健康状態が悪くなり、自分の寿命を縮めてたら、本来生きられた時間を無駄にしていることになりますよね…。
人件費以上の『利益・実績』は会社の資産となる
会社は社員にお給料というコストを支払い、労働させ、コスト以上の利益を作りだします。
つまり、利益からコストを差し引いた金額が会社の資産になるわけです。
そして、それに伴って生み出されたサービスやシステムなどの実績はお金を生み出す資産に代わります。
つまり、社員たちがどれだけ頑張って作った実績も、会社の上層部の人たちの実績となるわけです。
このような企業の仕組みはコストを支払う側に『特権』を持たせ、労働側は搾取する状況を作りだします。
なので、会社側は「労働力として優秀な人間には少しの給料アップと引き換えに、さらなる労働力を引き出し、さらに企業側の資産を増やそうとしてくるところがほとんどです。
これはビジネス的には『コストは小さく、利益は大きく』といった考え方が当たり前です。
ですが、そうすると会社で働く人たちが成果を出しても報われづらい環境になってしまうんですよね。
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サラリーマンが搾取されないための対策
上では「サラリーマンの人が会社から搾取されているケースが多い」と書きました。
これだけ企業が会社員を搾取する環境が整っているわけですから、対策を取らなければ間違いなく無駄に時間を浪費することになります。
なので、ここではできるだけ雇われている身でも、会社から搾取されないようにするための対策を書いていこうと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
自分の仕事はできるだけ選ぶようにする
会社で働くと、上からの指示に従わなければならないこともあります。
ですが、不本意で理不尽な仕事を押し付けられるときは、自分の意思次第で断ることができるかと思います。
なので、会社に搾取をされたくなければ、自分で仕事を選ぼうという意思を持つようにすべきです。
決して「なんでもやります!」という姿勢ではいてはいけないということです。
「何も考えずに、ひたすら働けば報われる」と思い込んでいる人は論外で、間違いなく会社に都合の良い労働力として使われてしまうので注意が必要です。
搾取する人間には近づかない
人の中には他人を自分の都合のいいように使おうとする人がいます。
会社であれば、自分がラクをするために他人に仕事を押し付けたり、他人の手柄を自分の手柄にしたりと搾取しようとしてくることがあります。
これを下の記事での紹介している『テイカー』と呼ばれる、最も関わっては悪い人たちのことを言います。
https://ten-choose.com/自己啓発/giver/
テイカーは会社では同僚にもいることがありますが、最も質が悪いのは先輩や上司といった上下関係が成立している立場の人がテイカーであることです。
そういうテイカーは立場が下の人に、自分がラクをするために、手柄を立てるために私欲のために他人を使えるように「他人を搾取ことを積極的に考えている」というわけです。
『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』で書かれている調査では、テイカーたちに搾取されることで、『他人の頼まれごとを何でもかんでも受けてしまうギバー』はテイカーに搾取され収入面が低いという結果が出たそうです。
なので、会社の中にいる他人を搾取しようとする人間には近寄らないようにすることで、搾取される機会を減らせるかと思います。
個人のブランドを築く
ここでの『個人のブランド』とは別に大層なものでなくてもいいと思います。
仕事上で使えそうな分野の知識や技術を極めて、仕事に生かします。
そうすると「この仕事は○○さんにしかできない、やってもらったほうがいい」という会社から必要とされる人材になるわけです。
そうすると、会社側は特化した働き方ができる人材がいないと効率よく仕事が回らないことに気づきますから、その社員の待遇をよくしたり、融通をきかせようとするわけです。
これなら主導権はその人が持てますから、会社から搾取されないにくくなるといえます。
それぐらい重要人物になると、会社の上の人に堂々と文句を言うこともできるんでしょうね。
また、できれば会社の仕事でもできるだけ、他社の人と関わる機会があるのであれば、積極的にコミュニケーションをとるようにして、世の中にできるだけ自分の名前が認知されるような働き方が大切です。
「〇〇さんとまた仕事がしたくて~」なんていわれるぐらいになると、自分の名前で仕事が転がり込んでくることもあるかと思います。
その結果、入社から3年足らずで社内で上から3番目に立場が偉い地位まで登り詰めている人もいました。
こういう人は仕事をするたびに実績が自分の名前に積みあがっていくので、結果がどんどん大きくなってくるようになるんですよね。
最後に:搾取されることに慣れるな!
搾取されている状況によっぽどの理由がない限り、メリットはないですよね。
その会社に雇われていることで「オレ〇〇会社に勤めているんだぜッ!」と権威を表すことくらいなもんですからね。
そして、弱い立場でいることで「自分が変わらなくてもよい」状況も作れることもありますが、そういう状況は人生の時間を無駄に浪費することになると思います。
なので、大したメリットがないのだから、搾取なんてされないように努力をしていくべきなんですよね。
どうでもいいと感じている会社に無駄に人生を捧げるよりも、信念をもって働ける環境にできるように行動を変えてみたり、環境を変えてみたりとやれることはたくさんあります。
だから、搾取されることに慣れないようにしましょう!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
またね(/・ω・)/
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