なんか全然仕事で結果が出せないな…。
同期たちはみんなそれなりに成果を挙げられているのに、なんで自分だけ…。
おまけに要領が悪くて人より仕事が遅いんだよね
この仕事好きなんだけど、向いてないのかな?
仕事が全くできないわけではないのに、成果が出せないという方は結構いるのではないでしょうか?
別に周囲に能力的に劣っているわけではないのに、なぜか仕事ができないといった感じに。
もしかしたら、それはその企業にある仕事のやり方、つまり『マニュアル』が関係しているのかもしれません。
仕事のしやすさに関係してくる”企業内でのマニュアル”。
本記事ではそんな企業内にある既存のマニュアルについて書いていこうと思います。
仕事でのマニュアルの扱い方
なんでもかんでもマニュアルに従っていればいいというわけではありません。
あなたは会社のマニュアルや仕事のやり方にルールがあるのはなぜだかご存知ですか?
一般の企業でマニュアルが設けられている理由は
”作業や成果物、サービスの最低限のクオリティーを保つ”
”フォーマットにしておくことで作業を共有できる”
といったところでしょうか。
つまり、これらのマニュアルの特性のみを優先させればいいといえます。
そして、この特性を理解しているとしていないのでは、仕事や働きで結果が出せる人とそうでない人に分かれるといえます。
では、そんな既存のマニュアルの扱い方について書いていこうと思います。
マニュアルの先をいく
あなたがもしも仕事のする際に「マニュアルに従っていえばいい」と言いう考えを適用しているのであれば、改めるべきだと考えています。
マニュアルは最低限のクオリティーを保つという特性ですから、マニュアルどおりに仕事をしていても最低限の成果物や働きにしかなりません。
それこそ、企業で優れた社員とそうでない社員の違いは、”物事を考え自発的に行動できるか”だと考えています。
これは上司や取引先の要求通りの働きの範囲内にとどまってしまうかどうかということです。
例えば、取引相手が要求したことを忠実に再現したとするならば、取引相手は要求した通りの予測できる成果物や働きをなされたので、そこまでは喜ばないかと思います。
ですが、取引相手の要求に対して、「取引相手は~という目的があってこの仕事を頼んできたんだよな。なら、こうすることでさらに目的に近づけるんじゃないのか?」と考え、取引相手に提案するとします。
そうするとその提案が良いものであれば、「確かにそうだよな。自分たちが考えもしなかったことまで考えてくれているな」と取引相手は思うわけです。
これがよく企業で言われる『付加価値』を与えたという状況になるかと思います。
これはマニュアルでも同様なことが言え、「なんでこのマニュアルがあるのか」と設けられている目的を考え、その目的をさらに大きな成果に結びつけるような働き方ができるかが、マニュアルをあてにして思考停止している社員と優れている人との違いだったりします。
なので、”マニュアルの目的の理解”と”マニュアル設定の目標値を超えるような働き方”が重要だということです。
既存のマニュアルに自己流のアレンジを加える
「この人に仕事を任せたら、こういうメリットがある」と思わせるような働き方ができることが理想的だといえます。
つまり、最低限の品質を保つためのマニュアルから、高クオリティーの働きができるマニュアルに作り替えていくとよいということです。
そのためには、マニュアルの重要な特性を残しながら、自分自身で付加価値を加えられるようにアレンジをしていくことが大切だと考えます。
周囲が一定の評価が得られる働き方をしている中、自分自身はそれ以上の働きが常に出せるような状態にしておくことで仕事上で得られる評価も頭1つ抜けるようになるかと思います。
そのために「自分がこの仕事を頼むとしたらどういうことをしてもらえると嬉しいか」を考え、その嬉しい要素を含めた働きを効率よく一定的な品質を保つためのマニュアルに作り替えるんです。
これが仕事で評価される人が常に評価を得続けるための秘訣ではないかと考えています。
仕事で成果が出せないのはマニュアルに固執しているからかも
仕事をこなすスピードに影響を与える
企業で仕事をしていると『仕事が遅い』と言われる人がどの企業にもいるかと思います。
そういう人は『能力が低い』というレッテルを貼られることがあります。
ですが、実際は別にその人が『能力が低いから仕事が遅い』という考え方は些か判断を出すのは早いといえます。
なぜなら、もしかしたら「マニュアルに従わなければいけない」という考えが、その人の仕事のスピードに悪影響を与えていると予想ができるからです。
作業をしていて、マニュアルに沿っていないことに気づき、上司に怒られると考えてやり直したり。
マニュアル上の工程を飛ばして作業を終わらせてしまって、後々辻褄が合うように調整したり。
上記は着手したての頃と、慣れてきたときに起こりうるケースだといえます。
慣れていなければマニュアルを何度も確認しますし、慣れてきたらマニュアルへの意識が疎かになります。
これって、最悪な仕事上でのジレンマですよね。
それも、こういった状況に陥る人って『自由な発想をする人』だったり、『しっかり者』が多いように感じます。
普段の人の指示に従う人だったら、こういった他人の考えが投影されたマニュアルに疑問に持たずに取り組めるかと思います。
自分で考えることを意識されている方や合理的な考えを持っている方は、「この作業にどんな意味があるのか」というところから考えてしまう傾向にあるかと思いますから、自分が求めた答えがなければ、スムーズに取り組めなかったりするんですよね。
実はこれに関しては私も少し経験があったりします。
私が、大学を卒業後の入社1年目には与えられた作業に対して、「なぜするのか、どんなメリットがあるのか、もっと効率的にできるのではないか」など疑問が絶えず生じていました。
このせいで、全く作業に集中できなくて、同期よりも劣っているという印象を周囲から持たれていたかと思います。
他人のせいにするのは良くないですが、自分が求めた答えを仕事を振ってくる人から得られなかったのが結構大きいのかなと感が手いたりします。
割と与えられたときに的確に疑問に対して、質問をしていたと思うのですが、「ウチはこのやり方でやってきた」とか理由になっていない答えで返されることがおおかったんですよね。
逆にしっかりと疑問に答えてくれた場合は、作業スピードがかなり上がったりしました。
この経験から『自分が正しい』と思える答えを持つことが重要であり、仕事で成果を挙げたいのであれば、まずは疑問の払拭からするべきだと感じましたね。
本来のパフォーマンスを発揮できない
「マニュアルに従わないといけない」という考えは働きの質にも影響を与えると考えます。
「マニュアル通りにやれば怒られもしないし、仕事もまぁまぁなクオリティでこなせる」という考えが、付加価値の追求の妨げになるといえるかもしれません。
そうなれば、本来それ以上のモノを作り上げられるのに、平均レベルのモノでとどまってしまうきっかけになりかねません。
また、他人が作ったマニュアルは自分に合ったやり方でないことがほとんどですから、パフォーマンスにも影響を与えるのは当然だったりします。
私もマニュアルに従って仕事ができないタイプだったりします。
私自身も「マニュアル通りにやる」ということが全くできなかったりします。
私が会社員の頃の新人のころ、マニュアルを意識しているときには、まったく仕事ができない落ちこぼれ状態でした。
私は結構理屈っぽく、かつ常識やルールを疑うということが習慣になっていた時期があります。
ですから、「なんでこんなやり方でやらないといけないんだよ」って感じで、常にグダグダ仕事をしていたと思います。
そのせいで、上司からお叱りを受けることが結構あったんですよね。
もっというのであれば、就職活動のときも就職セミナーの講師が教えてくれた就活でのマニュアルを意識していて就職活動が長引いたという経験もしています。
就職セミナーで教わる内容って、今となってはどうでもよく、面接官にとってはどうでもよいことだと理解していますが、学生の頃は途轍もなく破ってはいけないルールだと感じていたんですよね。
そのせいで、その教えてもらったマニュアル通りにやろうとして、面接で答えるときも「この質問の時はどうこたえるんだっけ」みたいな考えをしてしまい、答えがすぐ出せなかったりしていました。
それに加えて、「主体性やグループのリーダーとしてのエピソードを話すと良い」を鵜吞みにして、話を誇張していたりと、もはや自分が何をしているのかすらわからなくなっていましたね。
その結果、就職活動は夏休み明けまでしていたことは今でも鮮明に覚えていますね。
このように私は「誰かが決めた分からないローカルの中でのマニュアルや型通りにやらなければいけない」という状況でうまくいった試しがありません。
このように仕事でも就職活動でもマニュアルに沿って行動した結果、本来の自分の実力を発揮できないという経験を私はしています。
これってきっと、私と同じようにマニュアルを意識するあまり実力を発揮できていない方って、自分が気づいていないだけで結構多いと思うんですよね。
ですので、上でも書いた『マニュアルを自己流でアレンジする』、もしくはマニュアルの特性だけを残して自分に合ったやり方に作り変えることをお勧めします。
私もそうやって、これまでの苦手なものを得意なものに変えてきました。
マニュアルにとらわれるな
「仕事で成果が出せない」「なんだか仕事がしづらい」という方は結構いらっしゃるかと思います。
そういう時は大抵、自分のやり方でやれていないときだと思います。
そうだと思ったら、”既存のマニュアルの特性を残して、自分のやりやすいように作り替える”ようにしてみましょう。
そうやってできるだけ高クオリティで付加価値を加えていけるような状態にしていきましょう。
周りがやっていることが、自分の頭で考え抜いた結果、無駄なものだと感じれば、すかさず捨てる選択をするとよいかもしれません。
成果が出せて、相手に喜んでもらえることだけを追求できる働き方が大切ですからね。
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