フリーターのお金事情【お金がない理由・将来・老後の問題を解説します】

フリーター

どうも、元フリーターのむぅチャソ(@mw_chaso)です。

 

一般の人からしてみたら、フリーターと聞くと『お金に困る』というイメージが強いかと思います。

「このご時世、正社員でもお金に困っているのに、フリーターは大丈夫なの?」と疑問を抱く人も少なくないでしょう。

 

その疑問の結論を言うと…。

フリーターはお金に困ることがほとんどです。

この結論の理由について本記事では書いていきます。

 

ターゲットこれから会社を退職してフリーターになろうとしている方

フリーターのお金事情を知りたい方

 

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フリーターの『生涯年収』は正社員より圧倒的に少ない

ここでは正社員とフリーターを比較しながら『生涯年収』について書いていきます。

ここでお伝えしたいことは「フリーター金銭面でどれだけ正社員との格差があるか」ということです。

このテーマはフリーターの人生でとても大きな問題ですので、ぜひ自覚するために読んでみてください。

 

正社員とフリーターでの生涯年収の差はどれくらい?

フリーターの生涯年収は正社員と比べると2倍近く差があると言われています。

 

WORKPORTによると、フリーターの生涯年収は『9815万円』程度であることに対して、正社員は『1億7801万円』といった”2倍近くの差がある”とされています。

就職エージェントなんかの他の調査では”3倍近く差がある”なんていうデータもあったりします。

むぅチャソ

フリーターと正社員の収入の差はとても大きいです。

日本は国全体でみて格差社会と聞きますが、非正規と正規雇用の間だけでも、ここまでの格差があるのは驚きですね。

 

ここまで収入の差があるとなると「正社員にはできて、フリーターにはできないことが多い」といえます。

フリーターは『家』の購入は難しいといえます。

家は資産であり、購入すれば今後の住む場所に困ることはありません。※特に老後は安心できます。

こういった住むところの確保ができないフリーターの今後はあらゆる面で不都合が生じるかと思われます。

 

お金がなければ、できないことが増えます。

もしかしたら、若いうちは特に問題はないかもしれません。

しかし、将来的には「周りにはできて、自分にはできない」という状況に不満を感じることも増えてくるでしょう。

ですが、その不満を感じた時には、大抵は手遅れのことがほとんどです。

 

なぜ、正社員とフリーターには差ができてしまうのか

厚生労働省の調査結果(PDF資料)』を確認してみると、正社員とフリーターでは収入の格差はとても大きいことが分かります。

そして、ここでは「なぜそこまで格差が生まれるのか」の理由を解説していこうと思います。

 

主に格差が生まれる理由は下の通りです。

・給料の増減

・ボーナス

・退職金

 

正社員と比べてフリーターの収入が低くなるのは、上のような理由がとても関係しています。

では、上について簡単に書いていきます。

 

給料の増減

正社員がフリーターよりも収入が高い理由の1つは”勤続年数による給料の上昇”が関係しています。

コレがフリーターの一定的な収入とは大きく異なるポイントになります。

正社員 → 勤続年数で年々給料が上昇する。

フリーター → 能力があろうが、努力してようが報酬は一定である。

 

極論をいえば、”正社員は企業に勤めているだけで、もらえる報酬は増えていく”ということです。

それも、何年も経てば、もはやフリーターの手が届かないレベルにまで高くなっているといえます。

 

ボーナス

正社員には『ボーナス』といった企業からもらえる臨時収入的なモノがあります。

この「ボーナスがもらえるか」の差もフリーターとの格差のもとになっています。

フリーター:給料(労働時間に依存)

正社員:給料(固定)+ボーナス

 

毎月勤労統計調査』によれば、中小企業を含む企業のボーナスの平均は『93万円』とされています。

つまり、これだけの大きな金額がそのままフリーターとの格差になるわけです。

これももちろん、給料によってボーナスの額が変わりますから、時間がたつほど大きくなります。

 

退職金

『退職金』とは”退職した労働者に対して企業から支払われる金銭”のことです。

そして、主に定年を迎えた人が退職とともにもらう報酬となります。

 

この退職金の平均額は『マイナビ』によると、勤続20年以上の場合で高卒だと『1,128万円』、大卒だと『1,941万円』とされています。

フリーターには退職金はありませんから、シンプルに生涯年収の差になります。

 

そして、フリーターとして、働き続けてもこれだけのお金が手元に残ることはないかと思われます。

 

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フリーターは『資産』が手に入りづらい

ビジネスマンと医療保険

 

正社員の場合は勤めている会社の信用で、金融機関や企業からお金を借りることができます。

つまり、正社員の場合には”会社が信用度(収入面)の後ろ盾になっている”ということです。

 

逆にフリーターには何もありませんから”社会的信用がない”といえます。

社会からしたら、「フリーターは安定した収入が見込めず、返済能力が低い」と見なされるということです。

 

こういった社会的信用度が低いフリーターのお金事情について、ここでは書いていきます。

 

ローンを組むことができない

基本的にフリーターはローンを組むことができません。

それも一時的な少額のお金の貸し借りも行うこともできないこともあります。

 

フリーターは『クレジットカード』すら作成することができない場合があります。※『楽天カード』など一部は除きます。

そういった小さなお金の貸し借りですら、拒まれるほど社会的に信用がないわけです。

 

だから、「すぐに数万円必要だ」といった緊急な問題が生じても、比較的高いリスクを負ってお金を用意しなければならないわけなのです。※利息の高いところでお金を借りることが可能。

 

車や家などの高いモノが購入しづらくなる

上のような小さなお金の貸し借りに関しては、できなくても問題はないかもしれません。

しかし、高価なモノに関しては不都合が生じたりします。

例えば、『家』なんかはローンを組めなければ手に入らない代物です。

家が購入できれば『住居の確保』となりますから、購入しておきたいところです。

 

しかし、賃貸はいくらお金を支払っても自分の資産になることはありません。

そう考えると、毎月家賃の代わりにローンの返済をしていったほうが、後々は資産になりますから、ローンを組めたほうがいいですよね。

 

人生の中で「資産を手に入れられるかどうか」というのは結構重要だったりします。

家のように実用的なモノを購入すれば便利ですし、お金に困った場合は売却すれば多少お金を用意することも可能です。

 

こういったお金についての融通が利かないフリーターは不便を強いられるかもしれませんね。

 

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正社員は意識しない『税金・年金』

年金手帳とお金

 

正社員として働く人の多くは、ここで話す『税金』を知らないかもしれません。※給与明細に記載されているので知っている人もいる。

だから、これらを知らないままフリーターになった人は「えッ!毎月の支払いが多すぎるんだが…」と頭を抱える状況になったかもしれません。

 

ボク自身も税金を考慮していなかったために、会社を退職した当時は「お金が足りない…」と予想以上の支払いに焦っていたのを覚えています。

 

こういった正社員が意識していない『税金』について書いていきます。

 

フリーターが払うべき税金

フリーターが払うべき税金は下の3つです。

税金の種類・所得税

・住民税

・国民健康保険

この税金が地味に生活を圧迫したりします。

なので、この3つは最低限、これからフリーターになる方は抑えておきましょう。

 

所得税

所得税所得税とは”自分が稼いだお金に対して課せられる税金”です。

所得税には定められた金額ごとに課せられる税金の%が異なります。

 

所得税は労働者の給与に課せられる税金です。

なので、稼いでいれば支払う額も大きくなりますし、そうでない場合は低くなります。

 

この所得税は給与が”103万円以上”となった場合に支払い義務が生じる税金です。

 

また、所得税の納め方としては、給与支払いの際には雇用元から天引きされるケースがほとんどです。

 

住民税

住民税住民税は”県や市に納める税金”です。

住む場所や自分自身の状況(扶養がいるなど)によって支払う額が変わります。

 

住民税はお住いの県や市に納める税金です。

その住民税の支払いの回数は年に4回もしくは一括で支払うことになります。

 

むぅチャソ
フリーターの頃のボクは住民税を年4回の支払いにしていましたが、その1回の支払いに3万円程度支払っていました。

あの頃は生活するのも大変だったなぁ…。

 

国民健康保険

国民健康保険国民健康保険とは、”日本国民が病気やけがに対して、その費用の一部を国が負担してくれる保険”です。

「国が負担する」というのは、税収(国民から集めた税金)によって賄われます。

 

ボクたちが病院にかかる際に安く済むのは国民保険のおかげです。

ボクたちが病院で診察や治療を受けるときに保険証を提示します。

その際、費用は3割負担で済む(年齢によって異なる)のは国民健康保険があるからなのです。

 

この税金は”65歳未満”の国民から徴収されます。

加えて、自営業者やフリーターといった未就業者を対象にしています(正社員は健康保険)。

そのため、国民健康保険はフリーターの方でも毎月支払わなければなりません。

 

むぅチャソ
ボクが会社を退職した当時は、1か月に2万円程度支払っていたかと思います。

フリーターの収入で毎月この金額を支払うのはキツかったです

 

フリーターは年金もしっかり払わないといけない

年金は税金ではありませんが、支払う義務がありますので税金みたいなものです。

そんな年金のイメージは下の通りです。

×:「年金は老後に受け取れるお金を国に預かってもらっている」

○:現在の年金受給者の生活を保障する制度。

 

現在の年金の仕組みは”賦課方式”が採用されています。

賦課方式とは”ボクたちが今支払っている年金を、現在の年金受給者の生活のために使われる”という仕組みになります。

 

そして、年金の支払い額は収入など関係なく、一律(令和2年3月まで月額16,410円)です。

そんな年金の支払いを怠ると財産の差し押さえられる可能性もあります。

なので、「税金じゃないけど税金みたいなもの」と書いているわけです。

 

もしも、年金の支払いが難しいという方は、役所にて『猶予・免除届』を提出すると、将来もらえる年金額が減りますが、支払わなくてよくなります。※収入に応じた条件があります。

 

年金について、もうちょっと詳しく知りたいという方は下の記事も併せて読んでみてください。

年金制度とは ~読めば大体は理解できる分かりやすい解説
あなたはもしかしたら、年金と聞くと老後の生活費として支給される「老齢年金」をイメージだけをお持ちではありませんか?もしかしたら、「年金がどういうものか正直全く理解できていない」という状態かもしれません。...

 

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ずっとフリーターだと『老後の資金』がないかも

 

フリーターが最も恐れないければいけないのが”老後”です。

「フリーターは老後が大変かも」というお話をしていきます。

 

フリーターは『老後の資金』を貯められない

フリーターの収入では金銭面的に老後に備えることができません。

それこそ、数十年後はバイトすら雇ってもらえないことも考えなければならない。

 

正社員はうまくいけば、定年まで会社に雇用してもらえます。

雇用される間は『安定して、かつ生活費以上の満足のいく報酬』が受け取れるので貯金も可能です。

また、定年時には『退職金』が受け取れるところがほとんどですから、大きな老後の資金が得られるわけです。

退職金の平均は『大卒は2,280万円・高卒は1,970万円(厚生労働省)』となっています。

正社員はこの退職金と現役時で貯めてきた貯金で老後に備えられます。

 

逆にフリーターは老後の資金を貯めるのは難しいです。

フリーターの多くは生活ができるギリギリの収入だと思います。

加えて、退職金はありません。

そうなると、フリーターの老後は『年金頼り』といえます。

 

フリーターは特に『年金』は期待できない

上の続きです。

「フリーターの老後の生活は年金頼り」と書きました。

 

しかしですね、その『年金』はあてにできません。

コレに関しては、あらゆるメディアで何年も前から取り上げられ続けているので理解できるかと思います。

現在の国民年金(個人事業主・フリーター)の平均年金受給額は月額『5万5千円』とされています。

持ち家があるならギリギリ生きられるかもです。

 

加えて、現在でも「自分たちが高齢者になっても年金はもらえないんじゃないか?」など騒がれていたりします。

この疑問に関しては可能性はありますが、騒がれているほどではないと思っています。

ですが、高齢者の数よりも現役労働者数が下回ることが予想されることから、年金の受給額は今よりも下がると考えられます。

年金や社会保障などは国の制度です。

コレを撤廃することは難しいです(生活ができない高齢者が大量に出てしまうため)。

そして、撤廃すれば『国自体の破綻』を意味しているといえます。

 

しかし、政府が「国民の老後の生活を保障するのは難しい」と考え始めているのは事実です。

その証拠に、最近メディアにて、国が「現役時に〇〇〇〇万円の貯金は必要だよ」といった、「老後のために自分自身で備えろ」といったニュアンスの発言をしてきています。

 

こういった現在の状況から、フリーターの老後の生活は今後かなり深刻化していくといえるのです。

 

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最後に:フリーターは過ごし方の見直しは必須

 

本記事では「どれだけフリーターは金銭的に問題があるか」について書いていきました。

そして、本記事の金銭的な問題点はほんの一部だと思っています。

なので、これからフリーターになる人やただバイトだけをしている人は、過ごし方を変えたほうがいいです。

 

そして、何より…。

いつまでもフリーターではいてはいけません。

 

会社に勤めるのもいいですし、それが嫌なら個人で働けれる能力を身につけるのもいいです。※個人で稼ぐの激ムズです(経験談)。

 

そして、将来的なお金の問題に対処できる手っ取り早いのが『就職』です。

加えて、現役時には『貯金』、定年退職時には『退職金』がもらえる企業に就職しましょう。

 

就活は年齢が若いほど成功率が高いです。

というのも、若い人材であれば、スキルよりも将来性を考慮して採用する企業が多いからです。

なので、20代後半・30代ならすぐに就活を始めるべきです。

 

 

そして、フリーターの就活の際は『就職エージェント』を利用するのがお勧めです。

エージェントに頼れば、就活に必要なことは教えてもらえ、かつあらゆるサポートをしてくれます

ちなみに下はフリーターに特化した就職エージェントで知名度の高いところの一覧になりますので、参考にしてみてください。

 

対象年齢

セールスポイント

ネットでの口コミ

ハタラクティブ
10代・20代

・優良求人3,000社以上

・自分発見カウンセリング

・書類選考・面接対策

★★★★★
DYM就職

10代・20代

・優良求人数2,000社以上

・書類選考なし

・ 面接対策/書類選考指導

★★★★☆
ウズキャリ
10代・20代

・IT企業に特化しており、エンジニア志望には打ってつけ。


・カウンセリング、面接対策、書類添削など

★★★★☆
いい就職.com
/・求人掲載数5,000社
・個別サポート/セミナーが充実
★★★☆☆
第二新卒エージェントneo
18歳~28歳・未経験OK求人5,000社以上

・キャリアカウンセリング

 ・選考対策/各種セミナー

★★★☆☆

 

就職エージェントと上の口コミについて知りたい方は下の記事を読んでみてください。

フリーター向け就職エージェントサイトの選び方+口コミおすすめ8選
正社員になれるフリーターに特化した就職エージェントの選び方から口コミおすすめランキング(1位~8位)を紹介。

 

正社員ですら、お金に困るケースがあります。

そう考えると、フリーターはお金に困る機会がさらに多いといえます。

ですので、今生活ができているからと安心していないで、将来に向けて早い段階で備え始めるようにしたほうがいいわけです。

 

ぜひ、自分の将来について考えてみてください。

 

 

フリーター・ニート向け就職エージェントサイトの選び方+おすすめ6選

フリーターにおすすめな副業6選【元フリーターのボクがやったこと】 

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

またね(/・ω・)/

 

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