「引っ越しのバイトはマジでもうしたくない…」
私は数年前ですが、自分の理想としている働き方を実現するために、会社を退職して、無職だった頃があります。
その時、私は前の会社で貯金で過ごしていましたが、お金が無くなっていくのが怖いのと、自分の知らない体験をしたくて、1か月間みっちり色々なアルバイトが経験できる派遣のアルバイトをしていたことがあります。
その時に「引っ越しアルバイト」を経験しました。
正直、学生時代色々なアルバイトを経験をしてきましたが、ダントツ1位で「引っ越しアルバイト」がきつかったです。
給料はほかのアルバイトよりも良いので魅力的に感じると思います。
ですが、それだけで始めようというのであれば、ちょっと考えが甘いかなと思いますよ。
私はこの引っ越しアルバイトをして、二度と経験しなくてもいいように知識と技術を身につける努力をするぐらい、キツイ体験をしました。
そんな引っ越しアルバイトで味わったキツイことについてお話をしたいと思います。
※ここで書く内容は自分の独断の考えであり、すべての引っ越い業に当てはまるわけではないので、それだけは勘違いしないでください。
肉体的疲労が半端ない
やはり、最も引っ越しアルバイトをするか検討されている方が懸念するのが、自分の物理的な力が足りるかどうかですよね。
そして、1日を通しての仕事ができるかということでしょう。
冷蔵庫や洗濯機などはアルバイトの場合は二人体制で運ぶことがほとんどだと思います。
ですが、一人で20kg近くの段ボールをもって家からトラックへ、もしくはその逆の移動を強いられるので、肉体的に疲れます。
それこそ、エレベーターが使えない2階以上の部屋に運び入れることになれば、重い荷物を持ちながら階段を上らないといけないので、慣れるまでは足が生まれたての小鹿のようになるでしょう。
私は経験しました(笑)。
次の日は確実に筋肉痛になるので、朝の目覚めは最悪でした。
ですが、荷物を運ぶことに関しては、何日かこなせば慣れてくると思うので、頭を使わない分、身体を動かすだけで済むので、シンプルに力と体力に自信がある方は問題ないかと思いますよ。
一緒に働く人たちが恐い
これは引っ越しのアルバイトをネットで調べると「引っ越しの仕事をしている人はほとんどがヤンキー」みたいな書き込みをよくみかけましよね。
それはただ単にアルバイトをした人が自分に合わない、人間関係がうまくとれない人が悪口を書いているだけに過ぎないと思っていたんです。
ですが、引っ越しのアルバイトの初日で、その書き込みを書く理由が分かりました。
もうね、本当にヤンキー(笑)。
言葉遣いもそうですが、振る舞いもすごかったです。
お客さんの前では、フレッシュで人当たりが良いと印象を受けると思いますが、作業中やトラックの中では、下ネタやら、暴力的な会話が1日中続いてましたね。
別に私が虐められたというわけではなく、ただ単に会話をしているとそういった内容になりやすいということです。
3日間、トラックの中ではそんなヤンキーにサンドイッチにされていた状況ですね。
オオカミの檻に羊が入れられた感じですね。
現場によっては、ほかのチームと合流して作業をすることがあったんですが、おじさんが20歳近く離れた社員に荒い口調で怒鳴られているなんてところも見かけましたね。
なので、こういった恐い方々に対して、免疫のない方はやめておいたほうが良いかもしれませんね。
指示してくれる人間がいるとは限らない
引っ越しのアルバイトって研修がないことがほとんどです。
そのため、初めて日が浅い方は現場の責任者に指示してもらえないと、自分がやる作業が全く分かりません。
ですが、ほとんどの場合、お客さんの家で作業するわけですから、作業員はテキパキと働かないといけない状況になります。
自分の現場の責任者も忙しくしているわけです。
自分の現場の責任者によりますが、私の場合は、放置状態ということも多々ありましたね。
何していいかわからないから、責任者に聞きに行ったり、作業している人を手伝ったりと、引っ越しアルバイトの仕事内容を知らないなりに必死に仕事を探していました。
私でもギリギリ何か作業をしている状態を作っていましたが、他のアルバイトの方は「つったんてんじゃねぇーよ」だの、「金はらわねぇーぞ」なんていう叱られ方をされていましたね。
みんな必死に働いているフリをしたり、無意味な行動をして過ごしていたと思います。
ですので、状況をみて、仕事内容を理解できない方は、アルバイトの初めの頃は厳しいかもしれませんね。
予定されていた労働時間よりも長くなることがある
基本的に1日に何件も現場をまたぎます。
繁忙期であれば、多い日で4軒の引っ越し作業があると聞きました。
私の場合は当初の予定は3軒でしたが、3軒目が終わったあたりで連絡が来て、4件目の現場に向かった日もあります。
それに関しては、労働時間が8時から18だったのですが、最終的に終わったのが20時になりました。
ただでさえ、長時間労働でかつ、作業環境が悪いことで肉体的精神的に疲れているのに、「もう今日の仕事は終わりだ…」と思った矢先に、新たな現場なわけですよ。
思わず、舌打ちしてしまいそうになりましたよ(笑)
拘束時間が長くなるのが嫌な方は、スーパーなどの比較的定時で帰れるアルバイトにしたほうが良いかと思います。
引っ越しアルバイトをした感想
引っ越しアルバイトをした感想を一言でいうと、「肉体面よりも精神面がキツイ」ということです。
きっと引っ越しのアルバイトをするか検討されている方は、力仕事なので、「自分の今の体で耐えられるか?」といった肉体面だけの不安を持たれている方もいらっしゃるかと思います。
確かに、肉体労働なので、そういった肉体面の部分が気になるのはわかります。
ですが、それ以上に精神的にツライ経験することになるかもしれないので、軽い気持ちで始めようとすると、痛い目を見るかもしれませんね。
これは私が体験したことであって、皆さんがそうなるとは限りません。
ですので、いい経験として、一度、引っ越しアルバイトの体験をしてみても良いかもしれませんよ。
もしかしたら、その経験が人生を大きく変えるかもしれませんから。
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