ネガティブ閾値とは – 些細なことで喧嘩する夫婦は離婚率が低い!?

心理学

 

よく「小さな不満で言い争いをする夫婦」と「小さな不満は我慢してできるだけ争いを避ける夫婦」どちらが良いのかと言った議論などがテレビでされていたりします。

 

昔ながらの考え方を持った夫婦だと、家の主であるご主人の意見に従う奥さんといった立場関係ができてしまっていることが多いかと思います。

 

ですが、近年そういった立場関係から、ストレスをためた奥さんが離婚を申し出るといった事例も少なくありません。

 

では、夫婦間でのやり取りでは、どういった考え方が理想なのでしょうか?

 

本記事では、そういった夫婦間での考え方を結論づけた心理学的実験をご紹介をしたいと思います。

 

 

 

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離婚の危機に陥りやすいのはどっち?

 

仲の良い夫婦や恋人同士でもケンカになったり、別れたりしてしまうものです。

 

そういった男性と女性の関係について、心理学者「ジョン・ゴッドマン」と数学者の「ジェームズ・マレー」が発表したのがネガティブの閾値(しきいちです。

 

このネガティブの閾値が高い夫婦は、小さな不満に目をつむって我慢し、できるだけ衝突を避けようとします。

 

逆にネガティブの閾値が低い夫婦は、小さな不満に対して衝突をしてしまいます。

 

一見、ネガティブの閾値が低い夫婦のほうが、些細なことで言い争いをしてしまう分、気が合わないと感じたり、関係が良くないと感じて、離婚してしまうのではないかと考えてしまいがちです。

 

ですが、実際はネガティブの閾値が高い方の夫婦のほうが離婚率が高いという結果が調査で分かっています。

 

ジョン・ゴッドマン氏は数百人のカップルの会話や表情などを記録し、二人が別れるのは、負のスパイラルがに入ると別れるのは時間の問題だということを突き止めました。

 

ところが、記録を通してみてみると、ポジティブな会話が多いカップルのほうが別れる確率が高いことが判明しました。

 

これは、日ごろからお互いの不満な点を我慢し続けることで、ストレスはもちろん、お互いの嫌な行動や考え方がそのまま生活の中で継続されます。

 

それに加え、一度違和感を感じるとその部分が気になるようになり、さらにストレスが積もっていくのです。

 

その点、ネガティブの閾値の低い夫婦は、ちょっとした不安も口に出し関係を壊し、その都度関係を修復しているのです。

 

このことから、どんな夫婦にも適度なガス抜きが必要だというわけです。

 

このように、普段から衝突しているのと、していないのでは、衝突を繰り返している夫婦の方が関係が保たれやすいということが分かります。

 

 

離婚が予測できる感情がある

 

結婚生活の安定性について、長年研究してきたゴッドマン氏によれば、離婚が約94%の確率で予測できる破壊的な感情が4つあるとされています。

それは「批判」「防衛」「はぐらかし」「軽蔑」とのことです。

 

相手の人格に対する「批判」、「防衛」的な態度をとること、拒否的態度ないし対話から感情的に引きこもる「はぐらかす」、優位な立場から相手を「軽蔑」するといった4つの態度が夫婦間の関係を壊し離婚に繋がると考えられています。

 

その中でも、「軽蔑」は最も重要とされ、パートナーからこの感情をぶつけられるストレスによって免疫まで下がり、病気になりやすくなることまで予測できるほどだと言われています。

 

このように、軽蔑といったパートナーから「お前は何もできないな」と罵られたり、軽んじられることから、離婚に繋がることはもちろん、それに耐え続けることで心身的な病気になるということです。

 

このことから、昔の夫婦のあり方である外で稼いでくる主人が偉くて、家で家事をする奥さんの立場が弱いといった関係は奥さんの負担が大きくなりかねないということです。

 

ですので、現在、もしくはこれから結婚する男性は家庭内で上下関係を作らないような考え方にするべきだということがいえるでしょう。

 

 

円満な夫婦生活を送るには

 

ジョン・ゴッドマン氏の実験では、夫婦の離婚になりうる原因が明らかになったものでした。

 

このジョン・ゴッドマン氏の実験から、円満な夫婦生活を送るために必要なことが分かります。

 

まずは、お互いの考えや不満を言い合うということですよね。

 

お互いに衝突を避けることで、不満のある現状を維持し続けることになります。

 

そうなれば、ストレスが爆発して取り返しのつかないような結果になりかねません。

 

それであれば、お互いに意見をぶつけ合い、大きな不満になる前に、小さな不満のときに関係を壊し、関係を修復していった方がよっぽど健全ですよね。

 

次に「批判」「防衛」「はぐらかし」「軽蔑」の4つの離婚の原因を避けるようにするということです。

 

これは、家庭内での上下関係はもちろん、「自分のほうが優れているから正しい、相手の全てを知っているという慢心」から生じるものだとも言えます。

 

恋愛の類似性と相補性とは」でも書いていますが、こういった夫婦の関係を保つためには、お互いの欠けている部分を補う関係が重要なのです。

 

そういった自分にできないことを、現在パートナーが補ってくれている点を見つけてあげることが大切です。

 

自分は料理や掃除が苦手でパートナーがしてくれていたり、自分は人間関係が上手くできないけどパートナーがいるから良い人間関係が築けているなど、生活の中でたくさんあると思います。

 

そういった点をみつけ、感謝することが最も夫婦を円満に過ごせる秘訣なのだと考えられます。

 

ですので、本記事を読まれた方は、ジョン・ゴッドマン氏の実験で得られた結果だけでも、頭の隅に置いて生活してみてください。

 

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