本記事では「就職エージェントを掛け持ち・併用するメリット・デメリット」を解説します。
また、ボクはフリーター時代に複数の就職エージェントを利用した経験がありますので、その経験も踏まえて説明していきます。
就職エージェントを掛け持ちするメリット
まずはボクの経験から就職エージェントの併用のメリットについて書いていきます。
多くの求人に出逢える
まず、ボクが感じたメリットは”触れられる求人の数が増える”ということです。
1つのエージェントだけの利用であれば、そこと提携している企業の求人の中から選ぶことになる。
ですが、複数のエージェントを利用すれば、その分、それぞれの提携企業の求人を紹介してもらえるので、出逢える求人の数が増える。
”就職は出逢った企業にしかできない”です。
就活は出逢った企業の中で、最も自分に合っているであろう企業を選択して選考を受けます。
その「最も自分に合っているであろう企業」の精度を上げるには、より多くの求人に出逢う必要があります。
こういった「求人の選択肢を増やす」という意味でエージェントの併用を効果的であるといえるのです。
多くの選考を受けることができる
就活を成功(選考通過)させるには”より多くの選考を受けて慣れる”ことだとよく言われます。
就活の山場である『面接』は慣れることが重要です。
数をこなせば、「選考の雰囲気に慣れる」「面接時の振る舞いやビジネスマナーを体に叩き込む」「質疑応答も数をこなせば被るためスムーズに返答」などができるようになります。
そして、「数打てば当たる」ではないけど、たくさんの企業の選考を受けることで、選考を受けた企業側で「この人と働きたい!」という企業と出会うことができると考えられます。
こういった複数の就職エージェントを通して多くの選考を受けることで、選考の場数と実際に企業と関わる機会を作れ、結果就活を成功させる近道になると言えます。
良いアドバイザーに出逢える可能性が高い
たくさんの就職エージェントを利用するメリットに”素晴らしいサポートをしてくれるアドバイザーに出逢える可能性が高まる”があります。
就職エージェントのアドバイザーは求職者の就活サポートや利用者の適性を見極めあった求人紹介を行ってくれる。
だが、そのアドバイザーも人間ですので、性格や能力が異なることからサポートの質に違いも生じる。
アドバイザーも仕事で求職者の就活サポートをしています。
なので、親身になって働きかけてくれる人もいれば、割り切って仕事を捌く程度の対応をされる人もいます。
カウンセリングにて自分が気づけなかった強みに気づかせてくれたり、多くの求人を紹介してくれた上で適した企業を具体的な理由とともに提案してくれる方がいました。
また、面接練習時に良い点悪い点をハッキリ伝えてくれて改善点を提案してくれるなどのフィードバックをしてくれる方もいました。
そういったアドバイザーには違いがあり、その多くのアドバイザーと関われるエージェントの併用は、就活において大きなメリットになりえるといえます。
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就職エージェントを掛け持ちするデメリット
次に就職エージェントを併用したときのデメリットについて説明します。
電話の数が増える
まず、ボクが気になったのは”アドバイザーからの連絡が増える”ということです。
1つの就職エージェントの利用でも、頻繁にアドバイザーと連絡を取り合うところもある。
それが併用によって、さらに連絡頻度が高まるといえる。
利用者によって、1つのエージェント利用だけでも「アドバイザーからの連絡頻度が高いなぁ…」と感じる人もいます。
その対象の数が増えることで、最悪の場合、日常生活でストレスに繋がってしまうことがあります。
ボクは就活時に1日で5回(計1時間以上)の電話でのやり取りをしたことがあります。
また、毎日どこかしらから電話がかかってくるので、ストレスに感じたこともあります。
スケジュール管理が大変になる
次に”アドバイザーとの対談や企業選考のスケジュールの管理が大変になる”というのがあります。
複数就職エージェントを利用すると、それぞれのアドバイザー主導でどんどん予定を入れられる可能性がある。
そして、その予定を管理して上手くこなすには、かなりのスケジュール管理が要求される。
予定が入りすぎると把握しきれなくなることがあります。
そして、悪い場合には企業との予定をすっぽかしてしまい、企業の選考が受けられなくなったり、そのエージェントの利用ができなくなったりします。
同時期に登録したエージェントでは、同時期に選考が入ります。
一時期は同時に4社とやりとりしていたボクは、同じ日に選考が被ることがあって大変でした。
選択権が増えることで迷う
就職エージェントの併用によって多くの求人を確認することができます。
しかし、”多くの企業情報を目にすることで悩み・迷いが生じる”こともあります。
多くの求人を紹介されることで「どこに就職すればいいのか」と悩むこともある。
内定をもらった後に「本当にこの企業に就職してしまっていいのか」と迷うこともある。
求職者にとって嬉しいことではある「求人の選択肢が増える」ですが、それがかえって悩みの原因になってしまうこともあるのです。
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複数の就職エージェントを併用するときのコツ・注意点【実体験】
ここではボクが就職エージェントの併用で得たコツや注意点について説明していきます。
就職エージェントは2,3社がベストかも
「多ければ多いほど良い」という気持ちで多くの就職エージェントを同時に利用するのはやめましょう。
上で説明したデメリットを重大なレベルで味わうことになったり、就活がまともに進まないことにもなります。
選考同士のバッティングが生じドタキャンをする羽目になる。
また、選考の頻度が高ければ、1つ1つの選考への準備も中途半端になってしまうこともあり、かえって選考の通過ができない原因にもなったりする。
なので、ボクの結論では”併用する就職エージェントの数は2,3社が丁度いい”と思っています。
初めにたくさんのエージェントを利用していたボクも最終的には3社まで減らしました。
そうすると、選考同士を適度な間隔をあけられたので、しっかりと準備をして選考に臨めました。
【推奨】1社は特化型の就職エージェントを利用する
就職エージェントには総合型と特化型があります。
そして、エージェントを併用するなら特化型を1つは入れておくと良いです。
総合型は幅広い分野・業界の求人を扱っているが、専門性のある分野には弱い。
特化型は扱う業界の幅は少ないが、その分特定の分野に強みをもっていたりする。
最近のエージェントではIT業界に特化したものもありますし、特定の条件に当てはまる人向けのエージェントなどもあったりします。
そういった自分の興味のある分野があるのなら、それに特化したエージェントを併用すると良いです。
【注意】応募する求人が被らないようにする
本当に気をつけて欲しいのが”就職エージェント間の応募企業の重複”です。
違うエージェントでも同じ求人を扱っていることは全然ある。
ネットの事例では「同じ求人を複数のエージェントから応募してしまい、その企業が不振がってエージェント側に連絡がいった」というのもある。
応募求人の重複は企業はもちろん、エージェント間で要らぬ問題のきっかけになりかねません。
ですので、それぞれのエージェントに分けた応募企業をメモ帳などにまとめておき、応募の際には必ず確認するようにしましょう。
対象年齢 | セールスポイント | ネットでの口コミ |
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---|---|---|---|
ハタラクティブ | 10代・20代 | ・優良求人3,000社以上 ・自分発見カウンセリング ・書類選考・面接対策 | ★★★★★ |
DYM就職 | 10代・20代 | ・優良求人数2,000社以上 ・書類選考なし ・ 面接対策/書類選考指導 | ★★★★☆ |
ウズキャリ | 10代・20代 | ・IT企業に特化しており、エンジニア志望には打ってつけ。 ・カウンセリング、面接対策、書類添削など | ★★★★☆ |
いい就職.com | / | ・求人掲載数5,000社 ・個別サポート/セミナーが充実 | ★★★☆☆ |
第二新卒エージェントneo | 18歳~28歳 | ・未経験OK求人5,000社以上 ・キャリアカウンセリング ・選考対策/各種セミナー | ★★★☆☆ |
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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
またね(/・ω・)/
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