どうも、元フリーターのむぅチャソ(@mw_chaso)です。
ボクは新卒で就職した企業を退職してから、フリーターだった時期があります。
その勤めていた企業では人間関係も良く、職場環境もとてもホワイトでした。
ですが、会社ありきの仕事ができるようになっても、いまいちピンとこなかったんですよね。
というのも、会社から出てしまえばただの凡人で、これから一生周りと足並み揃えて普通の生活を送ると思うと退屈に感じていたからです。
また、日本の景気的に国の全体の平均所得が下がり続けていることが気がかりで、「将来このままお金に困まらないで生きていけるのか…」という疑問も持ち始めていました。
『何もできない現状の自分』と『将来への不安』から若いうちから行動に移していかなければならないなと考えました。
そして、それからは会社を退職して個人で稼ぐ道を歩み始めました。
そんなボクでしたが今振り返って、こんなツイートをしてみました。
ボクがフリーターだった頃は、今では考えられないぐらい悩んでいたことを思い出した。
「お金」「将来への不安」「他者との格差」といったものでおし潰されそうになっていたな。
今は別にそんなに悩みはないけど、またそういう状況にならないように
とりあえず保険として勉強ばかりしていたりする
— むぅチャソ (@ten_choose) 2018年10月16日
そんなボクが会社に退職して感じた『会社員とフリーターの違い』について書いていこうと思います。
本記事の内容・会社を退職した後の問題
・会社員だった頃よりもツライ環境になった
はじめに:どんなアルバイトをしたか
まず初めにボクがフリーターになって、どんなアルバイトをしたかについて紹介していこうと思います。
たぶん、会社員とアルバイトでは仕事内容が全く違ってきますから、そこら辺のイメージを持ちやすくするために書いていきます。
きっと、会社員からフリーターになる方は「アルバイトってこんな感じなんだぁ」ぐらいの感じの内容になります。
そして、「アルバイトは職場で最も低い立場である」ということが理解できるかと思います。
ですので、フリーターとして生活していくイメージを持っていただければと思います。
※興味がない方は飛ばしてしまっても何ら問題ない内容になっています。
引っ越しバイト
ダメな点・1日耐えられないぐらいの重労働
・誰も教えてくれないので動き方が分からない(精神ダメージが深刻)
・怖い人(口が悪い / 暴力的)な人が多い
人生の中で最もインパクトがあったのが『引越しバイト』になります。
引っ越しバイトの感想
これは本当に精神的にも肉体的にもキツすぎたバイトでした。
そして、主観ですが、このバイトはあまりお勧めしません。
「時給高いじゃん♪力には自信あるからやってみよう!」といった軽い気持ちでするのは痛い目にあう可能性が高いです。
引越しバイトの体験談
ボクは3か所の引越し会社で働き、合計10日間ぐらい働きました。
稼働時間的には1日10時間ぐらい働いて13,000円の日給払い(手当も含む)でした。
こうしてみると、「バイトにしてはいい感じの金額だな」と思いますね。
ですが、引越しバイトはやはり肉体的にキツイです。
荷物は対象の家にもよりますが、衣類などの軽い荷物もあれば、本や金属製品が詰まった段ボールは30kgぐらいある段ボールが大量に出てくるところもあります。
だから、やっているうちに「もう腕があがりませんわ…」ってな状態になっているのに、先輩から「急いで運べぇ」とムチを打たれながら、無理やり運ぶことになります。
新人だと特に長い距離運ばされたりします。
そして、人によっては肉体的なモノよりも精神的なダメージのほうが大きい場合があります。
引越しバイトで働く人たちって柄が悪い人が多いんですよね。
車の中では常にタバコを吸ってるし、暴言ばっかり吐いてたりします。※ボクの経験談です。
なんなら、仕事の仕方も教わっていないのに「突っ立ってんじゃねぇぞ」みたいな感じで、常に怒られないように動いていましたね。
他のアルバイトの人も複数人いましたが、表情からして全員ビクビクしながら働いていたと思います。
フリーターになるということは、バイト先では一番下の立場になります。
そして、こういった理不尽が横行しているような場所で働くと地獄をみます。
なので、引越しバイトをするなら、始める前に絶対にネットで調べたほうがいいです。
詳しくは下の記事で控えめに書いていますので、参考までに読んでみてください。
工場バイト
良かった点・単純作業なので、気楽にできる。
・深夜も働けるので、時給が高くなりやすい。
ダメな点・工場側にすべて管理されている(刑務所みたい…)
・同じことの繰り返しであるため、気が狂いそうになる
次に印象深いのが『工場バイト』です。
工場バイトの感想
基本的には単純作業で本当に気楽にできるアルバイトになります。
そして、工場バイトはあまり人と関わらないので人間関係を気にしなくて済みます。
ですが、単純でかつ長時間同じことを繰り返すので精神的に病みやすいです。※ボクは丸一日、頭の中で秒数を数えていたことがあります。
なので、頭を空っぽにして、ロボットみたいに一定の動きをするのが得意な人は向いているバイトなんじゃないかなと思います。
工場バイトの体験談
ボクは単発の派遣で工場バイトに入っていました。
なので、全部で5か所でバイトをした経験を持っています。
ボクの場合は時給1,100円で9時間労働の職場でした。
そのどの工場バイトでも、一定の動きをする単純作業しかありませんでした。
ボクも流れ作業の中の一人として、何も考えずともできてしまうレベルでした。
しかし、長時間の立ち作業だったので、足が途轍もなく疲れました。
でも、肉体的な疲労はそれぐらいでした。
そして、何よりもキツかったのが退屈な作業であることで、アルバイト中は時間の流れが遅く感じるというモノです。
「時間停まってね?」って思うぐらいに時間の進みが遅く感じたこともあります。
ですが、全体で見れば割にあうバイトだと思いますね。※引越しバイトより10倍マシ。
下の記事に工場バイトについて控えめに書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ドラックストア / ホームセンター
良かった点・勉強になる(商品や専門知識が身につく)
・同僚と会話しながら働ける
・働いている実感が沸く(モノを売って貢献できる)
ダメな点・時給が安い
・パートさんたちの派閥争いに巻き込まれる(人間関係が面倒)
・接客業なのでクレーマーにダル絡みされることがある
ボクが最終的に腰を据えたのが『ドラックストア』になります。
ドラックストアで働いた感想
今までバイトの中では最も印象が良いバイトでした。
作業内容も色々あって、それなりに楽しめた感じがあります。
また、人間関係が良好であれば、さらにバイトが楽しくなると思います。
モノを売る業務になりますから、セールストークも上手くなったりと実践的な学びもありました。
加えて、商品に詳しくなったり、専門知識も得られるので、日常的に役立つ学びも得られたかと思います。
ドラックストアの体験談
色々なバイトを経て、行き着いたのがドラッグストアのバイトでした。
1か所を2年近く働いていました。
その時の時給は昼間で980円でした。
時給だけ見ると、他よりも低い感じがします。
でも、『レジ打ち』『商品出し』『接客』など、業務内容がいろいろあるので飽きにくいと思います。
なにより、業務中に少しずつであれば、同僚同士で話しても良かったので、暇つぶしを潰すことには困りませんでした。
しかしですね、少し”人間関係が面倒”と感じる時もありました。
昼間だと中年女性(夕方は学生)ばかりになります。
そして、大抵が自分本位な考えを持っていたりします。※ドラックストアで働く友人数人も言っていた。
「ドラックストアはパートさんで成り立っている」と言っても過言ではないので、あまり強く言うと恨みを買って厄介なことになります。※集団でバイトをやめられることがあります。
なので、コミュニケーションが苦手な人や人間関係で悩みたくない人は、避けたほうがいいかもしれませんね。
それ以外は全て満足のいくバイトだったと思います。
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会社員(正社員)とフリーターとの違い【デメリット】
会社員からフリーターになることでメリット部分があることは間違いありません。
しかし、デメリットのほうがメリットを上回ってしまうことは全然あり得ます。
そして、このデメリットが会社員との大きな違いになるといえます。
なので、ここではフリーターになることでのデメリットについて書いていきます。
フリーターのメリットについて知りたい方は下の記事を読んでみてください。
予想以上に時間がない
もしかしたら、「会社員でいるよりも、フリーターのほうが自分の時間が確保できる」とお考えの方もいるかと思います。
ですが、実際は逆に”時間が以前よりもなくなる”なんてことはザラです。
下でも書きますが、フリーターになることで今まで意識していなかった支出が出てきます。
にも拘わらず、アルバイトの賃金は安いわけです。
そうなると、今まで以上の支出を考慮して安い賃金でお金を稼いでいかなければならないということになります。
その支出分は必ず安い賃金で稼がないといけないので、結果的に時間が無くなってしまうわけです。
いままで以上にお金が無くなる
上では”会社員よりも毎月支出より大きくなる”と書きました。
その理由は住民税や国民健康保険などの『税金』関連の支払いをアルバイトで稼いで支払わなければならなくなるからです。
フリーターになれば、退職して1年目には去年分の所得から計算された税金を支払わなければなりません。
ボクの場合は「国民健康保険」「市民県民税」「年金」などの1年間での支払いを合計すると100万円程度になっていたかと思います。
年金に関しては、市役所に行って猶予の申請をすれば、将来もらえる年金が減ってしまいますが、1年間は支払わなくて済みます。
それでも、健康保険と市民県民税だけで相当払うことになります。
フリーターになって、逆に支出が増えるのはキツイです。
そういった税金に加えて、『家賃・食費・光熱費』といった毎月の支出があります。
そうなると、アルバイトで15万円程度稼いでおかないと生活ができないということになります。※生活レベルを下げまくれば別です。
そんな15万円を稼ぐためには、アルバイトの時給が1000円とした場合、1か月150時間働かないといけないことになります。
逆に一般の会社員が『1か月間 / 1日8時間』とした場合、160時間となりますから、同じぐらいの労働時間で収入にはかなりの差があります。
生活費を稼ぐのにも会社員とフリーターでは効率が全く違うといえます。
無駄な時間を過ごすことになる
ボクは会社員からフリーターになって、ガッカリしたことがあります。
それは、会社員のときと比べて『無駄な時間が増えてしまった』ということです。
何が無駄になるかというと”アルバイト業務そのもの”です。
バイトで取り組む業務のレベルが低すぎます。
だから、学ぶことができない以上、ただ小銭を稼ぐためだけに毎日を過ごすという状態になってしまうわけです。
もちろん、アルバイトは責任を背負わなくてよくなります。
コレは「ストレスが溜まりにくい」といった精神的なメリットがあるものの、成長ができないことから将来的なメリットは一切ありません。
ですので、フリーターになることで、「成長できない&低賃金」といった、かえって悪い状況に陥ってしまうわけです。
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会社員(正社員)とフリーターとで決定的な違い【将来性】
フリーターと会社員とでの大きな違いは”将来性の有無”です。
フリーターの働きには下のような問題点があります。
・仕事上で経験値が積めない
・キャリアが積まれない(履歴書に職歴が書けない)
・収入が全く増えない
上は全て正社員であれば、少なからず得られるモノです。
しかし、残念ながらフリーターの場合はほとんど得られません。
極論を言えば、会社員は毎日会社に行くだけで、プラス換算されていく立場です。
ダラダラしてようが職歴に追加されていきますし、年収だって勤続年数で増えていくことがほとんどです。
そして、真面目に働けば、高度な業務にも携われますから大きな学びも得ることだって可能です。
フリーターは何もしなければ、ただ状況を悪化させる立場です。
無職期間と年齢が長くなれば、それだけ就職や可能性が減っていきます。
だから、「気楽だから」と目的もナシにフリーターでい続けるのは、ボク的にはお勧めしないわけです。
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フリーターの今後の動き方
上までで「フリーターのデメリット」について書いてきました。
次にデメリットを踏まえた上で「フリーターになったら、何をしておけばいいのか」について書いていきます。
ここの内容に関してはフリーターだったボクの経験から書いていこうと思います。
「やっておいて良かったなぁ」と思うことを書いていきますので、「フリーターと並行してこういうことをやっておいたほうがいいのか」と頭の片隅にでも持っておいてください。
専門知識(資格)を得る【企業は資格で若干優遇してくれる】
将来的な『保険』になる
専門知識を持っておくと『可能性を広げる+将来への備え』に繋がります。
専門的な知識というのは、勉強した人にしか手にできません。
それゆえに希少性があり、その分野の知識がない人に対してビジネスを展開できることもあります。
こういった理由から”将来的な雇用に関しての保険になる”と考えられるわけです。
上では「フリーターは将来性がない」と書きましたが、フリーターは年齢とともに深刻な問題を抱えることが多いです。※特に職を失うリスクです。
だから、そうならないために『資格』などの「その分野の知識を保有していますよ」と表現できるモノを前もって準備しておくと良いわけです。
また、それだけではなく、資格を取得すると、その分野に愛着を持てます。
愛着が持てれば、それにこだわり、伸ばそうとします。
1つのことでも特化していれば、自分自身に需要が生まれますから自分自身の将来性を上げることができるのです。
そして、資格取得や専門知識を蓄えることは結果を出しやすいです。
勉強を真面目にすれば得られるモノなわけですから、個人や会社で実績を挙げるよりも難易度が低いわけです。
なので、フリーター期間に何もできていないという場合には、特定の分野に絞って勉強をしてみると良いかと思います。
きっと、人生の中で救われる時が来ます。
専門知識の保有は就活でも活用可能
正社員からフリーターになった人でも、ずっとフリーターでいるのは、まずあり得ないかと思います。
家庭を持とうと思えば定職に就く必要があるでしょうし、バイトでは雇用に満足できなくなることがほとんどです。
そういった将来的に訪れる「就職したい」という気持ちに備えておく必要があり、その備え方として資格取得が有効なわけです。
ボクはフリーター時代に就活をした時期があります。※個人で取り組んでいることが上手くいったので採用は断ってしまいましたが…。
「趣味は何ですか」「弊社でどのように働けますか」などの質問に対して、資格の話で乗り切れる場面が結構ありました。
結果的に、1か月経たずに数社から採用をもらえました。
ちなみに面接での資格をテーマに話すときのコツとして「〇〇(資格の分野)について興味がありすぎて、△△などについても勉強していました」みたいに話してみると良いかもです。
「本当にその専門知識が好きなんだ」ということを出すといい感じになります。
技術を身に着ける【年齢が高くなった時の対策】
企業から即戦力扱いされる(年齢が高くてもOK)
フリーターで問題なのは、年齢が高いのにも関わらず「スキルなし・職歴なし」といった状態でいることです。
正直、「年齢の割に能力値が低い」という状態は、企業側も正社員として雇うメリットはないといえます。
企業側はスキルがなくても、若い人材であれば教育にコストをかけることもあります。
20代であれば、仕事ができなくて当たり前だし、今後どんどん伸びてくる時期だからです。
しかし、30代40代は別で、この年齢であれば他社で培った技術を持った人材を採用したほうがコストが低く、利益を生むと考えます。
今はフリーターでも、今後ほとんどの人が就職を考えるハズです。
そのときに、技術力があれば、年齢関係ナシに就職先は容易に決めることができます。
その就職に備えて、少しづつでも技術力を磨いておいたほうがいいわけです。
ちなみに、当分は廃れない職業は下の通りです。
お勧め職業・『AI・自動化』に携わる職業
・ビックデータなどから役に立つ情報を引き出す『データサイエンティスト』
・Googleを始めとした、検索エンジンのアルゴリズムの分析を行う『SEOスペシャリスト』
・SNSを利用したマーケティングを行う『ソーシャルメディアマネージャー』
上のような技術を磨いておくと良いかもしれませんね。
技術があれば、個人で稼ぐことも可能です
今の時代、個人で稼いでいる人はそこらじゅうにいます。
そういう人たちは元々はスキルなしから稼いでいる人も結構います。
ボク自身も個人で主に『エンジニア・投資』で稼いでいたりします。
自論ですが、0から個人で生計を立てようとするのは難易度高めです。
しかし、売りモノになる技術力があれば、全然余裕で生活できるかと思います。
ボク自身も売れる技術を持ってから、徐々に個人で稼げる金額が増えていきました。
参考記事:フリーターは技術力を持つべき話
現在ではフリーランスとして働きやすい環境が整ってきています。
例えば、ボクも利用していました『クラウドワークス』では個人が企業の案件を簡単に受けることができます。
『ライター』『プログラマー』『デザイン』などいろいろな案件が転がっているので、実績を積んでいけば安定して稼げるようになるんじゃないかなと思います。
興味があるのなら、クラウドソーシング最大手の『クラウドワークス』の案件を確認してみるといいかもです。
ちなみにフリーランスもそうですが、アルバイトと並行して副業を考えている人は下の記事を参考にしてみてください。
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最後に:フリーターとして居続けてはいけない
選択肢として『一生フリーター』はあり得ません。
「就職するか」「個人で稼ぐか」といった二択になってくると思います。
フリーターでいることでメリットは確かにあります。
しかし、時間が経つにつれて、メリットよりもデメリットのほうが大きくなっていきます。
なので、楽だからと言ってフリーターでい続けるのはやめましょう。
そして、これからフリーターになろうと考えている人は、バイトをしつつ、『技術力』『専門知識』を意識した生活を送りましょう。
一応、フリーターでいてもいいタイムリミットについた記事を下に貼っておきます。
フリーター・ニート向け就職エージェントサイトの選び方+おすすめ6選
フリーターにおすすめな副業6選【元フリーターのボクがやったこと】
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。
またね(/・ω・)/
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